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「休む」って、むずかしい
私は昨年秋に休職したのですが、今思えばその頃は休めていませんでした。おかしいですよね、休職したのに「休めてない」?
当時は、休んでいることに後ろめたさを感じて、「仕事を休ませてもらってるんだから、休んでるからこそできることを何かしないと・・・」というプレッシャーに追われてしまっていたのです。
何をしたかというと、ランニングをしたり、裁縫にチャレンジしようと布を買ったり(結局作っていません)、海を見に行ってみたり。
うつの私がそうして過ごした結果、すぐにさらに激しいうつ状態がやってくるようになってしまいました。そりゃそうだ、という感じがしますよね。無理していたなぁと思います。
今ではかれこれ1年間休み続けている私。いわば「休み」のプロ・・・?いや、セミプロくらいにはなってるかな?という、私が思うのは、自分の心が休まる方法を知っておくことの大切さです。
休みたいのは、身体?それとも心?
休みの日に、なんとなく「リフレッシュっぽいことをしなきゃ」と思ってしまうことってありませんか?運動とか、瞑想とか、自然に触れ合うとか・・・どれも素敵なことだと思います。
でも、なんとなくでどれかに手を出す前に、まずは回復したいのが身体なのか心なのか、丁寧に、向き合ってみる。
休職したての私には、自分と向き合うことが足りていなかったのだと思います。休ませるべきは心だったのに、やっていたのは身体の回復を目的としたものが多かったりして、結局さらに気疲れしてしまうようなこともありました。
もちろん、身体を回復させることで、同時に心も癒やされることはありますし、それが一番の心の回復だという方もいらっしゃるでしょう。でも私はちょっと違ったようです。
周りの声より自分の声
仕事を休んでいるということを周りに言うと、色々なアドバイスが耳に入ってきました。
「たくさん本を読むと良い」とか「サウナがいいよ」とか。「じゃあ起業について考えてみたら良いじゃん」「一人旅にでも行ったら?!」・・・
こういった周りの声は、私のためを思って言ってくれているのでとてもありがたいものです。そこから新しい発見をすることも度々あります。
ただ、心を休ませることに関して大切なのは、まず第一に、自分の心の声を聴くことだと気が付きました。
「今、気が楽だな」
「なんだか気持ちが軽くなったように感じる」
「この時間が続くといいな」
周りに何を言われようと、こういう自分の心の声を大切にしたい。
「大丈夫」と思えるように
心の声に耳を傾けていると、だんだんと自分に合った休む方法が分かってきました。
私の場合は、音楽を聴くことです。(特にイギリスのアーティストのオルタナティブと分類されるような音楽が好きなのですが、他にもポップス、J-POPもK-POPも聴きます。)好きな音楽を、高音質で、のんびり聴く。
そうすると私の心は、「大丈夫、大丈夫・・・」そんな気持ちになれることが多いです。
この「大丈夫」という気持ちは、よく休めている証拠かなぁと思います。今、自分はここでこうしていていいんだなという肯定感、ゆとり、安心。
今でも、ふとした時に意味も分からず孤独感や無力感が襲いかかってくることも、もうなにもしたくない、消えてしまいたいと感じるようなこともあります。
そういう時は薬に頼ることも多いですが、こうした自分なりの方法で「大丈夫」の感覚が手に入りやすいということを知っていると、それがちょっとした自信にも繋がってくるように思います。
なるべく毎日、いい休みをとって、「大丈夫」と思って過ごせますように。
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