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  • もずおさん 傑作選集

    もずおさんのnoteは毎回おもしろいのだけど、特におもしろい、何回も読みたいやつを集める個人的なやつです。

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発明されてしまった

1970年生まれの俺が子どもの頃、初めてハマった漫画は「ドラえもん」だと思う。 「小学〇年生」や「コロコロコミック」などで読んで。 今は映画作品などでスケールが大きくなってしまっていると思うが、「ドラえもん」はそもそも、経済的にはとても標準的な家庭の子どもの生活に様々な「発明品」が入ってくる話である。 「ドラえもん」に出てくる発明品で何が一番欲しい? みたいな話を誰もがした、または1人で考えたことがあると思う。 小学3〜4年生になる頃から、俺は 「もしこんなモノが発明

    • 力士から恫喝された話

      これはショックすぎたのか、記憶から消えていたのだけど、ふと思い出したので書く、思い出話です。 通ってた公立小学校に何故か立派な土俵があった。 こういう。ちゃんと土が盛っていて、屋根付きの。 昭和の学校にはどこにも普通にあったものなのかは分からない。 でも田舎の公立小学校の校庭の隅の方に、何故か立派な土俵があった。 でも、誰もその土俵で相撲をやったりはしてなかった。 教師から禁止命令が出てたわけではなく、相撲をやろうとは思わなかったから。 相撲はテレビで見るものだし…み

      • 長渕剛論

        かつて日本に長渕剛というシンガーソングライターが存在した。 活動時期は1978年から1997年。 今いる長渕剛は別モノで、作る曲も体格も顔も違う。同じなのは氏名くらいである。 かつて存在した長渕剛の曲の中から好きなものを選んでプレイリストを作ってみた。 たぶん、一般的に知られてる曲は入ってないと思う。 全部で何曲あるのか知らないがこの40曲に長渕歌の個人的な好きが入っている。 活動時期を1997年までと書いたが、その後、長渕は何を始めたかと考えると、身体を鍛え始め

        • 覚えてるインタビュー

          紙媒体の雑誌などのインタビューで「そういえばあの人、インタビューであんなこと言ってたな…」と、ふと思い出すやつがある。 ほとんどの発言は、皆から忘れ去られている。 いちいち炎上なんかしなかった時代の方が長いのだし。 俺が偶然テレビで見て、非常に印象に残ったインタビューのことを、朧げな記憶だけど書いておこう。 寝ないといけないのに眠れないし。 この年齢になると「記憶間違い」みたいなのが頻繁に起こるので「俺の脳が勝手に作ったウソ」の場合もあるのだが、 今回のやつはハッキリし

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        発明されてしまった

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        • もずおさん 傑作選集
          114本

        記事

          ラピュタと情操教育

          先々週、54歳にして初めて「となりのトトロ」を見た。 夕食後にうっかり寝てしまったので9時40分頃から見たのだが、 とても良かった。 時代背景が分からなかったので金ローのCM中にササっと調べると昭和30年代の田舎らしい。 お姉ちゃんの方が小3なのに母親不在の中で妹のために頑張っている。 そんな状態でトトロやネコバスに出会い、夢のような時間を過ごす。 優しい映画だ。 トトロが大人には見えないということにリアリティを感じた。 そしてその翌週。 これも初めて見る「天空の城ラピ

          ラピュタと情操教育

          ぼったくラレ

          ※下ネタの話になりますので、苦手な方はスルーしてください。 酒を飲む場所での「ぼったくり」の話をしてて、若い頃、25歳くらいの時だと思う、店舗型風俗店でぼったくられた記憶が蘇ったので「#粒あん思い出話」のひとつとして書いておく。 90年代、20代の頃、風俗店に通ってた時期があった。 若い男性の性欲というのは厄介で、性欲に負けてカネを使ってしまうことがある。 その日は平日の昼間で、俺は仕事をサボって風俗街をウロウロしていた。 7千円くらいで済む店も知ってたのだけど、他の

          ぼったくラレ

          一番、夢中になって見たアニメ

          「未来少年コナン」です。 一切調べずに記憶だけで書くので事実と違うかもしれないけど。 NHKで、水曜日の19時30分から放送されてたと思う。 NHKって説教臭いイメージがあったのだけど、見てみたらめっちゃおもしろかった。 NHKが何か教育的なものを見せようとしてきてるな…? という気持ちが NHKでアニメ放送をやるなんて、なんという特別感! に変わったんですね。 1話見ただけで。 もう、アレですよ。ビデオとか無いし、水曜日の19時頃からソワソワしてテレビの前で待機し

          一番、夢中になって見たアニメ

          有名人同士のマウント合戦

          妻がオフコースが好きで、オフコースの曲は全曲歌うことができ、最後になるかもしれない小田和正のコンサートのチケットを取っていたが、台風で中止になったので行けなかった。 …という事実を去年知った。 驚いた。妻が自分の意思で音楽を聴いてるのを見たことがないし妻はCDなどを1枚も持ってない。音楽自体に興味が無いのかと思っていた。 結婚して25年、交際期間を合わせると30年くらいなのに知らなかった。 こういうことを書くと「奥さんに興味を持ってなさすぎる」と怒られるのだが、相手の知

          有名人同士のマウント合戦

          ガンの医者と精神科医から聞いたこと

          どちらも実際に患者として診察室で医者から直で聞いたこと。 医者といっても考え方は様々であるとは思うが、SNSにいる「自称医者」の言葉より信頼がおけると思うし、 この情報化社会でも知らなかった「そうなん?」とビックリしたこともあるのでメモの代わりに書き留めておく。 まずは、ガンの医者。〇〇病院の〇〇科の医者と書くと容易に名前が分かってしまうので伏せるが、ガン治療の第一線にいる、俺の直腸がん手術をした人。 「ガンの手術って、どんなことするんですか?」に対し、 「今はこんな

          ガンの医者と精神科医から聞いたこと

          通話用イヤホンの最適解(2024年最新版)

          コレです。コレ1択。 (何故か「タイトル未設定」と表示されてますが…) AIRERSI というメーカーの「K22」というワイヤレスヘッドセットです。 現在、3864円。 アリエクスプレスにしか置いてないです。 通話品質がめっちゃ良く、連続通話時間22時間。 コレはめっちゃ良くて、数カ月の間、売り切れ状態が続いてましたが、つい先日、販売を再開しました。このnoteを書いている現在は在庫があります。 「ケースあり」「ケースなし」から選べますが、ケースは充電ケースを兼ね

          通話用イヤホンの最適解(2024年最新版)

          おつかれエアロスミス

          10年…いや?15年くらい前? テレビで、何の番組かは全く覚えていないのだけど、 「世界5大バンドといえば?」 という、ザックリにもほどがある、ツイッターで有名人が語れば炎上しそうなことを言っていた。 それがクイズだったのか、「いや普通、そうでしょ」という根拠の無い断定なのかは覚えていない。 ただそこで挙げられていた「世界5大バンド」が何だったのかは覚えている。 ・ビートルズ ・ローリングストーンズ ・クイーン ・エアロスミス ・オアシス だった。 俺は実はニルヴァ

          おつかれエアロスミス

          ドラマ「地面師たち」感想(ネタバレ)

          「ドラマ」というエンタメコンテンツは「映画」よりも話題になることが少ない。話題になっても一過性のものであることが多い。 例えば60〜70年代の映画は今も語られるが同じ時代のドラマが今も語られることは無い。 キツい言葉を選ぶとドラマは映画よりも下に見られていると思うことがある。 俺自身もそうやってドラマ(連続ドラマ)を映画よりも低く見ていた過去がある。 この(俺の中にも長らくあった)、「ドラマは映画より格下」な感覚の原因を考えると、 ・映画はお金を払って見るもの(ビデ

          ドラマ「地面師たち」感想(ネタバレ)

          カッコーの巣の上で(35年ぶり2回目)

          ※ネタバレを含みます。 1975年のアメリカ映画、「カッコーの巣の上で」を見た。 1990年頃、19歳の、金は無いが時間はあるのでレンタルビデオ屋に通ってる頃に見たと思う。 35年ぶり2回目の鑑賞になる。 19歳の俺はこの映画を見て「管理教育と自由」みたいな、尾崎豊的なことを思った。 54歳になるまでに、精神科に何度か入院している。 入院しても医者(主治医)に会えるのは1日に1回がいいとこで、あとは看護師の管理下にあり、見張られてる感はあった。 大声を出すなど、他の患者

          カッコーの巣の上で(35年ぶり2回目)

          父親と娘

          今さらだけど、「不適切にもほどがある」というドラマで、 前半の、昭和の価値観vs令和の価値観、みたいなことをやってたやつで 「セクハラ」がテーマになったやつ。 アレ確か、「目の前の女性を自分の娘に置き換えて考えてみよう。世の中の全ての女性は皆、誰かの娘でもあるし」みたいな結論に着地させたと思う(ミュージカルシーンのやつ)。 アレ、なんかしっくりこなくて。 強引に、雑に着地させたなクドカン?…という気持ちになった。 この、俺が感じた違和感を言語化してみると、 親(俺は

          父親と娘

          「コンビニ人間」/ 書籍とAudibleでの比較

          ※小説「コンビニ人間」のネタバレを含みます。 Audible(オーディブル)の3ヶ月無料体験を先日から始めた。 「ツイッターを始めてから小説が読めなくなった」という悩みから始めたのだが、その理由は今回は省く。 最初に宮部みゆきの「火車」を聴いた。三浦友和が朗読してるやつ。 素晴らしかった。 全部聴くのに15時間半かかる、というのを見て「長過ぎる」と思ったけど、聴いてみればそうでもなく、 1週間程度で聴き終えた。 去年、妻夫木聡主演で映画化された小説「ある男」を読み終

          「コンビニ人間」/ 書籍とAudibleでの比較

          思い出

          先日、10歳の時に見た、タイガーマスクのデビュー戦のことを書いたけど、 記憶がハッキリしてるんですよね。 これは加齢による呆けとかではないと思うけど、齢を取るにつれて 「感情や光景を伴う記憶」が 幼少期〜高校生 くらいのものに限定されてきてる。 いや、20歳前後、20代も楽しかったはずなんですよ。 まだ心身共に健康だったし、フツーに働いてたし、結婚もしたし、標準体型より痩せてたし。 いろんなことを体験してるし、いろんな場所に行ってるし、いろんな人と楽しい時間を過ごし