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コーチング・コミュニケーション。


|| はじめに

近年「コーチング」というコミュニケーション・スキルに非常に関心が高まっており、耳にしたことがある方もいると思います。
日本ではまだ企業の間でビジネス・コーチングとして取り入れられることが増えた段階で、認知度はそこまで高いとは言えませんが、アメリカでは一般的になっているようです。
わたし自身は2018年にコーチングという言葉を知り、2019年4月から実際に学んで実践を始めました。
2022年末頃には実践回数500回を超え、数えるのが難しいほどになっています。

自分のスキルアップのために学び始めたコーチングでしたが、学び練習を重ねるうちにその価値に惚れ込み、尊敬するコーチである恩師との出会いも重なりプロを目指すことを選びました。
プロとして正式に認定を頂き、コーチ人生を送ることになった今、これまで沢山の方に無料コーチングをさせて頂いて感じたことが様々あり、ここで発信することを決めました。
コミュニケーションを取るヒントを知ることで、人生が少しでも楽で豊かに生きられるきっかけとなると嬉しく思います。
※なお、コーチングを指導する講師ではありませんので、本格的に学びたいと思われた方はメッセージにてスクールのご案内を差し上げることは可能です。
 

|| コーチングで解決できること

これまでの経験の中で多かった課題・テーマを挙げてみたいと思います。
ビジネスにおいても、プライベートにおいても、どんなテーマでも取り扱えるのがコーチングです。
悩みや課題の解決である場合もあるし、目標や夢の達成のための計画を立てる場合もあります。

●健康のテーマ
ダイエット、運動習慣、食事制限、生活リズム、早起き
●人間関係のテーマ
子育て、親との関係、夫婦関係、会社の人間関係、恋愛結婚、自己肯定感
●仕事のテーマ
起業、転職、副業、キャリアアップ、キャッチコピー、社訓
●経済のテーマ
FIRE、不動産投資、家計管理、貯金、浪費、ブログテーマ
●その他のテーマ
時間管理、感情コントロール、過去のトラウマ、性格、趣味、夢、整理整頓

コーチングで解決できることは多くありますが、唯一どうしてもコーチングでは補えない点が「緊急性」です。
病が発覚してすぐに対処しなければならない時や、急な仕事の期限が迫っている場合は、コーチングで悠長に何を行動したら良いかと話している暇はありません。
そういう場合は専門家にティーチングして頂く必要があるでしょうし、代わりに行ってもらうケースもあるかも知れません。
あくまでも、緊急ではないけれど重要なことに対して最も効果性の高い技術がコーチングであると認識してくださいね。

あなたは今、100%最高の人生を送れていると思いますか?
その答えが10%だったとしても、90%だったとしても、100%と言えないのであるとしたら、その差を埋めるためにコーチングが有効になるはずです。
 

|| コミュニケーション・スキル

コミュニケーションの技術として、いくつか違いがあることをご存知でしょうか。
良く耳にするものとしては、ティーチング、カウンセリング、コンサルティングなどが挙げられます。
コーチングについてお話をする前に、まずはこれらの違いを簡単にまとめてみましょう。

●ティーチング
知識のある人が知識のない人に教える指導法
●カウンセリング(セラピー)
心理的に困難にある人の原因追求と解決に焦点を当てたもの
●コンサルティング
特定の専門分野に精通した専門家がクライアントに必要な情報提供や助言をし、実現をサポートするもの
●メンタリング
特殊なスキルや知識・経験を持つメンター(師匠)が経験の浅い弟子に伝達するもの
●トレーニング
トレーナーがクライアントに実践・訓練・ロールプレイ等を通して新たなスキルの開発に焦点を当てたもの
●ファシリテーション
会議等において参加者の意見やアイディアを引き出し、最終的な合意へ導く促進者と呼ばれる役割
●コーチング
コーチがクライアントに対して主に傾聴・質問によって関わることで、クライアント自身が気づいていない自分の可能性を引き出すもの
 

|| コーチングというもの

コーチングとは、促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力に働きかけ、最大限に力を発揮させることを目指す能力開発法・育成方法論の仮説に基づいた手法の一つ。(出典:Wikipedia)

コーチングを行うコーチの語源は、馬車の産地であったハンガリーの「コチ」という町の名前が起源と言われます。
馬車は乗客が行きたい場所へ送り届けるという役割を持つ乗り物。
コーチングにおけるコーチの役割も、クライアントが得たいゴールへ向かうために、コミュニケーションを用いて気づきや発見を促し、行動を決めるプロセスを支援します。

1990年頃からアメリカで広まり、2000年頃からは日本でも経営者やマネージャー研修で用いられ始めたようです。
個人の成長や組織の発展を後押しする技術ですが、アメリカでは個人に対するコーチングが主流である反面、日本ではビジネスの場面が主流となっています。
わたし自身も尊敬する恩師であるコーチと出会うまで、コーチングというものを聞いたことさえありませんでした。
しかし、近年急速にコーチングという技術への注目が高まってきており、これからの時代、コーチングは当たり前になっていくだろうと思います。
 

|| わたしがコーチを目指したきっかけ

2023年7月に株式会社AWARENESS社が提供するプライオリティ・コーチングという独自の認定プロコーチ制度試験に合格し、プロコーチとしてお仕事させていただくことが決まりました。(現在個人ページ作成中)
わたし自身は恩師と出会うまでコーチングを知りませんでしたが、その威力を思い知ったのが、わたし自身が恩師のコーチングを受けたことがきっかけです。

当時のわたしは離婚から数年経ってなお、生活のためだけに派遣社員としてお金を稼ぎ、貯蓄があるわけでもなく、特別に趣味と思えることもないような、面白みのない生活をしていました。
そんな中で人との出会いが恩師との出会いにつながり「こんな素敵な人になりたい」と思えたところから人生が変わったと思います。
とにかくその人に近づきたくて、直接話をしてみたくて、よく分からないままコーチングを受けることになりました。
 

|| 「承認」が人生を変えた

学んだ今だから分かることですが、そこでわたしが恩師から最も与えていただいたのは「承認」というコーチングには最も重要なスキルのひとつ。
恩師は長年人材育成に携わり、アメリカに赴任していた頃に素晴らしい上司からコーチングの関わりをしていただき、コーチになった方です。
アメリカと日本の国民性の違いの大きな要素としていつも彼は「承認」だとおっしゃいます。
彼はわたしのこれまでの波瀾万丈で失敗だらけの人生の全てを「素晴らしい!」と称賛してくれて。
当たり前と思って行っていたことを「あなたには当たり前でも、多くの人にとってそれは当たり前ではないことだ」と褒めてくれて。
自分自身に対する信頼を取り戻すことができたことが、最もわたしの人生を変えてくれたと思っています。
その恩師からの関わりがわたしの願望にストンと入り、恩師に与えていただいた信頼や尊敬や愛情を、誰かに手渡したいと思って今に至ります。
 

|| プライオリティ・コーチングとは

わたしが学び、プロとして提供して行くプライオリティ・コーチングの特徴について解説してみましょう。
プライオリティ・コーチングの目的は大きく2つの柱があります。
「長期的かつバランスの取れた幸せで豊かな人生を手にし続けること」
「人生最期の時に、心の底から幸せだったという一番欲しい感情を手にする状態に導くこと」

一般的なコーチングは、今一番欲しい目標の達成にフォーカスを当てたもので、近未来の変化を目指します。
一方、プライオリティ(優先度・優先順位・重要度の意)・コーチングは、人の潜在意識の中にある最も得たい願望を明確にし、人生という長期的な視点と幸せにフォーカスを置きます。
もちろん、目の前に緊急で解決しなければならない課題がある場合はそちらを優先しますし、その問題が二度と起こらないための習慣を考えます。
一般的なコーチングはここで終わりですが、課題が解決しただけでは最良の人生とは必ずしも言えません。
その先にある本当のその人の「幸せ」を一緒に見出して、そこに向かうための行動習慣を考え取り組んで行くのがプライオリティ・コーチングです。
 

|| コーチングを学ぶメリット

コーチングを受けるメリットはこれまでの説明で掴んでいただけたと思います。
では逆に自分自身がコーチングを学ぶことで得られるメリットについて考えてみましょう。
そもそも、人生というのは人との出会いの連続で、家庭であれ、学校であれ、社会であれ、誰かとの接点が必ずあると思います。
人間関係とはコミュニケーション
コミュニケーションは学ぶことができるのに、日本の義務教育には科目がありません。
「自分はコミュ障だ」という方が多くいらっしゃいますが、それはただの錯覚だと思っています。
正確に言えば「学んでいないからうまくできないのは当たり前」なのではないでしょうか。

コミュニケーションにも原則・ルールがあると言われます。
コーチングもカウンセリングもコンサルティングもプレゼンテーションもコミュニケーション技術。
技術とは誰もが学んで練習すれば習得可能であるものを指します。
コーチングが出来るかどうかではなく、コミュニケーションのルールを学ぶだけで、人間関係の悩みが解消されるということは大いに起こり得るのです。
そして最も日本人が陥っていると言われる自己否定思考・自己肯定感の低さも、コミュニケーションを学ぶことで変わって行くことを体感しています。
 

|| ネガティブは悪いこと?

アドラー心理学、アンガーコントロール、アンガーマネジメントなど、感情を扱う学びは多くありますが、コーチングは怒りも含めた感情コントロールにも非常に有効です。
ちなみにあなたは自分自身をネガティブ思考だと思いますか?
ポジティブ思考だと思いますか?
どちらかというとネガティブ思考は言葉の意味合いからして敬遠されがちな印象がありますね。
ですが、実はネガティブな感情というものは人間の生存本能(脳のしくみ)に強く作用しているもので、非常に重要な役割を持っています。
例えば、走る車の前に飛び出すことは危険で怖いという感情がなければ、何も感じることなく平気で身を投げ出すことになってしまいます。
ネガティブな感情やネガティブな思考は、自分の身を守るためには、最低限必要なものなのです。
 

|| プルチックの感情の輪

1980年にアメリカの心理学者ロバート・プルチック氏によって提唱された、プルチックの感情の輪というものがあります。
動物の持つ8つの基本感情(一次感情)と、人間のみが持つ基本感情から派生した混合感情(二次感情)を表したものだそうです。

これを見て何か気づいたことはあるでしょうか?
実はほとんどの感情がマイナス感情と認識されているものです。
ネガティブな感情や思考は重要な役割を持っているとお伝えしましたが、そもそも感情はネガティブなものが圧倒的に多いのです。
「自分はネガティブだから…」と自己否定してしまう方も度々見受けるのですが、そもそもネガティブな方が普通なのだと思っても良いのかもしれませんね。
 

|| コーチングスキルを活かす

コーチングを学ぶことで、他人にそのスキルを使うことの前に、自分自身に使うことができるようになります。
仕事において転職を考えたり、副業を考えたり、起業を考える時に迷ったり悩むことがあるでしょう。
そんな時に自分に対してコーチング技術を用いて問いかけができたとしたら、本当に自分の進みたい道を自分で見出すことができるかもしれません。
人間関係で困っている時に、相手への見方が変わるきっかけが掴めるかもしれません。
そういった実生活に活かせるセルフ・コーチングについて、今後掘り下げて行こうと思います。


〜コミュニケーションやコーチングを本格的に学びたい方〜
株式会社AWARENESS主催
CPS(コミュニケーション)、CBS(コーチング基礎)
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