「つなまよ日記」を読まない方がいい4つの理由 #030

今までいくつもエッセイを書いて投稿しておいてなんだが、みなさんはつなまよ日記を読まない方がよい。その理由は以下のとおりである。

①   内容に意味や学びがない

つなまよ日記のエッセイに書いてあることは、ほぼ意味や学びのない、シュールでナンセンスなものである。

友人がよくうんちを踏んだり、後輩が私の手にマジックペンでほくろを足したり、店がよく閉まっていたり、いろいろと言い間違えたりする。

だからなんなのかと言われても仕方ない。読むのは時間の無駄になるかもしれない。

②   妄想しがちになる

エッセイに書かれている人や出来事に関することは、ほとんど事実であるが、そこから想像して書かれていることは、ほぼ筆者つなまよの妄想だ。

うまい棒やポッキーの開発現場はもちろん見たことはないし、自動販売機占いを見た人たちの反応や、人々が「手ブラ」でするバーベキュー（手でブラをしながら肉を焼く人達）、「世界で一番カレーの匂いがする」とメッセージを書いた小学生の日常など、ただの妄想だ。

読んだあなたはきっとふだん妄想しがちになり、ことによると日々の生活に支障が出るかもしれない。

③   世の中の見方が変わる

人の脳は、触れている情報にかなり影響を受ける。身体が食べているものや飲んでいるもので出来上がっているのと同じように、人の脳は取り入れている情報や考えていることに影響される。

だから無意味でシュールなことばかり見ていると、そういう情報ばかり考えてしまうようになる。

その結果、「常識的」で「普通」で健全な日常生活が送れなくなる可能性がある。

④   変な友達が増える

つなまよ日記の副題は、「平和な変人、世界遺産」である。エッセイに出てくる人は筆者も含め、変な人達ばかりである。

仕事中に上司の腕毛を消毒しようとしたり、ただぬぼーっとしていたり、うんちを踏んでばかりだったり、忍者になろうとしていたりする。

「あなたの一番身近にいる5人の平均が、あなただ」とどこかで聞いたことがある。

つなまよ日記を読むと、あなたは自分の変な部分や、周りのひとの面白い部分にばかり目が行くようになるだろう。面白い人に興味を持ってしまうかもしれない。

気づけばあなたの周りには変な人が集まっている。そして、あなたも変になっている。


おわりに

これだけの読まない方がよい理由があってさえも、あなたがこれを読むというのなら私は止めない。

読んでみて、ちょっといいこともあるかもしれない。

たとえ何かが無意味で、シュールでナンセンスで変であっても、それでもこんな自分でよいし、こんな友人達でよいし、こんな世の中であってもよいというくらいには思うようになるかもしれない。

きっと慌ただしい日常の中日々いろいろある中で、あなたがつなまよ日記を読んでくださって嬉しい。心から感謝している。

読んでくれたあなたは、めでたく変人の仲間入りである。これからもよろしくお願いしたい。

（追記）
「このエッセイちょっとあおってきてむかつくけど、いいね」との妻の感想。

2023年11月13日執筆、2023年11月29日投稿