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社員が記事をアップしたくなる社内メディアを運営するための担当者のマインドとは?

この記事の対象ペルソナ

・社内メディアをこれから立ち上げようと考えている方
・すでに運用しているが、メンバーが記事を書いてくれなくて困っている方

なぜ発信がとまる社内メディアが生まれるのか

「社内メディアを立ち上げたが継続が難しい」

よく聞く話である。自社にも発信者が限定的で、あまり知られていないサイト(以下、社内メディアと呼ぶ)がある。

「立上げ」だけなら、やる気のある推進者ならスタートアップは簡単だ。社内メディアの必要性を説得し、ライターになってくれそうな人を、社内でアサインし、説明会などを開き、当番制にして記事を書いてもらう。記事のチェック体制が整えば、高い確率で立上げは実現する。

これで1~2年間くらいは記事が更新され続けるだろう。でも結局サラリーマンたる悲しい宿命。以下のような原因で更新が途切れることは良くある話。

【社内メディアが継続できなかったよくある原因】
・推進者が担当が変わってしまった、または退職した
・推進者の力が尽きた(人に依頼するに疲れた)

社内メディアを立ち上げる人がやるべき重要な仕事

では、どうすればこのような状態になることを回避できるのか。

先に結論から言うと、「立ち上げる人間が、自分がいなくなっても更新される仕組みの構築まで設計し実行する」ということである。

この結論に対して、当たり前だと思う人はいると思うが、そこまで実行できる人はそう多くない。立ち上げる人に、もう1度言いたい。

社内メディアを立上げる人がやるべき事
ー 運用が回る仕組み作りまで推進者は考えるべきである

では、どうすれば質の良い記事が勝手にアップされるような活性化されたメディアを継続することができるのか。

それは、「社員が発信したくなるメディア」にすることだ。

「社員に記事を書かせる」という強制力を発揮する前提でスタートしたら社員がワクワクするようなコンテンツは生み出されないし、社員が更新したくないと感じる仕事は必ずどこかで止まる。つまり、この施策はスタート時から失敗が確定しているとうことだ。価値を感じられない作業をしたい人間なんていないのだ。

社員が発信したくなるメディアを構築するのだとう意識を強く持ってスタートアップしよう。

社員が発信したくなる社内メディアとは

じゃあ、どうすれば社員が発信したくなるのだろうか。

それは、社員にとって、発信がメリットになればいいのだ。メリットの作り方は会社ごとに色々あるだろう。例えばこんな仕組みがあると社員は喜んで発信したくなる。

【こんなメディアなら社員は喜んで発信する】私が体験したケース
ー 発信することがいいふるまいとして組織から称賛される
ー 発信をきっかけに新しい仕事の第一人者になるサクセスストーリーがある
ー 発信をきっかけに、自分の価値を社会に出していけるメリットがある
ー 発信した記事が、社内報にアップされるだけでなく、メール等でプッシュされる仕組みがあり、全社に目立つ仕組みがある
ー 自分のプロジェクトが成功事例として社内に公表される
ー 自分の活動を多くの人に知ってもらえる(周りからの見方が変わる)

つまり「発信する社員=会社のためにいいふるまいをしているヒーロー」
として組織的に称賛される仕組みになけければならない。記事を公開するだけでは発信者はメリットを得られないのである。

このありがたい発信者をヒーローに仕立てよう。

ヒーローに仕立てる方法は沢山ある。(やれることについては少しずつ更新していく)

社員から「私も発信させて欲しいんですけど・・・」と相談されるようになったら成功が見えたと思っていい。

ワクワクするメディアを作ろう。そして発信者をヒーローにする仕組みを沢山生み出そう。

それがあなたの仕事である。

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