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和紙の可能性

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和紙のこと、染めや工芸など和紙加工のこと、つづっていきたいと思います。
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2022年10月の記事一覧

出張屋上染め和紙教室

出張屋上染め和紙教室

書家の陽子さん(空奇)主催の出張染め和紙教室開催。
わがみやうめだ の店舗の入っているビルの屋上で
昨日賑やかに開催されました。

お天気にも恵まれて開放的な場での
それぞれ思い思いのパフォーマンス。

陽子さんの書道教室に通うメンバーの人たち
昨日がみんなほぼほぼ初対面🐱
陽子さんのお人柄と企画力。
集まったみんなの良きマナーと和紙や筆に対する想い
いい感じに融合して終わりごろには意気投合して

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最近の仕事

最近の仕事

いい感じでしょ。
染め方を工夫してます。
まず、色の墨で染めた和紙に薄いドウサ液を塗って
乾いてから柿渋に色墨を混ぜた染料で再び染めます。

最初の写真のお皿はベースにグリーンの墨
二枚目はベースに薄い赤色の墨を塗っています。

柿渋に黒弁柄を混ぜるとこんなふうに粒子の荒いベンガラの黒が
残って面白いです。

こちらには黒弁柄を入れず、色墨と柿渋だけでの仕上げ。
最後に水晶末を撒いて、独特の雰囲気

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ドウサ液の使い方♥️

ドウサ液の使い方♥️

柿渋を 和紙にそのまま染めたら とりあえず茶色になります。
いろんな色を染め重ねることにより奥行きが生まれます。
これは、石州紙にまず、青墨で色を付け
ドウサ液で模様を付け柿渋染めの染料を乗せたところ

全体に薄いドウサ液を塗っているので
染料がすぐにしみ込まずにいい感じに流れます。

今回は柿渋に黒弁柄を混ぜているので
その粒子がいい感じに残って模様を生み出しています。
そこに水晶末を振りかけた

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