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「ベネディクト・カンバーバッチホーキング」のデューデリジェンスレポート【62点/100点】

みなさま、おはようございます!
クリデリ(クリエイティブデューデリジェンス)のボンです!

本日は、映画「ベネディクト・カンバーバッチホーキング」をデューデリしていきたいと思います!


〜Movie サマリー〜

■あらすじ

難病に犯されつつ量子宇宙論に貢献したスティーヴン・ホーキングの前半生を描いている。(ウィキペディア

■制作チームなど

監督:フィリップ・マーティン
脚本:ピーター・モファット
製作:ジェシカ・ポープ
製作総指揮:ローラ・マッキー、ジョン・リンチ
出演者:ベネディクト・カンバーバッチ、リサ・ディロン
音楽:マレー・ゴールド
撮影:ジュリアン・コート
編集:トレバー・ウェイト
製作会社:BBC
配給:BBCTwo
公開:2004年4月13日
上映時間:90分
製作国:イギリス
言語:英語
ウィキペディア


〜映画評価データ(※クリデリチームの主観です)〜

■ストーリー:(14点/20点)
最初に登場するインタビューシーンは初見では全く意味がわからないのですが、ストーリーが進むにつれて、その意味が明らかになっていきます。病気の進行に苦しむホーキングと、それを見守りできることをやろうとする家族・恋人の心情の移り変わりなどをストーリーの中にちりばめて表現しており、闘病生活をリアルに感じられる作品だと思いました。

■キャスト:(15点/20点)
ホーキングを演じた主演のベネディクト・カンバーバッチは、難病に犯されるという難しい役どころを体を張って演じきり、モンテカルロ・テレビ祭の主演男優賞を受賞しています。難病に蝕まれる様子を、演じている感じもなくリアルに表現していました。その他の役者の演技はさほど強烈な印象は残りませんでしたが、違和感なく見ることができると思います。


■人生への影響度:(13点/20点)
この映画を学者・研究者の方や、闘病生活をする方にとっては勇気をもらえる映画であり、直接的な影響を受けやすい映画だと思います。それ以外の方にとっては、少し状況に共感しづらい要素もあり、すぐに人生に大きな影響があるわけではないと思います。


■映像クオリティ:(11点/20点)
映像としては学生生活を送るホーキングを追いかけて、撮影をするスタイルを軸としていて、壮大な映像美などを感じたいという方には物足りない作品と言えるかもしれません。


■サウンド・ミュージック性:(9点/20点)
特に音響効果で、感情を揺さぶるようなシーンは多くはなかったと思います。電車の中で、新しい理論を思いついた後に、駅のホームですぐにその理論を展開していく際に、知性を爆発させている描写時くらいでしょうか。


■総合得点:(62点/100点)
全体的に笑ったり、泣いたりするようなシーンは少なく、ホーキング氏の人生をリアルに描こうとしたノンフィクションの作品として楽しむための映画としてご覧になることをおすすめします。また主演のベネディクト・カンバ―バッチの演技力や各所にちりばめられた素敵なセリフなどを味合うことができる作品でもあります。


〜クリデリレポート(映画レビュー)〜

本作品の良さは何といっても

・構成
・主演のベネディクト・カンバ―バッチの演技力

にあるかなとボンは思います。

物語の冒頭は2人のおじさんのインタビュー風景と、レコーダーから流れる雑音。

最初は何がなにやら分からないなかで、ホーキングの物語と並行してこの2人のおじさんと雑音の正体が徐々に解き明かされ、ホーキングの物語と結びつく場面が感動的です!


そういうことかー!と。
非常に気持ちのいいまとまり方です。消化不良なし。

ボンはホーキング氏について、おそらく標準を若干下回る知識量で本作品の鑑賞に臨みましたが、おそらく非常に難しいであろう宇宙の始まりについて、難しすぎず、とっつきやすく仕上がっています。

かといってヒューマンドラマすぎもせず、
いい意味で淡々とした映画だったかなと。

病気との葛藤のようなものはうすあじでした。
天才すぎたのかもしれないです。

そして端々にちりばめられた名言。

冒頭でご紹介した名言がどのような場面で、そして誰に対してのものなのか、注目していただきたいです。

あとはホーキングさんの
“そらを見上げれば僕らは小さな存在だ。だが大きなことを成し遂げる力を持っている”

指導教授の
彼はアインシュタインを美しくした”なんてのも良いセリフでした。

しかしwikipediaにも、キャスト覧にも指導教授の名前が載っていないのが気になりました。

結構な存在感なのに。
ちなみにキャストはジョン・セッションズさんという方のようです。

そしてストーリー性もさることながらカンバーバッチの演技が素晴らしかったです!

シャーロックやらアラン・チューリングやら、彼はやはり天才が似合います
だんだんと病魔におかされていく演技も圧巻でした。

とにもかくにもストーリー、キャストともに派手すぎずきれいにまとまった映画でした。

宇宙に興味のあるひと、
カンバーバッチの天才役をコンプリートしたいひと、
なんとなくやる気をだしたいひと、
自分の才能を他人の批判につかってしまったひと、
クリデリレポートを読んでなんとなく興味を持ってくださったひと、
ぜひ観てみてください!


長いクリデリレポートを最後までご覧いただきありがとうございました。
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次回もどうぞ宜しくお願い致します。

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