稲本琢仙

編集。生きるように働く人のための求人サイト「日本仕事百貨」で編集長をしています。東京・…

稲本琢仙

編集。生きるように働く人のための求人サイト「日本仕事百貨」で編集長をしています。東京・清澄白河の「日本仕事百貨」勤務。インタビュー/編集/ライティング/撮影/ファシリテーション、コーチングも勉強中。 https://shigoto100.com/

最近の記事

11月の振り返り

いつの間にか年も明けてしまいました。 あけましておめでとうございます。今年の抱負は、健やかにたのしんで生きる、です。よろしくお願いします。 さて、今回は時間が経ってしまいましたが11月の振り返りを、取材の途中などで撮った写真と一緒に振り返れたらいいなと思っています。 最初は山口県に出張したときの写真から。 今回訪れた取材先はこちら。まだ募集しているのでぜひ読んでみてほしい。建築や不動産の会社でありながら、食堂を運営したり、一つの建物群をオフィスや図書館、お店として貸し出

    • 東と西

      東と西と言われると、ぼくは西の人間になるのだろう。生まれは三重というなんとも東西微妙なラインだけれども、文化的には関西の色が濃いから自分では西だと思っている。 味の好み的にも西の色が強い。うどんやそばはダシが透き通っているほうが好きだし、どん兵衛も西のバージョンがいい。というかどん兵衛に関しては東の人も西のを食べると世界が変わると思う。 そんなぼくも数年東京に住んでいると、東京の東と西について話すことがたびたびある。東京暮らしに関しては、ぼくは東だ。墨田区とか江東区とか、

      • 【NGO】一刻も早くこの仕事をなくしたい 世の中を本気で変える仕事/インタビュー(01)

        いろんな生き方・働き方をしている人に話を聞くインタビュー。 知り合いや人伝いで知った人に、生き方やお仕事の話を聞いて、文章で紹介していきます。 第1回は、海外に拠点を置く環境系のNGOで働いている武井七海(ななみ)さんに話を聞きました。 七海さんの素敵な人柄とともに、読んでみてください。 待ち合わせは、渋谷駅近くのカフェ。 朝9時ごろの店内はまだお客さんも少なく、本を読んだり、パソコンをカタカタしたりと、それぞれが思い思いに過ごしている。 「入り

        • 熱狂の記憶

          突然だけど、ぼくはスポーツを観るのが好きだ。 とくに好きなのはサッカーや野球。前者は海外サッカーがとくに好きで、イギリスのプレミアリーグをよく見ている。野球に関してはリアルタイムで観ているわけではないけれど、ペナントレースの結果は追っているし、日本シリーズやオリンピックは全試合観た。 そんな自分が最近いちばん興奮したのが、野球の世界大会であるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)だ。今大会は日本のチームにいる選手だけでなく、アメリカで活躍するメジャーリーガーも数多く

        11月の振り返り

          働くってなんだろう?

          去る木曜日、東京の東洋大学にて、弊社代表のナカムラケンタが社会学部の学生のみなさんへ講義をさせてもらった。 テーマは、「働くってなに?」 いまの大学生は、就職活動の時期が変わったこともあり、どこで働くのか、どんな仕事がしたいのか。悩む人が多いという。かくいう自分も学生時代は大いに迷っていた。なんなら、迷いすぎて大学院に進学し、考える時間を伸ばしたりした。 働くことは、生きること、暮らすことと直結している。だからこそ迷う。 都会で働いてそれなりのお給料をもらい、それなり

          働くってなんだろう?

          2022年11月10-11日 奈良・曽爾村

          奈良県と三重県の県境くらいの場所にあるのが、曽爾村(そにむら)。 たぶん、初見じゃ読めない人が多いんじゃないだろうか。ただ関西出身の人にはよく知られていて、この村にある青少年の家に研修に行ったとか、曽爾高原というススキの群生地へ観光で行ったとか。なんらかの形で関西の人は行ったことがあるらしい(自分調べ)。 11月、次第に寒さを感じる時期に曽爾村を訪れたのは、地域おこし協力隊の募集記事を3本分書く取材のためだった。曽爾村にはそれまでもよく取材で訪れていて、たぶん4度目くらい

          2022年11月10-11日 奈良・曽爾村

          2022年10月26-27日 長野・戸隠

          長野県長野市。 東京から長野へ向かったのは、2022年の10月のこと。今回の取材は戸隠(とがくし)という地域が舞台で、長野市中心部から車で約30分、茅葺き屋根と戸隠神社の存在でその名前を知っている人も多いかもしれない。 実はちゃんと長野市を訪れたのは初めて。せっかくなのでと、戸隠に向かう前に善光寺に立ち寄った。今年は7年に一度のご開帳の年だったそうで、この日も平日にもかかわらず多くの人が参拝に訪れていた。 この善光寺の参道にあるのが、宿坊と呼ばれる場所。いわゆる参拝者用

          2022年10月26-27日 長野・戸隠

          2022年10月13日 京都 群言堂 京都店

          島根県大田市大森町。石見銀山があるこの町には、石見銀山生活文化研究所という会社がある。 「群言堂」というアパレルブランドを全国に展開しているこの会社。大森町にある本店をはじめ、仙台や東京、大阪、京都など、各都市に店舗があり、大森町の「根のある暮らし」を伝えるショップになっている。 今回取材で訪れたのは、京都店。近鉄乗り場の近くにある伊勢丹のなかにあって、路面店とはまた違った雰囲気がある。 百貨店のなかのお店とはいえ、その面積はとても広い。L字型になっているのだけれど、フ

          2022年10月13日 京都 群言堂 京都店

          2022年9月6日 岐阜・土岐市 光洋陶器

          「ORIGAMI」というコーヒードリッパー。コーヒーに詳しい人なら知っている方も多いかもしれない。三角錐の形をしていて、裏表がギザギザ。数年前にバリスタの大会で優勝した人が使っていたことから、一躍有名になった。 それをつくっているのが、岐阜・土岐市にある光洋陶器さん。東京にケーアイという販売会社を持っていて、バリスタとのつながりからORIGAMIが生まれたのも、このケーアイが発祥になっている。 実はこのケーアイという会社には個人的な思い入れがすごくあって、日本仕事百貨に入

          2022年9月6日 岐阜・土岐市 光洋陶器

          2022年9月1日 隠岐諸島・島前 

          9月、取材で隠岐諸島の島前(どうぜん)地域に行った。隠岐諸島というと、その名前の通りいくつかの島々からできていて、そのなかでも島前と呼ばれているのは、海士町(あまちょう)、知夫町(ちぶちょう)、西ノ島町の3島。 もうすでに記事は公開されているけれど、今回の取材は海士町を中心に島前地域で活動する一般財団法人 島前ふるさと魅力化財団のスタッフと、海士町の名前を世に知らしめた高校魅力化に関わるスタッフ、そして1ヶ月間島での暮らしを体験できる大人の島留学生の募集という、3本立て。

          2022年9月1日 隠岐諸島・島前