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夢で会いましょう

ずいぶん昔に読んだ本で、好きで何度か読んだ。引っ越しやらなんやらでどこかにいってしまい、書店で見つけた時思わず手に取っていた。久しぶりに読み始めると、あぁ、と思い出すものもあればこんなだったかなと思うものもある。

好きだなと思った話や印象的だったものはしっかり覚えていて、昔も今も「オールナイト」は良いなと思う。夢どころか寝ない話なんだけどさ。

ここに書かれているような話みたいに、支離滅裂というのか意味不明なのに真面目にストーリーが展開されているのが正に夢の中の出来事で、起きてから思い出すと全然話の辻褄も合わないのに、夢の中では大真面目にあれこれしているのが面白い。

必死に走っても全然進まなかったり、救急車や警察を呼ぼうと思っても全然電話のボタンが押せなかったり。めちゃくちゃ幸せで途中で夢って気づいてもうちょっと!と思ったら目が覚めたり。よく分からないけれどしゃくりあげるほど泣いていたり。声をあげて笑っていたり。

記憶の引き出しにあるのもが夢に出てくるって言われたりするけど、実体験の記憶とは限らないのかな。実体験にしては不思議な夢多くない?

夢でも良いから会いたいと、そんな風に思う相手はもう会えない人なんだろうか。そんな人と夢で会えたら嬉しいし、はちゃめちゃな夢を一緒に楽しんでみたい気もするけれど目が覚めた時にすごく寂しくならないだろうか。夢から覚める時にもう一度失うことになるのなら、会えなくていい。

夢って不思議だね。毎日見てるのかもしれないけどほとんど覚えてないや。そういえば気づいたら6連勤だった。まだ2日しか終わってない。先は長い。

眠れないあなたと、もしも夢で会えたのならそれはそれでしあわせかもしれないね。

おやすみなさい。また明日。

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