読書で心に響いた名言集(38日目)

超訳 ニーチェの言葉

『人を恥ずかしめることは悪だ』
誰かを恥ずかしい思いにさせることは、明白な悪の一つです。
悪人は人を恥ずかしめます。盗みも殺しも、人を恥ずかしめることです。
暴力はもちろん、小さな喧嘩においてさえ、相手を恥ずかしめる言葉を使うものです。
自分が悪を行えば、それは自分を恥ずかしめるばかりでなく、恋人を、親を、友人をはずかしめる事になります。
更に、人間存在そのものをはずかしめています。
だから、本当に自由に生きている人間とは、どんな振る舞いをしても恥入らない境地に達した人間の事です。
彼らはもちろん、他の誰をも恥ずかしめることはありません。
ただ、誠実に謙虚に生きているのです。
それこそが、人間にとって恥ずかしくない真っ当な生き方です。

『テクニック以前の問題』
説得力のある論理的な文章を書く為にいくら文章技術を学んだとしても、論理的な文章を書けるようにならないです。
自分の表現や文章を改善する為には、表現や文章の技術を取り込むのではなく、自分の頭の中を改善しなければなりません。
この事がすぐに分からない人は、どこまでも目先の技術にこだわり続ける事になります。
本当に人の心に響き、心を動かす文章を書ける様になる為には、自分が読者の目線になる事がとても重要です。
どうしても、文章を書くときは自分本位になってしまい、読者の気持ちを置き去りにしてしまいます。
自分が書く文章で、読者に「どう感じて欲しいのか」「どうなって欲しいのか」「読みやすいか」などを考えながら書いていき、書いた文章を何度も推敲していきます。
読者にとって、「価値ある文章を書きたい」という思いがあるからこそ、素晴らしい作品が生まれていきます。
様々な努力や経験から、頭の中を改善していく事で、技術よりも大切で価値のある文章力を手にいれる事が出来るのです。


本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです。

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