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【習い事を検討する前に家事という軸で教育することを決めた日の話】

このnoteのざっくりバックグラウンド紹介:

昨年、10年目の春、私は離婚を決意した束の間。ベストすぎるタイミングでツインソウルと思しき10歳下の同僚と恋に落ち、2人の娘を連れて海の近くへ移住して4人で暮らし始めた陽気なアラフォーと愉快な家族のリアルブログです。

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私達には、6歳になりたての娘がいます。彼女が今日もご機嫌に朝から歌っていました。

"hey hey hey~show me some~♩"

聞いたことのないメロディーで、少し妖艶に歌っています。
(全然英語話されへんのに異様に発音がいい。ほんでなんでちょっと妖艶やねん。)


直訳すると、「へいへいへい〜ちょっと見せなよ〜」

意味深な歌うたってんなぁ。(ほんで何が見たいねん。)


"hey hey hey~show me some~♩"


私「それさ、どういう意味の歌詞なん?」


そう聞くと、


娘「え、"しょみんさん"は、お金もちじゃない人のことやで」



!!!!!!!!!


英語を話す私は、「庶民さん」を”Show me some"に聞き間違えていただけで、

娘からしたら、


「へいへいへい庶民さん」


と、ただただ一般市民を呼びつけてるだけの無意味な歌だった。(一般市民を無意味に呼び出すな!)

こんばんは。
お盆ですね。思いっきり。
私は、紛れもないお盆のことを「ド盆」と表現するのですが、関東ではあまり通じたことがないことに驚きを隠せないアラフォーの庶民さんです。


最近、オリンピックがありスポーツっていいなぁと改めて感じた日々。
特にバレーとバスケが好きで、全てを見ることはできなかったけど胸が何度も熱くなりました。

スケボーや、BM、ダンスなどアーバンスポーツで日本人の若者が活躍していて胸躍りました。

娘たちは6歳と7歳。
何かスポーツを始めるのもいいなぁ。いろんな場所に体験レッスンに行って好きなこと、ピンとくるものを選べばいいね、なんて夫と話していました。

しかし、ふと気がつく。

外に習いにいくだけではなく、家の中でできるレッスンもあるのではないか?


リモートワークの合間、ランチを済ませコーヒーを飲みながら議題をあげてみた。


どんなに口で伝えても、自分たちが遊んでる背景で親がどんなに家事をしているのか、いかに大変かをわかるために、お手伝い制度を導入してみないか?

案としては下記
・一旦「効率」や「クオリティ」は度外視し、娘たちに家事を手伝ってもらう。都度、親が微調整、補助に入る。
・お手伝い一項目ごとに30円支給(金額が昭和)
・自分たちで貯めたお金の使い道に親は一才口を挟まない
→自由にお金を使うことの体験を構築

期待される効果:
・ゆくゆくは家事を任せられることで親は楽になる
・将来家事スキルがあって絶対困ることはないので習い事をする以前の基本の「基」を学ぶことができる
・お金の大事さを知ることができる
・親の大変さを容易に想像できる、感謝する心の育成
・「仕事」を与えられ、「完了」することの達成感を得ることでちょっと大人の仲間入りの気分が味わえる


よし、それやってみよう!と合意し、早速今晩からやってみることに。

ありきたりなことかもしれないけど、ちゃんと夫婦で協力してやらないと、自然にその習慣はなくなり、親も効率と時短を優先してしまうから。

前の結婚で試したことあるけど、結局私の負担だけが増えて不完全燃焼に終わった。


私は6歳の娘をお迎えに行き、そのままスーパーへ。
娘はいつも買い物カートを縦横無尽に操縦してくれる。
野菜や果物は彼女に選んでもらう。→自分が選んだものを買って、それが食卓に運ばれることで自信になるらしい。知らんけど。

ちょっとした買い物はお金を渡してお使いしてもらうことですごく嬉しいみたい。


家では、7歳の娘が帰って来次第、夫がカレー作りのお手伝いをさせる。


家に帰ったら、玉ねぎを切ったり、にんじんを切り刻んでいた。
包丁を使わせてもらって、本当に楽しそうな娘。


その後、6歳の娘は米を研いでくれる。
水を張って円を水中で円を描いて小さいおててでぎゅっと押す。

私「せやで、せやで、トゥクトゥクキュ〜ン!やで、DJのスナップでな。

はい、トゥクトゥクキュ〜ン!!」(コールアンドレスポンス)

(元ダンサーが米研ぎを伝授するとキッチンがクラブになります。知らんけど)


お世辞なしに、娘が研いだ米で炊いた飯はツヤッツヤしててべらぼうに美味でした。


ぐつぐつと煮込み、

私はカプレーゼをこさえます。
個人的には花畑牧場の生モッツァレラが好みです。


カプレーゼを作り、カレーが出来上がるのを待つ中
夫とキッチンカウンターでこそこそノンアルビールで乾杯し、カプレーゼをつつきます。


こういう瞬間、「ああ私たちは大人になったなぁ。」と感じます。(来年四十)


また、
キッチンカウンターに隠れて美味いものを食べると、「親になったなぁ〜」って感じます。
29歳、いきなり2児の父になった彼は深く頷いていた。


みんなで作った食卓を囲み、

お当番の人が「いただきます」と号令をかけます(本日は夫)。


「いただきまーす!!」(爆音)


みんなバクバク食い散らかします。


それぞれ、
「このお姉ちゃんが切ったにんじんうま!!!」
「妹ちゃんが炊いた米も最高!!」

「「いつもご飯作ってくれてありがとー!!」」

と声が揃います。


習い事をしに外に出かけるより、家でできる「基本の習い事」があるなぁと痛感します。


夫は、時々、おばあちゃんのあの味が食べたい。と話しすことがあって、レシピを残しといて貰えばよかったなぁとよく言っています。


「次は、娘にあなたの家カレーの味を残してあげて」と伝えると、俄然やる気を出していました。


遊んでいるうちに自然現象のように出てきたご飯を食べるより、

少し時間がかかっても、家族みんなで作ったご飯は格別に美味しかった。


明日は、給料30円を払って、また馬車馬のように働いてもらおう。
(治外法権企業)


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