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#5 クルミドコーヒーに行ってみよう / TWILIGHTの軌跡 〜対話から現実を創るまで〜

少し時間が空いてしまいましたが、TWILIGHTの軌跡#5をお送りします。

TWILIGHTはこのメンバーで対話を続けています。

TWILIGHTメンバープロフィール

今回は、東京・西国分寺に佇む1軒のカフェに、4人が初めてリアルで集ったお話です。
この文章はまさきが書いています。

■クルミドコーヒーに行ってみよう

前回の記事で取り上げた書籍、「世界は贈与でできている」。
その本の中にこんな記載がありました。

本書で論じてきたことは空論ではないか、という反論があるかもしれません。
しかし本書で明らかにした「贈与の構造」を、実際に生かしている例があります。
マッキンゼーを経て独立した影山知明が店主を務める、東京・西国分寺にある異色の喫茶店、「クルミドコーヒー」です。

近内悠太著『世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学』P227

これは行くしかない。

TWILIGHTが誇る行動力しょうこが「みんなでクルミドコーヒーに行ってみよう」と提案してくれました。

2022年3月5日、私たちは西国分寺に集まりました。
実は4人全員がリアルで集うのはこれが初めて。
特にいっぺいとなみちゃんは、リアル空間「はじめまして」です。
いつかいっぺいが言っていたように、オンラインでつながっていてもやはり現実に勝るものはない。対話でもそれを感じました。

クルミドコーヒーは店主影山さんの哲学が隅々まで行き渡っていて、メニューを見るだけで対話が生まれてしまう、そんなお店でした。
(クルミドコーヒーのHPはこちら

店主影山さんが目指している世界として、「植物が育つように、いのちの形をした経済・社会をつくる」があります。

お店の中にいると、樹木の中に潜り込んだような感覚で、その中には光と闇、個と全体、主体と客体が包み包まれ、〈共〉空間が存在している
世界観に共感する人が、そのまんまの存在で働き、客として訪れている。

まさに住宅街の中にあるコモンズ
私たちTWILIGHTが表現する「何か」のヒントがこのお店にあるような気がしました。

後日メンバーに、クルミドコーヒーから受け取ったことを聞いてみました。それぞれに感じたこと、受け取ったことは様々でした。

「それでいいんだ」

メニューや商品コンセプト、空間に贈与がちりばめられていて、当初noteでも色々書こうと思っていましたが、いまの気持ちは、
「みんなそれぞれに感じて、気づいてほしい」
そんなお店です。

クルミドコーヒーの経営哲学については、影山知明さんの著作「ゆっくり、いそげ」と「続・ゆっくり、いそげ」に詳しく書かれておりますので、ぜひお手に取ってみてください。
いまや、TWILIGHTのバイブルになっている2冊です。

影山知明著「ゆっくり、いそげ」と「続・ゆっくり、いそげ」

このクルミドコーヒーで1つの大切な出会いがありました。
それはまた次回に。

#6へ続く)

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