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当たり前のことを徒然なるままに書いてみた話(人生はきっと楽しい)

以前、宮崎駿のインタビュー本を読んだ時に印象に残っている言葉がある。

「私たちは、歴史という流れの中で生きているということを忘れてはいけない。」

その言葉の通り、私たちはニューヨーク同時多発テロや阪神淡路大震災、東日本大震災などの歴史に残る事件や災害を目にしてきた。
現在も、新型コロナという疫病の流行の中を生きている。

時々、私たちの生きている“今”に同じように生きている未来の偉人は誰なんだろうかとふと思う。

そんな時に、未来の偉人になっているだろうなと思う一人は大谷翔平だ。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

彼は自身に対する四球が多いことについて聞かれたインタビューに対して、
投手が自分に対してより難しいコースに投げてきてくれる経験は自分のスキルアップに活きると答えていた。

この言葉を聞いた時に、メジャーより先のステージがあるかのように思ってしまう向上心と実力が彼の凄さだと思った。

彼は、日々出来ないことを減らして、日々出来ることを増やしている。
その日々の積み上げが彼を成長させ、周りから認められる存在にさせているのだろう。

周りから認められるということは役職や立場が偉くなる事で得られるものではなく、他人からの憧れによって得られる。
だからこそ、誰でも最初は評価され、批判されることもある。

人を評価することは、その評価が正しいかはさておき、とても簡単だ。
しかし、自分に対する評価を良くすることは簡単ではない。
誰にでもできる事象をしたとしても、評価は良くならない。
簡単には出来ないことをやってのけるからこそ誰かの憧れになることが出来る。
そして、人から認められるのだ。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

ただ、大谷翔平が誰かから認められるために努力していたかというと、そういう訳ではないのが面白いところだと思う。

彼は凄い選手になりたいというよりは野球を上手くなりたいという気持ちが大きいように感じる。
そして、また一つ上手くなれた時に喜びを感じ生きている。

この気持ちは、私たちの生活にも大切な感情だと思った。

たまに、自分を見つける旅に出る人がいたり、
就活で自分のやりたいことが分からずに悩む人がいる。
でも、本当に大切なことは何をしたいかを見つけることなのではなく、何が出来るようになりたいかを見つけることなんじゃないだろうか。
そして、出来た時に喜びを感じ、更に出来るようになりたいと思えるものを見つけることが生きる上で大切なことなのだと思う。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

「当たり前のことをツラツラと書いてるだけじゃないか」と思った人がいれば、その通りである。
たまに、辛いことや悲しいことが頭をいっぱいにすると、そういう当たり前を忘れてしまうことはないだろうか。
私は忘れてしまう。
だからこそ、このnoteに備忘録として残そうと思ったのである。

他人と比べることは不要とは言わないが、節度をわきまえていればいいと思う。
その分、自分と向き合い出来ることを増やしていけば、それだけで人生はきっと楽しい。

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