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勉強が嫌いになるのはいつ?その理由について考えてみました。

3歳の娘は、現在「勉強」ブームです。


ひらがなの読みは、ほぼほぼコンプリートしました。

また数日も10までは読むことができます。


書く方でも、自分の名前をひらがなで書けますし

1、2、3、5、6、7、9、0

に関しては書くことができます。

※4、8は難しいようです。確かに!


夜、寝る前には「お勉強しよ」といって、ペンとノートを持ってくる姿には

パパはもうトロけてしまいそうです。



かたや…


高校生を相手にするとこうは行きません。

私は高校国語科なのですが、

やれ漢字だ、文法だ、評論だ、古典だ、小論文だ…


生徒たちは、なぜまぁこんなに「勉強」が嫌いなのか。


国語はまだ良い方で、英語、数学などに関しては

ジンマシンが出る生徒もいました(ホントです笑)


3歳と17歳…

もちろん個人差は多分に、ちょ〜多分にあるでしょうが


いったいどこから「勉強」が嫌いになるのでしょうか。


もちろん、それがわかれば苦労はしませんし、

私も高校教師ではなく、文科大臣かはたまたベストセラー作家か、あるいは教祖にでもなっているでしょう。


ですが、自分のことを思い返してみると、見えてきたことがあります。


私は、小学生までは「勉強」が好きでした。

教科書や資料集を見ると、知らないことのオンパレード。

それを知ることで、自分が賢くなっていくことが快感だったのです。(キモいですが…)


ただ中学生になると、「勉強」のことが嫌いになりました。

中学生の時は、嫌々でしたが何とかくらいつき、成績は上位層でしたが…

高校生になると、レベルが高くなっていき、能動的に「勉強」をしなかった私は…あっというまに落ちこぼれ。


ということで、私にとっては「勉強」が嫌いになったのは、中学生のときということになります。


問題はその理由です。

あくまでも私の場合ですが、「勉強」が

「目的」から「手段」に変わったから

だと思います。


小学生までは、「勉強」自体、つまり新しい知識を得ること自体が目的でした。


しかし、中学生からは

「よい成績」や「受験」という別の目的を達成するための「手段」と化していたんです。


よく思い返すと、まさにこれこそが

「勉強」を嫌いになる瞬間なんじゃないかと。


でもこれって、仕方ないことですよね。

だって、日本の社会のシステムがそうなっているんだから。


社会的に成功するのに、絶対に学力は必要とはいいませんが、

学力が高い方が成功する確率は高いですよね。


偏差値の高い大学、TOEICなどでも高いスコア…

こういったものを成し遂げるためには、手段として「勉強」せざるを得ないんです。


このnoteに書いてみて、整理がつきました。

私の娘、そして私の生徒たちにも

「勉強」が好きになる指導をしていきたいものです。

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