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東京駅丸の内駅舎 レンガと回廊

先日東京ステーション
ギャラリーを訪れた。

その2階の回廊には
東京駅丸の内駅舎の歴史を
見ることができるスペースがあり

創建時の装飾品を前に
思いを巡らすことができる。


アールヌーヴォー風のデザインが
施されている階段の手すりは

従来の様式にとらわれず
新しい駅舎をとの想いが見てとれるし

月の満ち欠けをモチーフにした
ブラケットは

光が差し込むタイミングで
満ち足り欠けたりして見えていたら

おもしろいかも
なんて想像したり

板材をネジやクギで
固定するための木レンガは

規則性に並べられていて
見えない部分にまで

こだわっていたのかな
と思いながら眺めることができる。

そしてガラス窓から入り込む
光がやわらかくやさしい

移りゆく変化を見てきたこの場所の中に
想いが閉じ込められている。

この窓からはどんな風景が
見えていたのだろう

と思いながらシャッターを切り
せわしない日常にもどる。


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