【就活】知的体力の欠如
こんにちは。今回は、「考える力」について少しだけ思ったことを書こうと思う。
最近、現在就職活動をしている学生と面談をする機会が数回あり、そこではいろいろな話をしている。その内容は本当に様々だ。例えば、
これらは質問の一部だが、こうした質問をされる中で、ほとんどの学生に対して少し疑問に思うことがある。というか「就職活動がうまくいかなそうだな」と思うことがある。
それは、
ということだ。
「知的体力」という言葉は、かつて世界的な経営コンサルティング会社Mckinsey & companyに勤めていた伊賀泰代氏の著書「採用基準」について書かれたブログ「タイムコンサルタントの日誌から」にはこのように書かれている。
面談をしている中で、この能力が足りていない学生が極めて多いと感じる。
そう感じる理由は大きく2点あるが、順に説明していく。
例えば、前述した学生の質問の1つを例にすると、
私は、BIG4と呼ばれる会計事務所発端の外資系コンサルティング会社の1つの日本法人で働くが、この業界を志望しているらしく内定先の会社について知りたいらしい。
いざ質問を聞いてみると、
「そんなことは、Googleに聞けば3分もあれば調べられるのではないか?」
という質問であることが非常に多い。
1点目は、このように大した下調べもせずに答えを知ろうとすることだ。
面談をセッティングする時間がお互いにとって無駄であるし、自分で検索した方が効率がいい。
本当に大したことでもないのに調べないで答えを知ろうとするのは、さすがに知的体力が足りないと思ってしまう。
しかし、1点目はまだできている人がある程度いるが、特に後述する2点目についてはできていない人が多いイメージが感覚的にある。
2点目は、ネットなどで調べてもなかなか答えにはたどり着けないようなものに対しての疑問に自分なりの答えを持っていないことだ。
例えば、
みたいな質問でよく感じる。コンサルティング業界の将来性についてなどは、ネットなどではなかなか確からしい答えは見つけづらいだろう。なぜなら多くの人がポジショントークをしていたりするため、様々な人が語っている数多くの記事の中でどれが最も客観的であるかは相当調べない限りわかりづらいだろう。したがって誰かに聞きたい気持ちはわかる。
しかし、このときに少なくとも時間をかけてでも自分なりの答えは持つべきだ。私は面談を志望してくる学生がどの企業に行こうと自分には影響しないので、客観的な意見を意識しやすいが、それでも当然未来を知っているわけではない。
つまり、私はあくまで私なりの客観的な意見しか言えないのだ。
では、このようなときはどうやって学生は答えを出せばいいのか?
それは、議論をして答えを建てていけばいいのである。学生自身が考えた意見に対して私なりの客観的な意見をぶつけて学生自身はその中で腑に落ちやすい意見に論理的に作り上げていけばいいのである。
これができている学生は本当に少ないと思うが、これができることが就職活動ではマストだと思っている。
上述した2点がすごく欠けていると面談をして思った。逆に言えば、この2点をきちんとできると他の就活生に優位に立てると私は思う。
今一度、自分がこうなっていないか見つめ直すのはいいと思う。
Twinz.
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