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roots*season1老年期

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長編小説rootsのseason1ラスト老年期です。 少年期・青年期・老年期🍀 沢山出会って手にした物を大切に生きてゆく
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#人生

【roots】老年期 《35章》矢車菊の花畑 season1・final

次の朝。デイブは早起きして湖へ釣り竿を持って出かけた。 おじいさんが1人先に釣りをしている…

月ノ羽音
3年前

【roots】老年期 《35章》矢車菊の花畑・2

昨日の続きから * 10分後には道に車が停まってシャーロットが一目散に駆けてきた。店のドアを…

月ノ羽音
3年前
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【roots】老年期 《35章》矢車菊の花畑

あれからオスカーとシャーロットはデイブの家の庭を畑にしてトマト、ハーブ、玉ねぎ、人参など…

月ノ羽音
3年前
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【roots】老年期 《34章》3日間・2

昨日の続きから * 4日目の朝。ルビーが「今日にするわ」と言った。 「ルビー待って!話をさせ…

月ノ羽音
3年前

【roots】老年期 《34章》3日間

ルビーが目を覚まし隣のベッドを見て言った。 「デイブ…」 オスカーが代わりに答えた。「まだ…

月ノ羽音
3年前
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【roots】老年期 《33章》チェイス2

昨日の続きから * デイビッドさん!!」警察に包囲されている中でデイブの中にチェイスが入っ…

月ノ羽音
3年前

【roots】老年期 《32章》ここから

次の日畑が出来そうな場所をオスカーはデイブと探しに出掛けた。 小川が近くにあって陽当たりが良いよく肥えた土。「ここが1番家に近いね」オスカーが言うと 「毎日通うんだから、近い方が良いよ。道具もあるんだし」とデイブが辺りを見回して答えた。 「デイブ、アリソンの家はね。台所から畑に出て収穫してすぐ料理に出来るんだよ」 「それを目指しているのか?じゃあ、いずれはここに家を建てられるように考えないといけないね。小川の近くが畑で、この辺りは家だな…。大きさとしては丁度良いんじゃないか?

【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・守り番2

昨日の続きから * ゆっくりと森を歩いた。 時折、顔を見合わせてニッコリと笑い合い。特別何…

月ノ羽音
3年前
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【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・守り番

「おはようございます」オスカーが玄関で声を掛けた。 「いらっしゃい」リリーが迎えてくれた…

月ノ羽音
3年前
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【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・案内人2【おまけの小瓶付き】

昨日の続きから * 「あら、告げ口じゃないわ。褒めてたのよ。シャーロット、またお話しましょ…

月ノ羽音
3年前
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【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・案内人

リビングのソファーを移動してオスカーの布団を敷いた。 「デイブありがとう」「シャーロット…

月ノ羽音
3年前
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【roots】老年期 《30章》新しいくらし

「良い旅で良かったな。帰りが早かったから何も手にして無かったら…って思っていたんだ。オス…

月ノ羽音
3年前

【roots】老年期 《29章》旅で得た物・2

昨日の続きから * リリー!!救急箱を!!」オーウェンが地下から声を出すとリリーか走って来…

月ノ羽音
3年前
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【roots】老年期 《29章》旅で得た物

アリソンが食後にレモンティーを入れてくれた。 「やりたい事が見つかったなら、帰るのかい?」 オスカーは聞かれて 「もう少し、何か見つけたいなと思います。僕強くなりたいと思っていて」いつになくハキハキと答えた。 アリソンはすぐさま 「何言ってんの⁉︎オスカーは充分に強い子よ。真面目で優しい。それが一番強いってことなのよ」と言った。 「前にもそう言う人がいました」デイブを思い出して言った。 皆優しい。そして、強い。 「長く生きてる人の話は聞いとくもんよ」 「はい」オスカーは素直に