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【原田マハ】今日が私の、独立記念日
人生における、貴方の独立記念日はいつですか?
原田マハさんが書いた『独立記念日』は、そんな事を投げかけてくれるような本だった。友達とオンライン読書会を開いたときに、参加者の1人が紹介してくれた本。今回は、この本を読んで感じた「独立」について記そうと思う。
*概要
原田マハさんを読むのは、初めてだった。基本的にアート系の本を書くことで有名のようだ。今回読んだ『独立記念日』は、短編集が詰まったエッセイとなっていた。
収録されている短編全て、女性が主人公である。前の短編に出てきた女性達の誰かが、次の主人公。そうやって、独立した話ではあるけれども、最後に全てが繋がる、心温まるストーリー。
*独立記念日とは
「独立記念日」と聞いて思い浮かべたのは、もちろん「アメリカの独立記念日」。イギリスから「自由と平等」を明文化した日。しかし、この本は独立について、以下の意味を込めている。
会社とか家族とか恋愛とか、現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編です。
・・・
『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから
育児や、仕事など、世の女性が抱えている精神的悩みから、解放された日。それが「独立記念日」であり、いろんな状況の女性が、悩みから解放されていた。
*自分の独立記念日
本を読んで、「人生は小さな独立を繰り返して、進んで行く」そう思わせてくれた。小さな独立が、一瞬でお金持ちにさせてくれたり、不満が解消させてくれる訳ではない。その時何かを大きく変えてくれる訳ではないが、今後の人生において、必ずエネルギーとなってくれる。
私にとっての独立は何だろう?
最近でいうと、介護のために実家に戻ると決めたことかな。
このことで、私は「生きてれば何でもできる」そう思うことができたから。
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