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私の好きな街 盛岡

はじめに

今年New York Timesの訪れるべき場所に選ばれたと話題になっている「盛岡」。
私も好きな街です。
これまで日本全国、いえ旅行好きなので、海外もいろいろ見ましたが、「盛岡」は最も好きな街です。

New York Timesで選ばれた理由と実際
まずNew York Timesで選ばれた理由
街並みが美しく、
とのことです。
日本在住のグレイグモトさんが推薦されたそうです。
私も街並みの美しさは同館です。
そんな私の好きなものを次からご紹介します。

盛岡の見どころ

まずついて、つく前に見るのが大きな川、北上川です。
これで駅側と町側が分かれています。
このあたり、もともと東北本線としてSLが走っていましたので、何となく火事が理由かな?と想像できますね。
このように川と橋の存在が盛岡の象徴です。
さらに、北上川に架かる橋から北を見ると、岩手山、がそびえています。
南部富士とも言われ、開運橋、夕顔瀬橋からみると、川と岩手山、このバランスが最高です。

夕顔瀬橋から見た岩手山

少し書きましたが、駅前の橋、開運橋、といいます。
運が開けるようで、縁起もいいですね。
旅に出る人にも、いらっしゃった方にも運が開けるようです。
写真は、隣の夕顔瀬橋です。

中津川

さらにもう一つ忘れていけない川があります。
それが市内、盛岡城跡の横を流れる、中津川です。
ここには、上、中、下と3本の橋がかけられています。
上の橋に残る擬宝珠も名物です。

その先の街もまた意味があります。
城下町ですから。
城すぐそば、南が下ノ橋、この先がかつての住宅街です。
宮沢賢治さんが学生時代下宿していた場所でもあります。
なので、この橋のたもと、お城側には、「賢治の清水」と井戸が今でも残っています。
水も滾々と湧いており、水を汲みに来るの方が絶えません。
https://iwatetabi.jp/spot/detail.spn.php?spot_id=599

賢治清水

続いて中の橋、この先は、肴町、紺屋町、松尾町、などもともと職人さんが居た町です。
今でも、南部鉄器の工房、藍染などの染め物屋さん、和菓子屋さん、造り酒屋さん、があります。

南部鉄器
一例として、釜定さん
https://www.cotogoto.jp/blog/2018/10/kobo_kamasada.html

染め物
https://tomoemax.co.jp/
中津川での洗いを見るのが風物詩です

造り酒屋
あさ開さん
https://www.travel.co.jp/guide/article/28817/

南部せんべい
白沢せんべい
https://www.shirasawasenbei.net/
最近看板娘さんが居るんですね。

紺屋町番屋、という消防の古い番屋も見学施設として有名です。
https://konyachobanya.com/

岩手銀行 赤レンガ館
https://www.iwagin-akarengakan.jp/
昔は本店であり、その後中の橋支店でした。
自分の通帳を作りに行きました。
ここは一見の価値があります。

最後上の橋
橋を渡り、しばらくすると、藤原養蜂場、があります。
https://www.fujiwara-yoho.co.jp/shop/

様々な花の蜜をつかったはちみつを試食、購入することができます。
さくら、りんご、みかん、けんぽなし、柿など、さまざまな花があり、その花ごとに色合いと風味の違いを楽しめます。
私は桜とリンゴが好きです。
ここもぜひ訪れて試食してみてください。

盛岡城跡
お城の東側、清水では6月に蛍を楽しむことができます。
ほのかな緑色の蛍の光、淡い光が清水と相まって非常に美しい。
https://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g298247-d555342-i138872112-Iwate_Park_Koen-Morioka_Iwate_Prefecture_Tohoku.html

ちなみに、このお城は、歌人石川啄木が高校生時代、空に吸われし十五の心、と読んだ、寝ころんだ場所もまだあります。
当時は盛岡の城下町と岩手山がきれいに見えたのでしょう。
今は何もない、石垣上の原っぱですが、いまだにながめは最高です。
少し少年石川啄木になりきって感じてみることをおすすめします。
https://www.jldb.bunka.go.jp/location/30100326/

市内中心部

さらに街中、駅からお城の間、ここが今の盛岡市中心部です。
城のすぐそばが、内丸、菜園、大通りなど、行政と町の中心といった地名に名残を感じます。

特に大通りはいわゆる繁華街、といっても賑わいはどこの日本の地方都市でもそうですが、中心街は衰えています。
ここでは、盛岡の地ビール「ベアレンビール」や、地元の日本酒「鷲の尾」「南部美人」はじめ、県内の「浜千鳥」「八重桜」などが楽しめます。
南部杜氏として、全国に有名な酒職人の街ですので、日本酒も美味しい。
それこそ、「上善如水」と言われるぐらい、美味しさのため水のように飲め、翌日後悔しることにもなるでしょう。

この中心部で忘れていけない観光名所が「石割桜」です。
盛岡地方裁判所の中にあり、この見学用に門は開放されています。
四方から眺めてください。
ぱっくり割れた石、岩から桜の木が伸びています。
いつも日本のゴールデンウイークという大型連休前、4月の後半から5月頭にかけて咲いています。

寺町

盛岡の北側には、お寺があつまった場所があります。
日本の城下町はこのように、職種である区画、が多いので、お寺はこの寺町に集められています。

ここに「岩手」の由来となった岩があります。
三石神社の境内にある、鬼の手形です。
https://iwatetabi.jp/spot/detail/03201/568.html

その昔、鬼が悪さをしない証に、岩に手形を残したのだそう。
今はもう消えかかっていますが、岩手に手形、で岩手、と日本語ではなります。
岩手には数多くの伝承が残っていますが、その一つです。

さらに五百羅漢も近くの 寺にありますので、ぜひ見学してください。
https://iwatetabi.jp/spot/detail.spn.php?spot_id=620

食べるところ

食べるところでおススメをご紹介します。

盛岡は、わんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺、略して三大麺という、麺料理があります。
わんこそばは日本蕎麦ですが、後は盛岡冷麺はピョンヤン冷麺、じゃじゃ麺はもともと中華のジャージャー麺、をもとに盛岡の人、好みに合わせて進化してものです。

わんこそば
わんこそば、むかしは「わんこ専用」という入口もあったぐらい。
座敷などで、小分けの蕎麦を器に入れてくれます。
食べ放題ですが、おなか一杯になったらお椀の蓋を閉めて終了を合図します。
ですが、先に入れられることもあり、そのかけあいもまた楽しさです。
そこまでしなくても、なら普通のお蕎麦を楽しみましょう。
岩手はそばの生産が盛んな土地なので、わんこそば屋さんも古くからのお店です。
なので、伝統的な日本蕎麦を味わうことができます。
季節ごとのお蕎麦もまた美味しいです。


直利庵の鴨南蛮そば

春は山菜の天ぷら、夏は冷たいお蕎麦、冬には牡蠣など、そばでも日本の四季を感じることができます。

個人的には、駅ビルにある「やぶ屋」さんが好きです。
https://yabuya.jp/free/fesan
こちらは隣花巻市が本店で、駅に支店があります。
ここのつゆが本当に好きです。
私としては、わんこではなく、普通にお蕎麦をおすすめします。
本店には宮沢賢治さんも通ったので、賢治セットなるもの、天蕎麦とサイダーがあります。

やぶ屋さんの賢治セット(天蕎麦と三ツ矢サイダー)

盛岡冷麺
発祥とされるのは、市内映画館通り(映画館がかつて並んでいた通り)の「食道園」です。
https://shokudoen.com/
ここでは、ロースかカルビと生卵を頼むことをお忘れなく。
冷麺だけでも美味しいですが、すき焼き風にして食べる焼肉、これがこのお店の特徴です。

そのほかにも、駅前の「ぴょんぴょん舎」さんは東京にも支店がある有名店です。
http://www.pyonpyonsya.co.jp/shop/shop02
こちらは冷麺の種類も多く、また韓国の料理もあるので、冷麺だけでなく楽しむことができます。
ちょっと離れた稲荷町が本店で、車のある方はそちらが便利かと思います。
新幹線利用の方は、駅前店です。

ぴょんぴょん舎 稲荷町本店

じゃじゃ麺 白龍
http://www.pairon.iwate.jp/
じゃじゃ麺と言えばのお店です。
学生同士では、「じゃじゃるべ」がお店いに行く合図。
今は知る人も多くなった、ちーたんたん、これもお忘れなく。
そのためにも具を少し残してスープを足してもらってください。
お土産もあるので、おうちでも。
お店は、フェザンもあるのですが、やはり本店に行ってみましょう。
2店舗あり、裏でつながっているという、面白いつくりですから。

ベアレンビール
https://www.baerenbier.co.jp/springfest2023/
盛岡に行く方に勧めるのがこちらの地ビール。

北山の本店まで行くと、このようなビールを作っているところを見ることもできます。

口に含んだ瞬間の美味しさ、最高です。
春のライ麦が大好き。
秋の頒布会ビールも最高です。
市内で飲めますので、ぜひ頼んでみてください。
もう大手さんのビールに戻れないかも。
ビアパブベアレンという直営店もあります。
個人的には、ヌッフで飲むのが大好きです。

ヌッフで大好きなメニュー ツブのブルゴーニュ風
ベアレンビール

よ市
4月から12月まで土曜日に、市内材木町で夕方16時から開催される市です。
市内の各店舗、近くの農家の方、などなど歩くだけでも楽しい市です。
ベアレンビール、田楽茶屋さんの豆腐田楽。
途中、酒買い地蔵さん、があります。

酒買い地蔵

https://www.hotel-ace.co.jp/blog/?p=1696
こちらもぜひ。その名前の由来がまた面白いです。
材木町はこれ以外には、宮沢賢治好きにはたまらない、光源社にあり、直筆の原稿を見ることもできます。
http://morioka-kogensya.sakura.ne.jp/
手仕事品も見ていて楽しいものです。

海鮮なら
番屋ながさわ
https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3000400/
三陸の海鮮が食べられます。
こちら、入口からいきなりの水槽と新鮮なお魚介類。
これだけでもう。

海ごはんしまか
https://umigohan-shimaka.owst.jp/
さんも良いですよ。
こちら私の実家のある宮古のお魚が食べられます。
しまかさん、宮古では昔からのお魚屋さんです。
その一族さんのお店ですから、美味しいに決まっています。

こんなもんではありません。

パン屋さん

福田パン
https://pan-musubi.jp/shop/brand/9421001
こちら行ったらメニューの多さに、行列が嬉しい?ぐらいです。
盛岡らしいところでは、じゃじゃパン。
じゃじゃ味噌が使われていて最高です。
もちろん有名なのは、「あんバター」ですね。

ミッシェルさん
http://michel.jp/?page_id=154
こちらのアップルパイが好きで好きで。
などパンも忘れてはいけません。

さわや書店

さらに「さわや書店」
http://books-sawaya.co.jp/rn_tenpo/
こちらの大通り本店にぜひ行ってみてください。
店舗、古いです。
お世辞にもきれいで、整っていて、ではありません。
街の本やさん、って感じです。
ですが、店内のポップを見ているだけで、つい買いたくなっちゃうんです。
面白い本やさんです。

温泉

市内限定なら「つなぎ温泉」をおすすめします。
https://tsunagionsen.com/
ここでの楽しみは、お風呂から見える御所湖、その先に見える岩手山ですね。
雪景色も良し、新緑も良し。
市内から、岩手県交通のバスがありますので、車が無くても、レンタカーを借りなくても大丈夫。

そのほか

歴史も忘れてはいけません。
盛岡城址は、南部家と戦国時代以降です。
その前、盛岡には、前九年町や後三年町、つなぎ温泉も源義家が馬を繋いだから繋(つなぎ)温泉。
と歴史もあります。
なので、座敷童さんもまだいらっしゃいます。

お祭りも。
6月第二土曜日のチャグチャグ馬っこ
これは全国探しても、なかなか無いお祭りと思います。

もりおか歴史文化館に展示されているチャグチャグ馬っこ

最後に

なんて言いながら、いろいろありすぎて困ります。
盛岡に外から訪れても、岩手の魅力を感じながら、盛岡の文化と歴史を感じながら、ぜひ楽しんでください。
そうして、盛岡を好きになっていただけると嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

#この街がすき

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