「ボックス型リュック」に物を詰め込むと、「底に入った物を取り出す時に、全部、中身を取り出さないといけない」ので、震災時や旅行、ノマドワーク時に、非常に使いづらいのをどうすべきか(ウェビングの使い方)

現在、自分は、「きちんと機能して使いやすい防災リュック」を本格的に作っている最中なのですが、
・最近増えてきた、たくさん容量が入る「ボックス型リュック」
に物を詰め込むと、「底に入った物を取り出す時に、全部、中身を取り出さないといけない」ので、震災時や旅行、ノマドワーク時に、非常に使いづらい。

この解決方法を探していると、
・バイクツーリングのリュック術
・キャンプリュックの知恵
・ミリタリー
という辺りの知識で解決できるようです。

「バイクツーリング」をしている人達のリュック術の知恵は、とても機動的、機能的で、自分は、「キャンプ」、「ミリタリー」の人達の知恵が優秀と思っていたが、「バイクツーリング」をしている人達のリュック術の知恵は、それ以上に、機能的でした。

理由は、
・「オートバイに乗ったまま、即座に、必要な物を瞬時に取り出せる必要がある」
・「バイクツーリング」では、「革の手袋をしている」事が多いので、そのように、指を細やかに動かしづらい状態でも、「瞬時に必要な物だけを取り出せる工夫」がある。

・料金所、自動販売機などで、「革の手袋をしているとコインを落としやすい」ので、「一時的に、革の手袋をはずした時に、その革の手袋を簡易で保持しておけるリュックのゴム紐部分」が、「バイクツーリング」用リュックにはある。

とてもわかりやすいのが、次のブログの記事で参考にした。

(バイクツーリングのリュック術)
https://www.autoby.jp/_ct/17578568

(キャンプリュックの収納の可能性を広げる小物と小技【ウェビング】【ミリタリーバッグ】)
https://blog.kinryu.jp/2021/04/02/webbing-militarybackpacks-expansion/

上の2つの記事を読んで、「ああ、リュックに付いている、いろいろな使い方のわからなかった部分は、こうやって使うのか!」とわかった。
「リュックの使い方」をきちんと知るには、上の2つの記事は、必ず読んだ方がいい。

(自分の改良グッズに必要な物)
(1) ウェビングベルト、ウェビングバンド


(2) 何でも、キーホルダー化できて、ぶら下げられる「カラビナ」(100円均一)
100円均一のやつは、「耐荷重」が全然無いので、登山用カラビナのように、人間がぶら下がったりする使い方はできないが、「キーホルダー」掛けみたいに使うには、安くて便利。


(3) 100円均一の「何でもキーホルダーや、根付けに改造できるハンドメイドキット」
(4) 100円均一(ダイソー)の「ニンテンドースイッチ用ケース」が思ったよりいいかもしれない。

<ウェビング>

まず、「バイクツーリング」、「キャンプ」、「ミリタリー」に最適化されたリュックには、「ウェビング」と呼ばれる部分が付いているようです。
ウェビング」というのは、もともと、欧米の軍隊が採用しているパーツ部分のようで、「PALS」、「MOLLE」などと呼ばれている。

((wikipedia)PALS(Pouch Attachment Ladder System)、MOLLE)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Pouch_Attachment_Ladder_System

この考え方は簡単で、
・「1インチ幅のナイロンバンド」の共通規格で、いろいろと応用しようという発想です。
もう1つの必須軍用規格が、
・「パラコード」、「550パラコード」、「タクティカルコード」
と呼ばれる、「パラシュートや、登山用の耐荷重のきちんとしたロープ」の規格のようで、この2つのミリタリー規格を基準に、「キャンプグッズ」、「ミリタリーグッズ」は作られている事が多いようです。
「頑丈で品質が確保されていて、安価にする為に、共通規格で、これらを大量生産して、その素材を加工する事で、いろいろな物を作っていく」という発想のようで、さらに、「共通規格なので、前線で孤立した時に、どこかが破損しても、共通規格素材のどこかの部分を切り取るなどすれば、すぐに補修できる」という使い方が正しいようです。

「パラコード」、「550パラコード」、「タクティカルコード」については、次のブログの記事が、とてもわかりやすかった。

(Paracord (パラコード)と Tactical Cord(タクティカルコード))
https://kinryu.jp/cp-bin/wordpress/2019/03/15/paracord-tacticalcord-atwood/

「パラコード」の予備をコンパクトに持ち歩くように、「編み込んだ物」を、「パラコードクラフト」というようで、この手芸にはまる人が多いようです。
これも、下のブログ記事を読むと、何なのか?がわかりやすいです。

(パラコードクラフト)
https://blog.kinryu.jp/2022/02/04/rope-cord-carry/

(100円均一の「パラコード」風ロープ。強度は保証されないので、自分は、「パラコードクラフト」や、いろいろな「ロープの結び方」の練習用に買った)

要するに、欧米の軍隊が採用しているミリタリーグッズの2つの共通規格の
・ウェビングバンド(1インチ(2.54cm)幅のナイロンバンド)
・パラコード
という素材を中心に改造やリペアを考えれば、強度、耐久性、緊急時自力復元性の高い、本当に機能的、機動的な「ミリタリー規格」になる
ようです。

「1インチ幅のナイロンバンド」を「自作」用で、自由に加工していろいろと使いたい場合には、「ウェビングテープ(ロール巻き売り)」という名称で、ネットで検索すれば売っているので、もっと自由度の高い「改造」が、いろいろな所でできる。

「ウェビングテープ」を使った「自作日曜大工DIY」の例としては、この修繕パーツ素材を使うと、「椅子の座面」、「ベッド」なんかを、編み込んで作り、前線で自力で構築する事ができるようです。
また、簡易のズボンの「ベルト」代わりに使う事もできるが、「もともと、荷物をガッチリ束ねるバンド用」なので、「ベルト」代わりに使うと、腹部をかなり圧迫するので、あまりお勧めはしない。

きちんとしたキャンプやミリタリーグッズだと、この「ウェビング」の規格で全部組まれているので、リュックの「ウェビング」部分に取り付け可能な「ポーチ」、「ウエストポーチ」なんかの規格になっているようです。
それで、キャップ拠点や、避難所など、「ベースキャンプ」になる位置まで、大型のメインリュックを運んだら、後は、この「ウエストポーチ」部分を取り外して、高い機動力を生かした行動が可能になる。という使い方のようです。
機動力「ウエストポーチ」部分には、「よく使用する物」を入れておく。
「ウエストポーチ」は、当然、ジョギング用の「ボディーバッグ」のように背負ってもいいので使いやすい。

(「きちんと機能して使いやすい防災リュック」への改造の考え方)
今回は、上の「ミリタリー応用」、「サバイバル応用」のような事ではなくて、
・最近増えてきた、たくさん容量が入る「ボックス型リュック」
に物を詰め込むと、「底に入った物を取り出す時に、全部、中身を取り出さないといけない」ので、震災時や旅行、ノマドワーク時に、非常に使いづらい。

というやつの改善目的です。

要するに、
・必要な今使う物だけを、すぐに取り出せるようにする改造の知恵を、「ウェビング」という、ミリタリーグッズの発想からやる。
という内容です。

まずは、きちんとした「キャンプ」、「ミリタリーグッズ」などで売っている方の、「ウェビング付きリュック」が必要になる。

(今回、買ってきた改造グッズ)
(1) ウェビングバンド(100円均一)
100円均一のキャンプコーナーには、「ウェビングバンド」が売っていて、主に、簡易の毛布とかをグルグル巻きにして、よくリュックの上に取り付ける時に縛る「バンド」の事です。
100円均一では、「2種類」のタイプがあって、「タイテープ」とかの名前で売っている。

・金具のみで縛るタイプのバンド(きつく縛れるが、すぐにほどけない。2本入りで100円と安い)
・プラスチックのアタッチメントが付いているタイプ(使いたい時にすぐにはずせるので使いやすい。また、「プラスチックのアタッチメント」部分で2本以上、どんどん連結できるので、何か緊急時に長さが必要になった場合に応用が利く。1本100円)

(長さは、「60cm」や、うろ覚えだが「1m20cm位」のやつなど数種類あった)

(プラスチックアタッチメント付きのやつは、何本でも連結して長くできる)

自分は、今回は、「使いやすさ」を考えているので、
・プラスチックのアタッチメントが付いているタイプ
の方を買ってきた。

この「ウェビングバンド」の正しいキャンプリュックの使い方の応用は、先程上に書いたが、次のブログ記事を読むと、非常にわかりやすい。

(キャンプリュックの収納の可能性を広げる小物と小技【ウェビング】【ミリタリーバッグ】)
https://blog.kinryu.jp/2021/04/02/webbing-militarybackpacks-expansion/

(2) 100円均一の「何でもキーホルダーや、根付けに改造できるハンドメイドキット」
次に、
・最近増えてきた、たくさん容量が入る「ボックス型リュック」
に物を詰め込むと、「底に入った物を取り出す時に、全部、中身を取り出さないといけない」ので、震災時や旅行、ノマドワーク時に、非常に使いづらい。
というやつの改善をする為には、「今使っている道具を、このリュックのウェビング部分に、ぶら下げられるように改造する」必要があるようです。

これは、100円均一だと、2種類方法があって、
・何でも、キーホルダー化できて、ぶら下げられる「カラビナ」(100円均一)


・100円均一の「何でもキーホルダーや、根付けに改造できるハンドメイドキット」
を使うと簡単にできる。
ハンドクラフト売り場に、下のやつ以外にも、かなりの種類がある。

(カラビナ型の使いやすい、取り外しが簡単なキーホルダーに改造できるパーツ)


手法は、
・「カラビナ」では、サイズ的に入らない物は、「何でもキーホルダーや、根付けに改造できるハンドメイドキット」の方を使えば、「カラビナ」にぶら下げられるように改造できる。
だから、
・「リュックのウェビング部分」→「カラビナ」→「何でもキーホルダーや、根付けに改造できるハンドメイドキット」
のような3段階の「ぶら下げ」方式になる。

この考え方は、要するに、
・「ノマドワーク」、「ミニマリスト」の人達が、最近、よくやっている「ペグボード」を使った壁面収納のような物を、リュックのウェビング部分でやってしまうという発想です。

(「ペグボード(100円均一(ダイソー))」を使った壁面収納)
(ペグボード)

(ペグボードパーツ)

(好きな箇所にパーツ取り付け)

(実際には、上のぶら下げ部分は、「2箇所」でないと、ブラブラして使いづらかった)

「壁面収納」は普段は便利なのですが、大地震の直下地域だと、「棚ごと倒れて全部、床にバラ撒く」ので、重要な物は、ここに、ぶら下げない方がいい。

リュックのウェビング部分を、上の「壁面収納のペグボード」的に使う方式で、避難所や、ノマドワークの時に使う。
こうすると、「撤収」が素早くできるので、「すぐ動け」と言われた時に、いろいろとぶら下がったままでも、移動できる。


これで、ようやく、
・最近増えてきた、たくさん容量が入る「ボックス型リュック」
に物を詰め込むと、「底に入った物を取り出す時に、全部、中身を取り出さないといけない」ので、震災時や旅行、ノマドワーク時に、非常に使いづらい。
というやつの改善ができる。

(3) 100円均一(ダイソー)の「ニンテンドースイッチ用ケース」が思ったよりいいかもしれない。
最近の「ボックス型リュック」だと、「細長いガジェットケース」を並べるような方式にしないと、「底に置いたパッケージは、全部取り出さないと使えない」という、滅茶苦茶、厄介な問題がある。
この「細長いガジェットケース」を探したのですが、
・100円均一(ダイソー)の「ニンテンドースイッチ用ケース」
位しか無かった。

まだ、これだと微妙なのですが、考え方としては、テレビアニメ『リコリス・リコイル』に出てきた「改造学生カバン」的な、機能的で機動的なやつに、「防災リュック」、「ノマドワークリュック」をしたい予定です。
よく、アニメに出てくる「銃を納めるケース」なんかが、規格化された「細長いガジェットケース」をシュッと引っ張り出して、スタイリッシュにすぐに取り出せて、すぐにしまえるというやつを最終的にはやりたい。
ただ、
・100円均一(ダイソー)の「ニンテンドースイッチ用ケース」
は、かなり薄っぺらいので、入れられる物が、だいぶ限られてしまう。

(4) 「EVAスポンジシート」、「EVAマット」
また、これの先のさらに「改造」をすると、こういった「ハードタイプ」のガジェットケースに物を入れると、「カチャカチャ」音がうるさいので、それを動かないようにする「パーツ」を自作して中に入れる人も多いです。
主に、アニメに出てくる「銃を納めるケース」なんかで、よく見られる構造で、要するに、
・入れたい物の形状に、「EVAスポンジシート」、「EVAマット」と呼ばれるクラフト素材を切って、クッション材も兼ねて入れる手法です。
「デッドスペース」は増えるが、「そもそも、ガジェットケースに入れる物は固定で決まっている」ような場合には、「中の物が壊れにくくできる」、また、「ぐちゃぐちゃに放り込むパッケージング」のやり方と違って、「綺麗に目的の物がある位置が固定されて並んでいるので、主に、工具の収納をこの手法を使う人も多い」

100円均一だと、
・「EVAスポンジシート」、「スチレンボード」は、ハンドメイドコーナーに売っている。
・「EVAマット」、「プレイマット」は、本来の用途は、子供部屋の床に置いたり、室内ダイエットをしている人が床に敷く、クッションマットで、「ジグソーパズル」のように組み合わせられるマットなのですが、同じ「EVA」素材で、かなり大型サイズで、分厚い素材(1cm厚み)で手に入るので、加工用に安く手に入る素材です。

「スチレンボード」は、「ジオラマ」を作る時に使う事の多い素材で、強度が若干低いので、「EVA」素材の方が耐久性がある。

床に敷く場合の「EVAマット」、「プレイマット」の注意点は、「100円均一は建材ではないので、耐火性能ゼロなので、子供部屋などの床一面を、これを敷いて、「タバコ」とかの火がつくと、一気に、部屋の床全体に火がついて全焼する。ので、安くて高性能で便利ですが、「建材ではない」事に注意。

今回の改造を行うと、「防災リュック」、「旅行、キャンプリュック」の場合には、「今使っている物は、すぐに使いやすい、取りだしやすい位置における」わけですが、どちらかというと、「ノマドワーク」のように、「すぐに使えて、即座に撤収できる」ような方に向いている。

(3), (4)のやつは、アニメとかだと良さそうだが、現実にやってみると、デッドスペースが多くなって微妙な感じでした。
人によっては、使いやすく改造できるかもしれない。

・100円均一(ダイソー)の「ニンテンドースイッチ用ケース」を2つ並べて、これは、「細長いガジェットケース」として使って、
・幅広A4サイズの「プラスチック書類ケース」
を重ねると、リュックの底になる事は無いが、サイズが微妙なので、デッドスペースが多い。
また、「ニンテンドースイッチ用ケース」のチャック部分が引っかかって、シュッと綺麗に取り出せないので、何らかの「仕切り」を改造して作らないと使いづらい。

最終的には、テレビアニメ『リコリス・リコイル』に出てきた「改造学生カバン」的な、機能的で機動的なやつに、「防災リュック」、「ノマドワークリュック」をしたい。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?