どうしておじさんは長文のLINEを送ってしまうのか?20代女子が「おじさんLINE」を考察してみた
先日、友人から届いたLINEを見て、ふと気付いた。
友人から届くのは、いつも短文のメッセージだ。
しかも、絵文字はまったく使われていない。
一見ぶっきらぼうに見えるのに、不思議とそう感じないメッセージなのだ。
こういったLINEメッセージを、この記事では「今どきLINE」と呼ぼうと思う。
そんな「今どきLINE」をよく観察すると、短文でもぶっきらぼうに見えないように、絵文字のかわりに必ず「+ひとこと」が添えられていることがわかった。
その「+ひとこと」が与える温かみは半端でない。
たとえば、「おやすみ」という言葉。
普通の「おやすみ」ではなく、「ほな、おやすみー」と送られてくる。
「ほな」がついているだけでメッセージの印象は大きく変わるのだ。
また、メッセージの前置きに「ちょっと、〇〇」「なぁなぁ、、、」「わあぁああぁ寝てた」など、気の利いた一言が添えられていたりする。
相槌にも工夫があって、「うん」ではなくて「うんうん」とか「すんごい」「うそーん」と送られてくる。
友人のメッセージから、心躍るような「+ひとこと」をピックアップしたので、あと少しだけ紹介させてほしい。
「うわ!」「おおお」「なんと!」「やでな」「えーー」「ん?」「いぇい」「言いとうない」「おっしゃ」「うぅう仕事や、、、」「わーーいいい」「遠い目」「ガハハ」「は〜い、かいさ〜ん」などなど・・・。
こんな表現豊かな「+ひとこと」が送られてきたら、心が踊らないわけがない。
どうすればこんな「+ひとこと」を思いつくのだろうと疑問に思った私は、何名かの友人にどこで表現力を学んだのかを聞くことにした。
すると、決まって「そんなこと考えたこともなかったわ!笑」と返答があり、友人はこんな素敵な言葉を息を吸うように使いこなしていたのか・・・と大変驚いた。
私は昔から、LINEで会話を続ける人が不思議だった。
よくそんなに話が続くなぁとおもっていたのだけど、表現豊かな「+ひとこと」を自由自在に扱えるのであれば、納得もいく。
そりゃ、送る側も送られる側も絶対に楽しい。
「今どきLINE」の反対には、「おじさんLINE」と呼ばれるものがある。
「おじさんLINE」とは、長文のメッセージに絵文字がふんだんにあしらわれたものだ。
Googleで「おじさんLINE」と検索すると、おじさん文章を作成してくれるサービスが見つかるので、参考にしてみてほしい。
「おじさんLINE」は、ネタとして見ると「フフっ」と心の中で微笑むだけで済む。
しかし、本当に「おじさんLINE」が届くと、なぜだか急激に心が萎えてしまうのだ。
「今どきLINE」に比べ、「おじさんLINE」は絵文字がたくさんで愛想たっぷりな文面のはずなのに不思議だ。
ちなみに「おじさんLINE」は、年齢関係なく、どんなにイケメンor美女から送られてきたものでもおじさんLINEであればおじさんLINEとなる。
私はずっとこの現象を不思議だなぁと思っていたので、自分なりに理由を考えてみることにした。
そこで、実際に私へ届いた「おじさんLINE」をいくつか観察してみたのだけど、本当に「おじさんLINE」は長文だった。
きっと、一通のメッセージに伝えたいことをすべて書こうとすることが原因なんだと思う。
「おじさんLINE」の場合、ひとつのメッセージに3つくらいの要件が含まれていることが多い。
受け取り手は長文というだけでも気後れするのに、たくさんの情報を理解し、返信するのはなかなかたいへんなもの。
「おじさんLINE」を送ってしまう人も、心の中ではそういった相手の負担をわかっているはず。
しかし、どうしても「伝えたい」という気持ちが先走ってしまうのかもしれない。
そのため、絵文字をあしらうことで読みやすい文章に見えるように工夫し、相手の負担を緩和しようと考えているのではないだろうか。
そのためか、焦っているような顔絵文字の使用率が異常に高く、それを見たこちらが焦りたくなる(^^;;
とはいえ、中には「短文よりも長文のほうが喜ばれるだろう」と考え、優しさとして「おじさんLINE」を送っている人もいるかもしれない。
かくいう私も、どちらかといえば「おじさんLINE」寄りの文章なので、あまり強いことは言えない。
最近まで少なくとも3行はメッセージを書いていたし、わざわざ絵文字を購入してまで使用していた。
あらためて考えると、「おじさんLINE」と「今どきLINE」の違いは、「相手の負担に考慮したメッセージであるかどうか」ではないかと思う。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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私は今リモートワークで働ける職場があれば転職も考えています。
まだまだ得意なスキルは少ないですが、文章を書くことと、グラレコなどの画像をつくることを得意なスキルにしたいと考え、日夜アウトプットを続けています。
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