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『天気の子』の感動を、再び。これまでの関連記事をまとめて紹介します。



いよいよ、明日5月27日、新海誠監督の映画『天気の子』のBlu-ray&DVDがリリースされます。

このメディアでは、今作の魅力をこれまでに何度も伝えてきましたが、今回は、厳選した7つのコンテンツを、内容を一部抜粋しながらまとめました。

明日のBlu-ray&DVDのリリースをきっかけに、映画『天気の子』の魅力が、一人でも多くの人に届いたら嬉しいです。




【音声配信】

今こそ再び、『天気の子』を観るべき理由を語る


【長文記事】

なぜ『天気の子』は、全ての「選択」を「祝福」するのか?

そして、僕が受け取った《全ての選択を、祝福する。》という肯定のメッセージは、その深度において、完全に『君の名は。』を超越している。
"グランドエスケープ"が響きわたる救済のシーンから、"大丈夫"が讃える再会のラストシーンに至るまで、僕は、ずっと涙を堪え切れずにいた。ずっと、心の震えが止まらなかった。そして、新海監督が描く世界を、これからも信じ続けようと思った。それは、他でもない僕自身が、この現実の世界を力強く生きていくためである。


狂っているのは「君」じゃない、「世界」のほうだ

須賀が語ったことは、教科書には書かれていないし、ニュースでも報道されない。もちろん、政治家が語ることもない。それでも、それは揺るぎない真実だ。残酷で、理不尽で、不平等な「世界」を生きる僕たちが、日々、胸の中に抱いている、圧倒的なリアルだと思う。
そうだ、狂っているのは「君」じゃない、「世界」のほうだ。甘えかもしれない。無責任かもしれない。現実逃避かもしれない。それでも僕は、『天気の子』が讃えるこのメッセージが、「あなた」のもとへと届くことを願う。


【コラム記事】

まさに、感情の大洪水。『天気の子』の”後報”映像が凄い。

おそらく、この映像も新海誠監督が自ら編集したものなのだろう。たった30秒の中に、昂ぶる感情がこれでもかと詰め込まれている。
そして、こうして『天気の子』のストーリーを振り返ることで、新海監督の前作『君の名は。』との差異がより浮き彫りになる。やはり、『天気の子』は、かけがえのない「選択」を巡る物語だったのだ。


2019年、僕の心を震わせた「映画」ベスト10

肥大化した「正しさ」に押し潰されそうになる時代に、この「正しくなさ」を内包した物語が生まれ、140億円超えという驚異的なメガヒットを記録したことは、僕は偶然ではないと思う。


『天気の子』、世界へ。海外から寄せられる絶賛の声をまとめました。

「L.A. Times」の見出しは、「Review: ‘Weathering With You’ wraps larger concerns in a surprising modern-day fable」となっている。
本文を読むと、単なる少年少女のラブロマンスとして捉えるのではなく、今、僕たちが生きる現実世界が向き合う問題意識/危機意識との共鳴、という観点から考察が為されていることが分かりとても興味深い。また、最後の一文は、自国・アメリカ映画界への痛切な批評にもなっている。


映画『天気の子』の英題に込められた「祈り」と「覚悟」について

「weather」には、「【名詞】天気」だけでなく、「【他動詞】(困難を)乗り越える」という意味があったこと。新海誠監督は、そこに「必然」を見出したのだと思う。だからこそ、映画『天気の子』には、『Weathering With You』という英題が与えられ、この映画は、「祈り」と「覚悟」の物語になったのだろう。



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