#6 システムの目覚め / TWILIGHTの軌跡 〜対話から現実を創るまで〜
こんにちは、まさきです。
#5に続き、TWILIGHTの軌跡#6をお届けします。
TWILIGHTはこのメンバーで対話を続けています。
今回は、クルミドコーヒー初訪問の続きです。このとき、私たちが大きく動き出すきっかけとなる出会いがありました。
■システムの目覚め
クルミドコーヒーに来る前に、しょうこが私たちにこんな投げかけをしてくれました。
システムコーチングとは、文字通り2人以上のシステム(組織)に対してコーチングをすることです。
私たちは対話はしてきているが、果たしてそれを「システム」と呼んでよいものかどうか、そこをしょうこも気にしていました。
しかし、コーチングを実践している我らですから、システムコーチングに対する好奇心が勝ちます。ぜひやってみようという流れに。
そのシステムコーチングを提供してくれる「たつさん」こと林達雄さんが、たまたま転勤先からご自宅のある国分寺近辺に帰ってきてるとのこと!
なんたる偶然。クルミドコーヒーまで会いにきてくれました。
たつさんはシステムコーチングを丁寧に説明してくれました。
システムが慣れ親しんだ領域を「一次プロセス」、未知で新たに萌芽している領域を「二次プロセス」、その境界線を "エッジ" と呼ぶとのこと。
システムとしていかにその "エッジ" を超えるかが肝になります。
「私たちは対話を重ねてきているものの、無意識に暗黙の制約がかかっていて、それぞれ言葉にできていないことがまだまだたくさんあるのではないか」
おそらくメンバーそれぞれが「私たちの "エッジ" は何か」という問いを持ったことでしょう。
そして、プロセス指向心理学の創始者アーノルド・ミンデルによると、システムが主体的な合意形成を行っていくためには、下記3つの段階(レベル)それぞれを共有する必要があるとのこと。
私たちは、ドリーミングレベルでの対話はしてきたが、合意的現実レベルの対話があまりできていない。むしろまだ遠慮があるのではないか、そこにエッジがあるのではないか、といったより突っ込んだ対話が自然と口にできるようになりました。
会社のような組織では合意的現実レベルでの会話がほとんどだと思います。私たちは合意的現実をすっ飛ばして、ドリーミングもしくはセンシェント・エッセンスの対話を重ねているのが特徴です。だからこそ見えてないことがありそうです。
おそらくシステムコーチングのクライアントとしては稀有な存在。
「何か始まりそうな気がする」
私はもやもやした感覚とともに、そんな気持ちを抱きました。
こうして3時間があっという間に過ぎました。
私たちはそれぞれが言葉にできない感覚を抱いていたと思います。そして、システムとしての自覚が芽生え、さらなる進化に思いを馳せ、西国分寺のクルミドコーヒーを後にしたのでした。
次回からいよいよシステムコーチングが始まります。
(#7へ続く)
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