見出し画像

ダイナミックプライシングを実現するスタートアップ企業に出資しました

顧客ニーズが多様化する中で、需要と供給のバランスは常に変化し、市場における商品の適正価格は随時変動しています。

そのような背景から、ITやAIを活用して需要予測をしながら適正価格を決める「ダイナミックプライシング」があらゆる業界で徐々に浸透しつつあります。その流れはCOVID-19禍でさらに加速し、密を回避する施策の一つとしても期待されるようになり、「固定価格制」ではなく「変動価格制」を取り入れる企業が少しずつ増えています。

私たち東芝テックの注力領域の一つであるリテール業界でも、フードロスの抑制やプロパー消化率の向上、飲食店における満席率の平準化、配送時間帯別の受注数の平準化などを目的として、需要予測や在庫の最適化、そして直接的な値引き以外で価格をコントロールする「間接的なダイナミックプライシング」などの手法を用いた取り組みがすでに始まっています。

今後、ダイナミックプライシングがさらに世の中に浸透していくことを見据えた新規サービス開発を推進すべく、東芝テックはこの度、ダイナミックプライシングで経済合理性とサステナビリティの調和を目指すハルモニア株式会社(旧社名:株式会社空)に出資をいたしました

画像1

2015年に創業したハルモニアは、「ビジネスのすべてをダイナミックにし、地球のサステナビリティを向上させる」ことをミッションステートメントに掲げ、PriceTech(プライステック)領域でのソフトウェア・コンサルティングサービスを提供するスタートアップ企業です。

同社は世の中の需要に応じて価格を変動させる「ダイナミックプライシング」を起点に、“人の動き、モノの動き、車の動き”を変え、時間や資源のムダを極力減らした「ダイナミックエコノミー」の実現を目指しています。

私たちはハルモニアとともに、両社の強みを生かしながらリテール業界や顧客の課題を解決する「オープン型のエコシステム」を目指し、リテール業界のDX推進に貢献していきたいと思います。

***********************

東芝テック 投資担当者からのコメント

ハルモニアの事業内容はもちろん、松村大貴CEOの人間力とチームビルディング力に惹かれました。そして、彼が掲げる「Happy Growth」というビジョンのもとに集まったスペシャリストが、PriceTech(プライステック)領域で市場に風穴を開けようとしています。同社が目指す「ダイナミックエコノミー」を後押ししながら、新しい価値創造につながるサービス開発が進んでいくことを期待しています。

ハルモニア CEO 松村大貴氏からのコメント

創業から6年、ホテルや交通業界でのプライシング事業に取り組みながらも、リテール業界での課題解決にもいずれ必ず取り組みたいと考えておりました。スーパーマーケットやレストランなどリテール業界での知見と実績を積み重ねてきた東芝テックさんを最高のパートナーとして迎え入れ、これから大きな貢献が出来るように邁進していきます。フードロス等の業界課題に強い思いのある方、ぜひお声をかけてください。

***********************

今後noteでは、PriceTech(プライステック)関連の情報についてもお伝えしていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

※PriceTech(プライステック)はPrice(価格)とTechnology(技術)を組み合わせ適切なプライシング(料金設定)を実現する注目すべき技術の一つです。


★関連リンク★
東芝テック プレスリリース
ハルモニア株式会社
ハルモニア株式会社 ニュースページ


この記事が参加している募集

オープン社内報

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!