10分日記 #85 東大も検討していた「9月入学」問題の根本的問題点

こんばんは、
isukです。

今日の記事

今日の記事は、最近話題になっている「9月入学」の制度に関して、2011年に東京大学がそのことについて検討していた時期がある、という内容のものでした。

「海外は9月開始の大学が多い」とはいうものの、オーストラリアやドイツでは9月ではない時期に入学の時期を迎えています。

WHY(なぜこの記事を選んだのか)

・少しきっかけがあってこの問題について考えたことがあったから。

・海外の大学は皆9月開始のものだと思っていたが、思っていた以上に様々な開始時期があって驚いたから。

・「9月入学」に関する記事が新聞の大半をしめていて驚いたから。

HOW(この記事からどのような学びがあるのか)

今回の報道に関していうと、私は9月入学に反対です。

まず、コロナに起因する問題に対する、表面的な課題解決としての9月入学は良くないのではないかという点を主張します。

これは、「コロナで十分な授業を行えていないからこの半年を空白期間として、9 月から全てをリセットする」という安直な思想のことを指します。

9月入学、という制度上の問題を解決することが、今回コロナで発生した課題を解決できる手段ではないと思うからです。

今回の最大の問題点は、

・通常の教育体制が機能していないため、学習ができなくなってしまっている学生が存在している

という事実です。

つまり、

・オンラインだろうが、なんだろうが、全ての学生が学びを止めないでいることができる

状態が、問題点が解消されたゴールの状態として考えられます。

そうした際に、9月入学制度を実施する

ということがこのゴール状態に対してあまり機能していないのではないかと考えることができます。

加えて、「学校」側のデメリットも大きいと考えます。

高校までは授業料もかからないところもありますが、大学になってしまえば、授業料は貴重な学校の収入源です。

それがこの半年間空白となってしまうとかなりの痛手であると思います。

実際、私の通っている大学の職員の方も口を揃えてお金がないという問題を口にしており、金銭的に余裕のある大学の方が日本においては少ないのではないでしょうか。

以上のような理由から、今回の9月入学に関しては私は反対です。


ただ、目標設定とどこに置くのか、が変わってくると話は別です。


日本が再び世界において頂点にて君臨するための人材を輩出することが至上命題

と国が判断をしたのであれば、国際競争力の高い人材をより発生しやすくするために9月入学のような決断をしても良いと思います。

終わり


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