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  • もずおさん 傑作選集

    もずおさんのnoteは毎回おもしろいのだけど、特におもしろい、何回も読みたいやつを集める個人的なやつです。

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発明されてしまった

1970年生まれの俺が子どもの頃、初めてハマった漫画は「ドラえもん」だと思う。 「小学〇年生」や「コロコロコミック」などで読んで。 今は映画作品などでスケールが大きくなってしまっていると思うが、「ドラえもん」はそもそも、経済的にはとても標準的な家庭の子どもの生活に様々な「発明品」が入ってくる話である。 「ドラえもん」に出てくる発明品で何が一番欲しい? みたいな話を誰もがした、または1人で考えたことがあると思う。 小学3〜4年生になる頃から、俺は 「もしこんなモノが発明

    • ぼったくラレ

      ※下ネタの話になりますので、苦手な方はスルーしてください。 酒を飲む場所での「ぼったくり」の話をしてて、若い頃、25歳くらいの時だと思う、店舗型風俗店でぼったくられた記憶が蘇ったので「#粒あん思い出話」のひとつとして書いておく。 90年代、20代の頃、風俗店に通ってた時期があった。 若い男性の性欲というのは厄介で、性欲に負けてカネを使ってしまうことがある。 その日は平日の昼間で、俺は仕事をサボって風俗街をウロウロしていた。 7千円くらいで済む店も知ってたのだけど、他の

      • 一番、夢中になって見たアニメ

        「未来少年コナン」です。 一切調べずに記憶だけで書くので事実と違うかもしれないけど。 NHKで、水曜日の19時30分から放送されてたと思う。 NHKって説教臭いイメージがあったのだけど、見てみたらめっちゃおもしろかった。 NHKが何か教育的なものを見せようとしてきてるな…? という気持ちが NHKでアニメ放送をやるなんて、なんという特別感! に変わったんですね。 1話見ただけで。 もう、アレですよ。ビデオとか無いし、水曜日の19時頃からソワソワしてテレビの前で待機し

        • 有名人同士のマウント合戦

          妻がオフコースが好きで、オフコースの曲は全曲歌うことができ、最後になるかもしれない小田和正のコンサートのチケットを取っていたが、台風で中止になったので行けなかった。 …という事実を去年知った。 驚いた。妻が自分の意思で音楽を聴いてるのを見たことがないし妻はCDなどを1枚も持ってない。音楽自体に興味が無いのかと思っていた。 結婚して25年、交際期間を合わせると30年くらいなのに知らなかった。 こういうことを書くと「奥さんに興味を持ってなさすぎる」と怒られるのだが、相手の知

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        発明されてしまった

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        • もずおさん 傑作選集
          111本

        記事

          ガンの医者と精神科医から聞いたこと

          どちらも実際に患者として診察室で医者から直で聞いたこと。 医者といっても考え方は様々であるとは思うが、SNSにいる「自称医者」の言葉より信頼がおけると思うし、 この情報化社会でも知らなかった「そうなん?」とビックリしたこともあるのでメモの代わりに書き留めておく。 まずは、ガンの医者。〇〇病院の〇〇科の医者と書くと容易に名前が分かってしまうので伏せるが、ガン治療の第一線にいる、俺の直腸がん手術をした人。 「ガンの手術って、どんなことするんですか?」に対し、 「今はこんな

          ガンの医者と精神科医から聞いたこと

          通話用イヤホンの最適解(2024年最新版)

          コレです。コレ1択。 (何故か「タイトル未設定」と表示されてますが…) AIRERSI というメーカーの「K22」というワイヤレスヘッドセットです。 現在、3864円。 アリエクスプレスにしか置いてないです。 通話品質がめっちゃ良く、連続通話時間22時間。 コレはめっちゃ良くて、数カ月の間、売り切れ状態が続いてましたが、つい先日、販売を再開しました。このnoteを書いている現在は在庫があります。 「ケースあり」「ケースなし」から選べますが、ケースは充電ケースを兼ね

          通話用イヤホンの最適解(2024年最新版)

          おつかれエアロスミス

          10年…いや?15年くらい前? テレビで、何の番組かは全く覚えていないのだけど、 「世界5大バンドといえば?」 という、ザックリにもほどがある、ツイッターで有名人が語れば炎上しそうなことを言っていた。 それがクイズだったのか、「いや普通、そうでしょ」という根拠の無い断定なのかは覚えていない。 ただそこで挙げられていた「世界5大バンド」が何だったのかは覚えている。 ・ビートルズ ・ローリングストーンズ ・クイーン ・エアロスミス ・オアシス だった。 俺は実はニルヴァ

          おつかれエアロスミス

          ドラマ「地面師たち」感想(ネタバレ)

          「ドラマ」というエンタメコンテンツは「映画」よりも話題になることが少ない。話題になっても一過性のものであることが多い。 例えば60〜70年代の映画は今も語られるが同じ時代のドラマが今も語られることは無い。 キツい言葉を選ぶとドラマは映画よりも下に見られていると思うことがある。 俺自身もそうやってドラマ(連続ドラマ)を映画よりも低く見ていた過去がある。 この(俺の中にも長らくあった)、「ドラマは映画より格下」な感覚の原因を考えると、 ・映画はお金を払って見るもの(ビデ

          ドラマ「地面師たち」感想(ネタバレ)

          カッコーの巣の上で(35年ぶり2回目)

          ※ネタバレを含みます。 1975年のアメリカ映画、「カッコーの巣の上で」を見た。 1990年頃、19歳の、金は無いが時間はあるのでレンタルビデオ屋に通ってる頃に見たと思う。 35年ぶり2回目の鑑賞になる。 19歳の俺はこの映画を見て「管理教育と自由」みたいな、尾崎豊的なことを思った。 54歳になるまでに、精神科に何度か入院している。 入院しても医者(主治医)に会えるのは1日に1回がいいとこで、あとは看護師の管理下にあり、見張られてる感はあった。 大声を出すなど、他の患者

          カッコーの巣の上で(35年ぶり2回目)

          父親と娘

          今さらだけど、「不適切にもほどがある」というドラマで、 前半の、昭和の価値観vs令和の価値観、みたいなことをやってたやつで 「セクハラ」がテーマになったやつ。 アレ確か、「目の前の女性を自分の娘に置き換えて考えてみよう。世の中の全ての女性は皆、誰かの娘でもあるし」みたいな結論に着地させたと思う(ミュージカルシーンのやつ)。 アレ、なんかしっくりこなくて。 強引に、雑に着地させたなクドカン?…という気持ちになった。 この、俺が感じた違和感を言語化してみると、 親(俺は

          父親と娘

          「コンビニ人間」/ 書籍とAudibleでの比較

          ※小説「コンビニ人間」のネタバレを含みます。 Audible(オーディブル)の3ヶ月無料体験を先日から始めた。 「ツイッターを始めてから小説が読めなくなった」という悩みから始めたのだが、その理由は今回は省く。 最初に宮部みゆきの「火車」を聴いた。三浦友和が朗読してるやつ。 素晴らしかった。 全部聴くのに15時間半かかる、というのを見て「長過ぎる」と思ったけど、聴いてみればそうでもなく、 1週間程度で聴き終えた。 去年、妻夫木聡主演で映画化された小説「ある男」を読み終

          「コンビニ人間」/ 書籍とAudibleでの比較

          思い出

          先日、10歳の時に見た、タイガーマスクのデビュー戦のことを書いたけど、 記憶がハッキリしてるんですよね。 これは加齢による呆けとかではないと思うけど、齢を取るにつれて 「感情や光景を伴う記憶」が 幼少期〜高校生 くらいのものに限定されてきてる。 いや、20歳前後、20代も楽しかったはずなんですよ。 まだ心身共に健康だったし、フツーに働いてたし、結婚もしたし、標準体型より痩せてたし。 いろんなことを体験してるし、いろんな場所に行ってるし、いろんな人と楽しい時間を過ごし

          言えない褒め言葉

          自分が好きなものには傾向がある。 音楽とか、映画とか。 それは「ヘキ」と呼ばれるレベルのもので、また感覚的なもので、言葉で表すのは難しい。 しかし、50余年も生きていると、具体的な「好きなもの」に含まれる養分から自ずと分かってしまう。 音楽で言えば、ブルースを基調としてるものだとか、ペンタトニックスケール中心に構成されているものだとか、 そういう言葉で誤魔化せたりもするのだが、 もっと感覚的なことをハッキリ言語化してみると。 自分が好きになるものは、 ・人間臭くて、

          言えない褒め言葉

          タイガーマスクのデビュー戦

          「テレビ」という、長らくエンタメの中心にあったものを通じて、後にも先にも「あんなにビックリしたことはない」と言い切れる、個人的な思い出話です。 1981年4月、俺が小学5年生の時に何故か突然、「タイガーマスク二世」というアニメが始まった。 梶原一騎原作のアニメ「タイガーマスク」は1970年生まれの俺が物心付いた頃には夕方のアニメ再放送枠で繰り返し放送されていた。 その続編が夜7時半から新たに始まるらしい。 へぇ~、という気持ちだった。 特に思い入れは無かったので。 小

          タイガーマスクのデビュー戦

          特定できたとしても

          俺は妻のiPhoneに(妻から了承を得た上で)俺の指紋を1つ登録している。パスコードも知っている。 目的は「妻が解決できないiPhoneの不具合を修正するため」である。 指紋を登録してるのだから、 システム上、妻のLINEの内容も読むことができる。 妻は俺より先に寝るし、眠りは深い。 しかし、読まない。 俺にモラルがあるからではない。 自分に不都合な言葉が書いてあるからだ。 それは妻自身の言葉ではないこともある。 そう、俺は妻のスマホの中身を見た上で「読まない」という結論

          特定できたとしても

          本当の自分

          ※このnoteは精神病治療について、自分の患者としての経験をもとに書きます。 精神病治療、特にその治療の最初の方によく起こることです。 自分の判断で薬を飲むことを止めてしまう。 もしくは、薬、飲みたくないなぁって思う。 病気はたくさんあるけど、この「薬飲むのを止める」を高確率でやるのは、精神病なんですね。 インフルエンザだと起こらないんです。 検査をして「インフルエンザ〇型陽性」って結果が出た後に、「インフルエンザの薬は飲まないです。自力で治します」って言う人、ひとり

          本当の自分