マガジンのカバー画像

roots*season1老年期

23
長編小説rootsのseason1ラスト老年期です。 少年期・青年期・老年期🍀 沢山出会って手にした物を大切に生きてゆく
運営しているクリエイター

記事一覧

【roots】老年期 《35章》矢車菊の花畑 season1・final

次の朝。デイブは早起きして湖へ釣り竿を持って出かけた。 おじいさんが1人先に釣りをしている…

月ノ羽音
3年前

【roots】老年期 《35章》矢車菊の花畑・2

昨日の続きから * 10分後には道に車が停まってシャーロットが一目散に駆けてきた。店のドアを…

月ノ羽音
3年前
4

【roots】老年期 《35章》矢車菊の花畑

あれからオスカーとシャーロットはデイブの家の庭を畑にしてトマト、ハーブ、玉ねぎ、人参など…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】老年期 《34章》3日間・2

昨日の続きから * 4日目の朝。ルビーが「今日にするわ」と言った。 「ルビー待って!話をさせ…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】老年期 《34章》3日間

ルビーが目を覚まし隣のベッドを見て言った。 「デイブ…」 オスカーが代わりに答えた。「まだ…

月ノ羽音
3年前
2

【roots】老年期 《33章》チェイス2

昨日の続きから * デイビッドさん!!」警察に包囲されている中でデイブの中にチェイスが入っ…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】老年期 《33章》チェイス

その夜にデイブは決意した。 ドアを小さくノックし 「オスカー、いいかな?」と小声で言う。 「デイブ?こんな時間にどうしたの?」 オスカーが眠気まなこでドアを開けた。 デイブはオスカーの腕を取り部屋へ入った。 ベッドに座って 「チェイスがやったんだと思う」 「何を?」 「オースティンだよ。オースティンを撃った男だ」「チェイスって…影の?」 「僕の大事な物を揺さぶって連れて行こうとする。あの病院へオスカーを連れて行って、取り込むつもりだったんだ」 オスカーの目がすっかり覚めた。

【roots】老年期 《32章》ここから

次の日畑が出来そうな場所をオスカーはデイブと探しに出掛けた。 小川が近くにあって陽当たり…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・守り番2

昨日の続きから * ゆっくりと森を歩いた。 時折、顔を見合わせてニッコリと笑い合い。特別何…

月ノ羽音
3年前
3

【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・守り番

「おはようございます」オスカーが玄関で声を掛けた。 「いらっしゃい」リリーが迎えてくれた…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・案内人2【おまけの小瓶付き】

昨日の続きから * 「あら、告げ口じゃないわ。褒めてたのよ。シャーロット、またお話しましょ…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・案内人

リビングのソファーを移動してオスカーの布団を敷いた。 「デイブありがとう」「シャーロット…

月ノ羽音
3年前
3

【roots】老年期 《30章》新しいくらし

「良い旅で良かったな。帰りが早かったから何も手にして無かったら…って思っていたんだ。オス…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】老年期 《29章》旅で得た物・2

昨日の続きから * リリー!!救急箱を!!」オーウェンが地下から声を出すとリリーか走って来た。 「オスカー!?怪我してるの?どこ?どうしたの!」リリーがオスカーの頭や顔から体にふれてオスカーはやっとハッと我に帰った。 「リリー、僕じゃないんだ。友達が…」 「あら?お友達なの?こんにちは。電気つけないと暗いわ」リリーがスイッチを探したがなかった 「確かにここじゃ…上に上がるか」とオーウェンがオースティンを背負って上に上がることにした。 ***** ぬるま湯で傷口を洗って薬を付