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言葉だけじゃ足りないものを伝えられる力が写真にはあると思う

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言葉だけじゃ足りないものを伝えられる力が写真にはあると思う

最近の記事

フトアゴヒゲトカゲと散歩

爬虫類が好きなわけではない でもなぜかフトアゴヒゲトカゲがいる たまには外に出さなきゃ と言ってリードをつけて外に出す次女 思った以上に動きが早い ダンゴムシを見つけては パクリとする 葉っぱもむしゃむしゃする 撫でると気持ちいいのか 目を閉じる 好き…ではないはず でもちょっとかわいいかも と思う自分を意外に思う お花と一緒に撮ってみよう なんて言ってしまっているのは もうすでに心が 掴まれてしまっているのかも …しれない

    • 瀬戸酒造店 杜氏の言葉

      田園風景の一部のようにある 瀬戸酒造店に訪れる。 創業は慶応元年(1865年)とのことで ここに一歩足を踏み入れると 空気感が変わるのがわかる。 そして「縁を形にする」という 杜氏の想いが心に響く それはひとりでは作り上げることができない さまざまな方の力があってこそのもの との想いがこの言葉に凝縮されている その想いを写真に その言葉を肴に 一杯頂こうと思う。

      • 開成町あじさいの里

        山あいにある たんぼのあぜ道沿いに 色とりどりの あじさいが映えている なにげなく咲いているように 見えても たくさんの方が手間をかけて この風景を作りあげてきたものだと思うと 感慨深くなる 写真だけでなくこの田園が いつまでも残っていてほしいと 歩き眺めながら心に思う 雨に濡れたあじさいは 水が光を流し きれいに映してくれる いつもと違った 風景が見れる雨の日も またいいなと思い シャッターを切る 開成町あじさいまつり 2024年6月8日(土)〜16日(

        • 蘇州 水路の情景

          中国の蘇州はユネスコ世界遺産に 登録されている庭園が有名だけれど 訪れた時には運河沿いを歩きながら 写真を撮るのが好きだった。 時間を作ってはカメラを持って 何度か足を運んでいたことを思い出す。 人や小舟が行き交う景色を ただ眺める 声や物音は 静寂さとはかけ離れていたけれど そのざわめきを 静かに切り整える あの感覚を懐かしく思う

        フトアゴヒゲトカゲと散歩

          土いじり 心なごむ時間

          毎年プランターで ちょっとした野菜を育てている 無農薬栽培でとか 安心だからとか そのようなこだわりを 持っているわけではなく 土に触れていると なぜだか落ち着き その土でなにかを 育てたくなってしまう 落ち葉を集めて 堆肥にしたり 固くなった土を 手でほぐしたり 石とか根っことかを分けるのに ふるいにかけたり ミミズに感謝したり 土の触り心地が 変わっていくのが気持ちいい 土と触れ合う そのことにただ没頭する そんな心がなごんでいく 時間が好き

          土いじり 心なごむ時間

          高校野球 今だから思えること

          久しぶりに野球場へ 足を運んだ お互いのかけ声 ボールが跳ねる音 打った時の金属音 すべてが懐かしい 体格やスピード感 髪型の違いはあっても 音だけは変わっていない 忘れた頃に見る夢がある 部活に行けなくなってしまう夢 みんなが頑張っているなか 自分ひとりだけ 入り込めなくなってしまう夢 ハッと目が覚めて なんともいえない気持ちになる。 学生の時に取り組んだことの影響は 自分が思っている以上に深いのかな と思わされてしまう 楽しいことよりつらいことの方が 確

          高校野球 今だから思えること

          ところざわ サクラタウン 角川武蔵野ミュージアムとダリ展

          ところざわ サクラタウンにある 角川武蔵野ミュージアムは 図書館・美術館・博物館を 〝まぜまぜ〟にした複合文化施設で 「古代の火山積層物が地表に 割り出てくるイメージを建築化した」 デザインになっている。 また隣接する本棟・神社・テラスも 景観を損ねることなく一体化していて まわりを見て歩くだけでも 色々な写真が撮れておもしろい とはいうものの せっかくの機会なので 企画エリアのグランドギャラリーで サルバドール・ダリの企画展が 開催されていたので足を踏み入れてみる

          ところざわ サクラタウン 角川武蔵野ミュージアムとダリ展

          伊豆パノラマパーク つつじの彩り

          葛城山から見える富士山を見てみようと思い 伊豆パノラマパークへ訪れた。 お昼頃に到着してしまったので 富士山はおぼろげだったけれど 思っていた以上にツツジが咲いていて 予想外のうれしさに包まれる。 カメラを持ってしまうと どうやって撮ろうか あれこれ考えてしまうことが多かったけれど この日はなぜか気持ちが緩やかで 景色を眺めながら歩いては ひと休みを繰り返し お茶を飲んだり 持ってきたお菓子を食べたり 味噌だんごを買って食べたり 体力とお腹が空かない程度に散策する

          伊豆パノラマパーク つつじの彩り

          成都大熊猫繁育研究基地 ジャイアントパンダの仕草

          中国の成都にある ジャイアントパンダ繁殖研究基地は 自然に近い環境で たくさんのジャイアントパンダを 飼育していることもあり 様々な仕草を目にすることができる。 カメラを意識しているような 意識していないような そんな仕草に心が掴まれ 夢中になって シャッターを切ってしまう。 仕草は思い通りに ならないけれど 思うようにならないのが 当たり前で 思うようにならないからこそ 気付けることがある と思えたら 少し心が軽くなった そのことに気付かせてくれた この

          成都大熊猫繁育研究基地 ジャイアントパンダの仕草

          チューリップを見て思い浮かんだ言葉

          毎年寒い時期に 球根を植え 春先に咲くチューリップを 楽しみにしている。 ただ今年は急に寒くなったからか 揃って咲かず まばらで芽が出ない ものもあった。 ちょっと残念… と思いながら眺めていたら 寄り添う という言葉と イメージが合う チューリップがあった。 ただそこで咲いているだけなのに 心が和む 言葉はないのに 何か語りかけているようで 気持ちはそばにあるよ と伝えているように見えた。 思っていることを伝えたいのに 言葉が出てこない と話してくれた

          チューリップを見て思い浮かんだ言葉

          お花見 それぞれの時間

          桜が咲いて 写真を撮りたくなって 行きたいと思っていた 場所へ向かう。 歩いてしか 来れない場所なのに 思っていた以上に 人がいて お花見を楽しんでいる。 お酒を飲んでいる人 シートの上でくつろいでいる人 ヨガをしている人 会話を楽しんでいる人 写真を撮っている人 何かを思い眺めている人 そんな中 遠くで誕生日を祝う 歌が聞こえてくる 微笑ましい光景に 頬が緩む ケーキが崩れないように 登って持ってきたのかと その心遣いを思う 薄暗くなり シャッターを切るの

          お花見 それぞれの時間

          電車の中のひととき

          通勤の電車の中では 本を読んでいることが多いが 感情移入して涙がホロリと 落ちてしまうことがある。 自分でもあれ? と思うような言葉に 心を持っていかれて しまうことがあり 涙腺が緩んでしまう 先日帰りの電車の中で 立ちながら本を読んでいた時 斜め前に座っていた方から 鼻を啜る音が聞こえてきた。 ふと目を移すと 泣いているように見える マスクをしていたので ハッキリとは分からなかったが 眼鏡をずらして 目頭も押さえている 本のページをめくる手も 止まってい

          電車の中のひととき

          アートアクアリウム美術館 GINZA 融合の美しさ

          雨が続く天気で肌寒く 桜の開花も遅れている そんなとき桜で彩られる 春の企画展があると知り アートアクアリウム美術館へ訪れた 春を感じようと思って 足を踏み入れたけれど ガラスの模様 光の模様 あわみずの模様 そこに様々な模様の 金魚が優雅に泳ぎ アートの空間に 心が引き込まれる そして桜との融合 絵画のようで 桜色が流れる 宇宙に浮かぶ 泡のような空間に 桜が映える そんな幻想的な世界の中に 人もその一部として そっと写せればと思う

          アートアクアリウム美術館 GINZA 融合の美しさ

          鉄塔 外すのではなく一緒に

          子どもの頃 車の後部座席から見える鉄塔が 車のスピードに合わせて 追いかけてきているようで怖かった。 どこの場所かも思い出せないけれど 広いたんぼに沿った国道だったように思う。 夜の暗い中で動いているように見えたから 怖いと感じたのかもしれないが 見た目は威圧感があって 近寄りがたい感じがしたし 手がたくさん生えて いるようにも見えたし 巨大な生き物のようで なんだか怖いなと思った記憶もある。 そんなことを思い出しながら 青空に映える鉄塔を撮ってみる 風景を撮

          鉄塔 外すのではなく一緒に

          自然のデザイン 雲のかたち

          空を眺めていると 思いもよらない 形や色をした雲に 出会うことがある 雲は小さな水滴の集まり その結晶が動きながら 刻一刻と形を変える姿に 見惚れてしまう そこには想像もできないような 力の流れがある 自然がつくりあげた形 自然が染め上げた色 雲の変化に 心も動かされる 写ってほしいと願い きれいだなとつぶやく この光景に出逢えたことを 誰でもない何かに ありがとう と伝え残しておこうと思う

          自然のデザイン 雲のかたち

          卒業記念発表会 積み重ねの先に

          先日理容美容を学ぶ専門学校の 卒業記念発表会があり 学びの成果を披露するステージを 撮影できる機会があった。 テーマの違う6ステージが 流れるように進んでいく 思っていた以上のスピード感で 一息つく間もないほど シャッターを切り続けた。 技術者の表現 モデルの振る舞い 技術者やモデルを活かす ライティング テーマに合わせた音楽 何かひとつ欠けても ステージの雰囲気が壊れてしまう この発表会にかけてきた想いが 姿から伝わってきて 声にならない「かっこいい」が

          卒業記念発表会 積み重ねの先に