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【出産】コロナ禍の帝王切開、ずっと手を握ってくれた医療の道を志す彼女へ

コロナ禍の妊娠、出産は
孤独との戦いだったと思います。

両親学級や地域、民間の妊娠・出産関連イベントなど
ほとんどが中止。
出産の立ち合いや面会の禁止。

長男の出産は
色々とあり、なんと、夫も緊急帝王切開に立ち合った。

一度帝王切開で出産すると、
次回以降は子宮破裂等のリスクを回避するために
出産方法は帝王切開のみと決められている病院が多く、
次男は38週での予定帝王切開で出産した。

長男の時に
手術台にあがることも初めてで、
且つ、赤ちゃんに何かあったらどうしようという
人生で最も重い責任を背負い、不安で涙が止まらなかった時に
ずっと隣で「大丈夫だよ」と手を握ってくれた夫の存在は大きかった。

コロナ禍での、次男の帝王切開は、もちろん立ち合いなし。
(そもそも、帝王切開はあまり立ち合い自体ないかもですが…)

2度目とはいえ、あの時と同じ不安と恐怖が押し寄せてきた。
不安で、涙が自然とでてきた時、
研修中か看護学生か(そこを聞き取れず。曖昧ですみません…)、
手術を見学していた20代くらいの女性が手を握ってくれた。
手袋越しだったが、
彼女の暖かさが不安と恐怖で溢れたココロを包んでくれ、
大分、落ち着いていられた。

赤ちゃんがでてくるまでずっと、
「大丈夫ですよ」「怖いですよね、頑張って」「あっもうすぐですよ」と
ずっと話しかけてくれたことも
本当に救われた。

そして無事に次男が生まれてきてくれ、
手をにぎってくれた彼女までも涙を流して喜んでくれた。
(小話。それまで淡々とお話をされていた麻酔科医の先生が
生まれた瞬間から、もぉ本当にかわいすぎまちゅね~ほら、もっとママに赤ちゃん寄せてあげて!と爆速でキャラ変されていたのが萌えすぎて、
この病院、神 と感謝が溢れました。話ずれました。)

その後、
縫合などのために
眠くなる点滴が入れられた。
目が覚めると彼女の姿がなく、
きちんと御礼を伝えられなかったことが
今でも本当に心残りだ。

あの時、
手袋越しに手を握ってくださった彼女へ。
貴方が医療の道を志してくださったおかげで
貴方と出会え、孤独につぶされてしまいそうな出産が
忘れられない大切な思い出になりました。

このコロナ禍で
本当に大変な思いをされていると思います。
どうか
ご自身のお体を最優先に
貴方の夢がかなう日が来ることを心から願っています。

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