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mako IT企業でマーケティング、インターナルコミュニケーション(社内広報)などコミュニケーションをデザインする仕事をしています。「心が動く瞬間」をテーマに気づいたこと、失敗したこと、上手くいったことなどを綴ります。

最近の記事

マーケターがサムネイル画像を作る時の思考プロセス

以前、チームの勉強会として、全員同じ記事を見て、どんなサムネイルを作るか、制作物や制作プロセスをお互いに紹介し合ってみた。すると思いの他、私の制作プロセスに対して、(マーケターでないメンバーから)気づきがあったと反応があったのでそのプロセスを紹介してみる。 先に言っておくが、プロのマーケターが見たら、大したノウハウではないと思う。マーケティングの初心者に向けて書いてみたい。 サムネイルに何を期待する?サムネイルは何のために作るのか考えたことがあるだろうか?サムネイルへの期

    • 購入後の世界観を見せられて車を購入してしまった

      1.車が壊れた!梅雨が明けて夏のはじまり。これまで乗っていた車のエアコンが壊れました。これでは生活ができないと慌てた私と夫は車の乗り換えを決意しました。 1つめに訪れたのは全国に展開する中古車販売店。営業の女性はとてもまじめな印象で私たちのニーズに寄り添って営業してくれました。私と夫はそれなりに良さそうな車種を見つけ、予算もだいたい決まったので、ここで購入するのかなと思っていました。 ただ、自動安全ブレーキが欲しいよねとか、色々必要な機能を考えていくと、それなりに当初の予

      • 「現場を見る」を「フィールドワーク」に置きかえただけで伝わることもある

        1.事件は現場で起きているんだ!とは言えない 私は、10年以上の営業経験から、アイディアや課題を出すために、ユーザーと話をしたり、現場を体験することの大切さを実感しています。 そしてその想いを、若手のメンバーに伝えたいと思った時、どのように言語化して伝えるのがいい方法なのか考えたことがありました。 「現場を見た方がいい」という主張は間違っていないと思います。ただ、その主張に対する目的や根拠が無いと根性論のように取られられてしまう可能性があったり、その言葉だけでは伝わらな

        • アウトプットが止まりがちな時の処方となる本

          1.書くことへのモチベーションが下がっていたここ最近、私のアウトプットへのモチベーションは下がっていました。 noteに関して言うと、1つの記事に2~3時間ほどかかってしまい、また,2~3時間で書いた記事は、どうしても表現が適切に伝えられていないような気がして、自分の中で、NGを出していました。 書かないと以下のループにはまって、気持ちの悪い気持ちを感じていました。 文書を書いても満足感が得られない→書くことに対してネガティブな感情を抱く→でも、書いていない状況が罪悪感

        マーケターがサムネイル画像を作る時の思考プロセス

          自社のビジョンやメッセージを社内に浸透させていくための施策の立て方とは?

          自社のビジョンやメッセージを社内に浸透させていくために、どんな施策をしたらいいか、迷うことがあると思います。 そこで、施策を考えるときに意識したいのが、以下の2点です 1.ファンクショナルな施策とエモーショナルな施策のどちらも行う 2.認知、理解、共感、実践、協働といった行動変容のプロセスまでつながるようにもれなく設計すること 1.ファンクショナルな施策とエモーショナルな施策をどちらも行うまず、ファンクショナルな施策とエモーショナルな施策について、どのような施策かご紹介

          自社のビジョンやメッセージを社内に浸透させていくための施策の立て方とは?

          ホワイトボードツールmiroが仕事に欠かせなくなった話

          この1年で一番自分の中で仕事の質を高めてくれたアプリはmiroです。 miroを使うことで戦略や業務が可視化され、物理的に離れたメンバーが1つの空間で作業ができるようになりました。miroが無くなったら今のところ、他のツールでは代替品が見つかっていませんので個人的にとても困ります。 このステキなアプリについて言語化しておきたいと思います。 miroとはmiroはホワイトボードをデジタル化されたアプリです。 基本的には真っ白なホワイトボードが用意されており、 付箋、罫線、枠

          ホワイトボードツールmiroが仕事に欠かせなくなった話

          自分のアイディアが採用されないと感じる時におススメしたい本

          「アイディアを考えくる」という宿題が出た時、 とっておきの1つのアイディアを提出し 「採用されず落ち込む」という経験をしたことはないでしょうか。 ・なぜ私のアイディアは採用されないのか ・素晴らしいアイディアを出せる人は秋元康さんのような特別な人間にしかできないのではないか こんなふうに考えている人にお勧めしたい本はこちら。 本書では、著者の広告業界での体験を中心に紹介されていますが、異業種で働く人でも学ぶべきヒントが沢山詰まっています。 この書籍ではアイディアを生み

          自分のアイディアが採用されないと感じる時におススメしたい本

          マーケティングのデータ分析のコツ3つ

          今回は、データ分析をするにあたって、留意しておきたい3つのポイントを整理します。 ちなみに、前回は仮説の立て方から検証項目に落とすところまでをまとめていますので、興味のある方は▼こちらをご覧ください。 参考文献は引き続きこちらです。 1.検証の目的によって結果が違う以下のグラフはサンプルデータです。クラウドサービスを提供している業者が競合と比較するブランドイメージのアンケートを実施したと想定します。これをどのように社内に報告するでしょうか。あなたの会社はA社です。 ✔

          マーケティングのデータ分析のコツ3つ

          仮説の立て方から検証項目に落とすまでのポイントをまとめてみました

          マーケティングの仕事は、多くの仮説検証から仕事が成り立ちます。 昔の私は、仮説がないまま、施策の承認を社内にあげてしまい、施策を却下されるこういうこともが、よくありました。 仮説思考は、マーケティングのみならず、様々なビジネスシーンで役立ちます。そのポイントを整理してみました。 参考文献はこちら 仮説がなぜ大事か例)〇〇が売れない理由を知りたい というのは良くある課題です。 →そこには様々な課題がある可能性がありますね  ・そもそも知られていない(認知)  ・価格

          仮説の立て方から検証項目に落とすまでのポイントをまとめてみました

          マーケティングの基礎を学べる本

          私が初めてマーケティングを学んだ研修で紹介され、購入したマーケティングの本をご紹介します。「マーケティング界の宝」と言われているそうです。 私が受講したマーケティングの研修では、自社のサービスのマーケティング戦略を作り、プレゼンするという課題がありました。 STPも、4Pも知らなかった私は、この書の流れの通りに、真似してサービスのマーケティング戦略を作成しました。 全て初めてだったので、手探りでしたし、とても時間がかかりました。 その研修には、20名ほどの受講者が参加

          マーケティングの基礎を学べる本

          社内勉強会で反応が良かったストーリー:ドラッカーの石切り職人の話

          あなたは何のお仕事をしていますか? そう聞かれて何と答えるでしょうか。答えを少しメモして読み進めていただけると気づきがあるかもしれません。 今回は、ドラッカーによる仕事の本質を語る お話を紹介します。 社内でマーケティングの勉強会を開催した時、営業のメンバーから一番心に残った話がコレと言われました。 こちらの書籍に掲載されています。 3人の石切り職人のお話あるところに3人の石切り職人がいました。 通りがかりの人が3名に、何をしているかをたずねました。 すると・・・

          社内勉強会で反応が良かったストーリー:ドラッカーの石切り職人の話

          記事が書けなくて焦るときの原因と対処法メモ

          noteなどで発信する目的の一つに、人に何かを伝えたいという想いの一方で 「自分の仕事や取り組みのノウハウを整理しておきたい」 ということがあるかと思います。 その際、伝えたいテーマや考えは沢山アイディア出せるのに、上手く説明できなくて手が止まる瞬間はありませんか?(私はよくあります) この後、どういう行動にでるかというと、この手が止まってしまったトピックは今度書こうと下書き保存して、また次のテーマを新たに書き始めます。そしてまた手が止まります。(あー悪循環・・・泣)

          記事が書けなくて焦るときの原因と対処法メモ

          「業務のルーティーン化」が事業化に

          私の仕事は社内のコミュニケーションを活性化し、会社を変えていくこと。 活動を開始した1年前の4月、私は広報に所属するわけでもなく、一人で全社に部門の取組みを発信し、ブランディングを推進しなければなりませんでした。 そして活動の始まりに一人できめたこと。 それは 「毎月1回、全社に情報発信する」 発信業務をルーティーン化することに決めました。 1年間やり続けた結果、大きな効果が出たのでそのメリットをご紹介します。 ①強制されない仕組み作りがちょうどいい記事を一人一

          「業務のルーティーン化」が事業化に

          社内の広報やコミュニケーションを学ぶ書籍が実はあまりない!?そんな時におススメの書籍3冊

          インターナルコミュニケーションを学習したいと思った時に、色々書籍を探したのですが、意外に出ている書籍は少ないんですよね。。。 私がいくつか読んでみた書籍と感想です。 自分のチームに見せたい書籍ナンバーワン!インターナルコミュニケーションを行う目的として一番大事だと思っている社員が会社を好きになる「エンゲージメント」の本質を理解できる本です。主人公がインターナルコミュニケーション(本書ではインナーブランディングと呼んでいる)を実践するまでの悩みや試行錯誤をストーリー形式で説

          社内の広報やコミュニケーションを学ぶ書籍が実はあまりない!?そんな時におススメの書籍3冊

          社員が記事をアップしたくなる社内メディアを運営するための担当者のマインドとは?

          この記事の対象ペルソナ ・社内メディアをこれから立ち上げようと考えている方 ・すでに運用しているが、メンバーが記事を書いてくれなくて困っている方 なぜ発信がとまる社内メディアが生まれるのか「社内メディアを立ち上げたが継続が難しい」 よく聞く話である。自社にも発信者が限定的で、あまり知られていないサイト(以下、社内メディアと呼ぶ)がある。 「立上げ」だけなら、やる気のある推進者ならスタートアップは簡単だ。社内メディアの必要性を説得し、ライターになってくれそうな人を、社内

          社員が記事をアップしたくなる社内メディアを運営するための担当者のマインドとは?

          社員も自分もワクワクするインターナショナルコミュニケーション

          ITを提供する会社で広報活動やマーケティングの活動をしています。 自社サービスのマーケターが社内の広報活動を始めることになりました。実践してみたら、想像以上に喜びの大きな仕事だったのでご紹介します。 インターナルコミュニケーションとはインターナルコミュニケーションとは、社内コミュニケーションとも言われます。社内報などを通じて、従業員同士のナレッジ共有し、社内の活性化やエンゲージメントアップ、コラボレーションの活性化を目指すものです。具体的に私は以下のような取組みを行いました

          社員も自分もワクワクするインターナショナルコミュニケーション