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光る君へ

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光る君へ(42)

光る君へ(42)

今回は百舌彦がいい仕事してました。そこで呼びに行くのは指示ではないだろうから、主人の状況を察して。あの時代どのくらい上下関係が厳しかったのか、理解が足りないけれど、ずっと子供の頃から付いているからその辺りは察して余りあるということでしょうね。

宮中では、辞表を見て「返したくないなー」って本音がこぼれ出る三条天皇。慣例によって返さないといけないことになっているらしい。そういえば、以前にも辞表提出の

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光る君へ(41)

光る君へ(41)

残りの回数が少なくなってきて、どんどん詰め込んでくる。

今回はなんといっても、清少納言が乗り込んでくるところがハイライトだろう。赤染衛門、籐式部、和泉式部が並んで歌を読んでいるところまでは華やかだったが、そこに清少納言が尋ねてくるという展開。
一条天皇が身罷られてから49日もすぎたところに、清少納言が登場。てっきり喪に服していると思って喪服できたのに、すでに通常営業で驚いたに違いない。

が、そ

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光る君へ(40)

光る君へ(40)

自分の書いたものを皆の前で朗読されるというのは、作者からすると鼻高々なのだろうか?でもその内容は、それを聞く人たちにオーバーラップしたものだから、そりゃ「これどういうこと?」って聞きたくもなるのもわかる。

大河ドラマというだけあって「ゆく川の流れは絶えずして」通り時間は平等に過ぎてゆく。25年もの長きに渡って一条天皇は政を行われてきた。この頃の権力の比重はどのくらいだったのだろう。東宮を自分の意

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光る君へ(39)

光る君へ(39)

冒頭のサイコロを振るシーン。良き目を出したいと言ってい出たのが 5。両方とも奇数になればOK?周りの雰囲気からすると悪くなかったようだけど。

しかし、そんな重大なことをポロッと言うところがさすがのぶのり、と言いたいところだが、もうすっかり共通の認識だと思っていたら、ポロッもないよね。もうすぐ裳着となる賢子が気づくのはいつなんだろうか。

前回もそうだけど道長ってまひろの局に寄りすぎじゃないかな。

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光る君へ(38)

光る君へ(38)

とうとう冒頭からききょうさんとまひろさんの直接の会話が実現。同じ物書きとして内容の感想を言うところはいわゆる書評。こちらは好評価。でも書く目的となると流石にこれはききょうには看過できないこと。「怒っています」と言う表現にそれが出ているなと。まあ、他の人たちは「呪ってやる」なのですが。しかし、このタイミングでリファラル活動はないんじゃないかな。ドラクエでも、「仲間になりたそう」でないと成功しないのに

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光る君へ

光る君へ

普段、ドラマはおろか、動画も見ないのに今期は大河ドラマ「光る君へ」を見ている。「ひらがな」がきっかけだが、毎回それどころではない展開。

演じられている役者さんは、主役以外全然知らないに近い状態だったので、違和感もなにもなかったが、一条帝の凛としたところなどピッタリだし、清少納言の意見をはっきり言う所などどなたもすごいと思う。

大河ドラマは戦国もので合戦が多いイメージだが、今回はほぼそれはなく、

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光る君へ

光る君へ

長徳の変の最後、越前国への出立と話は次に向けて大きく動いたが、今回はなんといってもついに、枕草子が書かれるエピソードが大きい。

史実は史実、ドラマはドラマであって、方や史実と言われていることも本当のところは誰も見たわけではないので、何が正しいかはわからない。

言われるがまま里に下がってしまったのを悔やみ、「ずっとおそばに」という、流れだと、花びらに一言「いはで思ふぞ」と描かれた中宮様からの手紙

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光る君へ(37)

光る君へ(37)

今週はのっけから中宮様提案の冊子作り。かなり丁寧に手順が説明される。まず、清書の依頼。もちろん三蹟の行成さんにも依頼がいくわけで。ひらがなを書くシーンが多数出てきて嬉しい限り。
表紙の紙を選び糸で縫い合わせて、サイズを合わせるために裁断。表題を貼り付けて完成。全部で33帖。一条天皇もお褒めになるほどの美しい出来栄え。
あの紙の色に墨の文字だと夜に読むのはちょっと難しそうじゃないかな?

赤染衛門さ

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光る君へ(36)

光る君へ(36)

今週のメインは出産。定子様の時と違って、賑やかというか大騒ぎすぎる。そして伊周。もう5年以上やっているのでどうにいったもの。だけど、それ効いた試しあったっけ?

無事誕生はおめでたい事だけれど、事態は複雑なのでは・・・。史実をよくわかっていないから、このあと実際にどうなるかがわからないけれど、一条天皇も、道長もその報を聞いてその辺りがよぎったのでは?

そして、歌詠。あの時代の歌のやり取りって、会

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光る君へ(35)

光る君へ(35)

毎回毎回、本当に何かぶっ込んでくるところが素敵な大河ドラマ「光る君へ」。御嶽参りのあのシーンはもうツッコミどころをそのまま提供しているとしか思えない。あそこで烏帽子を落としてしまうが、流石にそれどころではない状況。あそこに行くまでに100日間の精進もあることを考えると、かなりの難行。元、まひろの旦那さんはあの派手な衣装でここを登ったり歩いて行ったのか・・・目立つな。

かつてやらかした隆家が、兄と

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光る君へ(33)

光る君へ(33)

平安時代の宮中の話になると必ず出てくる「局」。のち、江戸時代にも使われ、現代でも会社の中に出てくる(のは昭和までか?)
文章で説明されたものと違い、実際に映像化されると説得力がある。
衝立で仕切りがあるとはいえ、それも布製。ベットをカーテンで仕切って個室を作る病院の集団部屋みたいな?広さからいうと「起きて半畳寝て1畳」かと思ったけれど、この時代にはまだ畳の概念はなかった・・。映像を見るにもう少し広

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光る君へ(32回)

光る君へ(32回)

いや、毎回ちゃんと色々入れてくるところが素晴らしい。
記事を書くたびに書くけれど、自分は古典も日本史も門外漢なので、史実は史実、ドラマはドラマだと思って見てる派です。そもそも史実と言われていること自体も時代毎の考証で変わってゆくものだし。

ついに描き始めた源氏物語。先週はちょっとしか読んでくれなかったけれど、まひろが書いたという情報もあり、気になって続きを読んだという感じかな。

前回もそうだけ

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光る君へ(30)

光る君へ(30)

毎週怒涛の展開で、感想が追いつかない。
前回から3年たち、宮中はヒゲを伸ばすのが流行ってるのか、道長の髭が伸びている。そういえば、牛車に惹かれて街中を散策?見聞?している描写がある。牛飼いが牛を御すのに、前に引っ張るだけでなく、暴走しないように後ろにも引っ張る人がいて、なかなかに大変な仕事なのだと再認識。確かに、あのサイズが暴れたら誰にもとめられないパワーだろうし。

清少納言が舞台を去ったのちも

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光る君へ(28)

光る君へ(28)

「三条の宮におはします頃」が映像化されてる!!薄青の和紙に青ざしを出したところ、定子様が

「みな人の花や蝶やと急ぐ日もわが心をば君ぞ知りける」
って書くやつ!これ読んだことある。と思わず背筋を伸ばして見てしまった。定子様が生前の最後の話。

そして
「夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき」
記帳に結んであった・・・。これもどこかの本で読んだ・・・

今回は倫子と明子が鉢合わせする

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