禁断の出汁おいなり茶漬け

【310むすび】丸亀製麺(いなり＋だし)

とうとう手を出してしまった。
これは不可抗力だったのだ。
でも…よくよく考えてみると、
必然だったのかもしれない。

おなじみの丸亀製麺へ。
おむすび出汁茶漬けをするために、うどんの注文をスルーし、おむすびコーナーに向かう。
今日は、どのおむすびにしようかな♪

えっ…

えっ…ない。

おむすびコーナーにおむすびがない。

そう、なんとおむすびが売り切れていたのだ…
丸亀製麺の注文は、行列を並びながら好きなものをお盆に乗せていく、いわゆるカフェテリア方式。

おむすびがあるのは、お会計前の最終局面。
ここからまた、行列の頭に戻って並ぶことは時間的に難しい。

その時目に入ったのは、たくさん並んでいるおいなりたち。
説明すると、丸亀製麺のおいなりは、おむすびと同じくらい大きな三角形。(関東だと、俵型の小さなおいなりが主流なので、この形はちょっと珍しい)
いなりむすびと言えば、わかりやすい。

最近、丸亀製麺ではこれまでの天ぷらに加えて、いなりの持ち帰りも始めたとのこと(おむすびの持ち帰りはまだやってない…)。
だから、こんなに置いてあるのかなあ。

うーーん。
えいっ！

いなりをトレーに乗せてお会計に。

いやあ、これは新展開だ。
見た目は確かに、三角おむすびみたい。
それに出汁を加えて、青ねぎを添えて、、おいなり出汁茶漬けが完成してしまった。

おいなりの甘い醤油のいい香りが、出汁の湯気と一緒に立ち昇ってくる。
さじでひとすくいして、口元へ運んでみる。

その時まで、自分の頭の中では、こう考えていた。

おいなりのお茶漬けなんて聞いたことがない。
おいなりのごはんに出汁をかけるなんて、邪道だ。
絶対おいしくないに決まっ…て…

ゴクン！

あれ、うまい！
これはうまい！！
超絶うまいぞ！！！

濃いめの甘しょっぱい出汁を吸った油揚げと、さっぱりとしたごはん。
これが旨味たっぷりの出汁に合わさり、口の中で優しくほぐれていく。

今、思い出してもよだれが出てきそうだ。

おいなりだからと敬遠していたら、この味には出会えていなかったに違いない。
へんなわだかまりに拘っていた自分に反省しつつ、また新たな発見をしたことを純粋に喜ぶことに。

おいなりもその形や状況によっては、おむすびチャレンジの中に柔軟に組み込んでもいいかもしれないな。

時代の大きな変化の中でと、対応できるように。

ご馳走たまでした！

実は、過去にも審議の対象に…

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