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一気読み❤️
高橋祥子著 『生命科学的思考』
面白かったです。本の表紙にある通り、「ビジネスと人生の見え方が一変」しました。
著者はジーンクエストという遺伝子解析をする会社を立ち上げその研究と正しい活用を広めることを目指してます。
まず第一章で客観的に捉える大切さとノウハウを解説。
ストレスや不安の感情を抱いた時は「自分が感じている」というよりも「遺伝子に搭載された機能が正常にはたらいている」と 客観視するように心掛けている(p24より要約)という高橋さん。
感情に振り回されるのではなく遺伝子の解析を通して得た知識で感情の役割を知って客観視し、より生きやすく、日々過ごす方法を提案してくれています。
ネガティブな感情だけでなく、楽しいなどのポジティブな感情に対しては、心の底から感情を味わう。
つまり、感情という生命の仕組みを否定するのではなく、知った上でそん仕組みを人生にうまく反映するように考えてます(p26)と言う。
二章以降は 生き方とビジネスのやり方について著述が展開されてます。
特にグッときたのが第三章の『一度きりの人生をどう生きるか』です。
「目指したいものに対して覚悟を決めている人は葛藤しない」<中略>
覚悟とは「不確定で曖昧な未来に対してどうなっても絶対に後悔しないと最初に決め抜いておくための碇のようなもの」です。
大切なことは「最初に決めておく」と言う時間軸です。(p109〜110要約)
集中力やモチベーションのあげ方なども提案してくれてます。
p114〜は「やりたいことが見つからない」人へのアドバイスもあります。
著者の主張は
生まれてきた世界を、残酷な世界にしたり、素晴らしい世界にしたりするのは人間の方。世界や生命の構造と仕組みを知り希望を失わずに、かといって思考停止の楽観に陥らずに主体的に未来を創る生命体であってほしい(p219より要約)
と言うことです。
文章も読みやすく、書いてある内容も難しいのにあっさり頭に入ってくる一冊です。オススメします。
〒700-0822 岡山市北区 表町1-2-36 わがみやうめだ
梅田剛嗣 電話 086ー231ー3371
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