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16歳、ファーストキスの思い出。

16歳だった。

高校に入学したての私に、初めて「彼氏」というものができた。


それまでは、「両想い」な関係のまま自然と消滅してしまい、「彼氏」という存在は16歳で初めて手に入れた。


今でも鮮明に覚えている。


放課後、誰もいない階段の踊り場でキスをした。

はじめてのキスは、その日一日私を異常なテンションにさせた。

帰り道も、家に帰っても、布団に入っても、キスのことばかり考えていた。
今思うと思春期真っ最中だな、と思う。(笑)




ただ、
キスした相手のことは正直好きか分からなかった。


友達の間でかっこいい!と言われていた人から告白され、彼氏ほしさにOKした。
友達もかっこいいって言ってるし間違いないだろうと安易な考えで付き合ってしまった。


そこがファーストキスの思い出で一番後悔している。
当時、本当に好きな人とキスした友達が羨ましくて仕方なかった。


ファーストキスの相手とはそこから一か月たたないうちに分かれた。


良い思い出なのか、悪い思い出なのか分からないが、キス自体は当時の私にとってキラキラ輝いていた。
今も思い出すのは踊り場の大きな窓からキラキラとした光が差し込み、暖かい陽気の中キスした風景が鮮明に頭に入っている。

しかし、放課後で誰もいない時間にキスをしたのに、本当にそんなキラキラとした光が差し込んでいたのか?もっと暗かったのではないか?と疑問に思うことは多々あるが、人間はいい方向へと思考を変えてしまうものだから、そういうことにしておこうと思う。


またあの頃のような新鮮な気持ちに戻りたいものだ。。

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