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6つの音、響かせて

2022年10月16日、恵比寿LIQUIDROOMでのyumegiwa last girlワンマンライブ「2nd Anniversary Band Set Live “universe”」を観てきました。

好きなバンドのライブで何度も行ってるリキッドルームのスケジュールに、yumegiwa last girlが載っている、っていうのがもうすでに感無量です…


今日はこのライブのことについて書こうと思うのですが、このnoteは極めて個人的な想いを綴る備忘録みたいなものなので、詳細なライブレポを書く、というよりは、個人的な思い入れとか、感じたこととかを書いていこうと思います。


夢際との出会いは、下の記事でも書いているんですけど、

上にも書いたとおり、ユレルラさんと出会ったことが今の幸せにつながっているのは確かなんだけど、実はユレルラさんを知ったのは、ツイッターでたまたま見たアイドルの自撮りにすごく惹かれてフォローしたことがきっかけでした。
そのアイドルさんが所属しているグループがyumegiwa last girlだったんだけど、スーパーカー大好きだった自分はその曲名を模したグループの名前に見覚えがあって、それは、自分が好きな「ポップしなないで」のかわむらさんが楽曲提供したアイドルをフォローしてたんだけど結局そのグループは解散して、その後にグループのリーダーだったメンバーが加入したグループだったのでした。
その偶然の重なりに縁を感じて、ふたりを含むメンバーをフォローしていて、先にすごく好きになったのは先輩グループのユレルラさんだったんだけど、その後、「グルーミー」という、このキラーチューンに文字通りやられてファンになり、昨日の1stワンマンに行かせていただいた、という経緯です。
夢際りんさんと伶菜さんのおかげで自分の今の幸せがあります。本当にありがとう。
1stワンマンっておめでたい雰囲気あるけど、ファンもすごく幸せそうで、とても暖かい現場だったな…そしてメンバーの涙…この世でいちばん尊いものを見た。行けて本当によかった。ありがとうございました。

2021年4月6日にツイートされた、夢際りんさんのこのツイートを観て、興味を持ったことがきっかけでした。

このりんさんの写真、たぶん一生忘れないと思う。
いつもアプリでtwitterみてるのに、たまたま公式でみてて、そのとき出てきたオススメみたいなので出会ったんだと思うんですけど、この出会いがなかったら最南端トラックスを知ることもなかったし、そもそもこの界隈のアイドルと出会うことはなかったかもしれない。
そう思うと、りんさんと神様(とtwitter社)に感謝したくなります。
というか、もしかして、りんさんが神様ですか…?

出会った直後はもちろんあまり夢際のことを詳しく知らなかったし、さきに先輩グループのユレルランドスケープを好きになって、そちらを聴いていたのですが、夢際のメンバー(今思い返せば3人は加入が決まった直後?とかだったのですね…)が、ユレルラについてのツイートまで検索して「いいね」を押してくれることにびっくりしたし、日々がんばっているメンバーのツイートをみて、少しずつ好きになっていったことを覚えています。


アーティストとしての夢際のことを好きになったのは、「6/6」という音源を聴いてからなのですが、実は、それを聴いたきっかけは、noteで、ファンの方が書いていた、熱いレビューを読んだことなんですよね…

書いてくださった~NIDoNe--さんも、りんさんや神様と同列にすべき恩人と言えます。今さらですが本当にありがとうございました。

やっぱり、ヲタクの言葉って、ヲタクにめちゃめちゃ刺さるんですよね…
ヲタクってめんどくさい人種で、誰かにすごく勧められても、そのときはあまり興味を持たなかったりするのに、なにかのきっかけで自分が興味を持って音源を探したりすると、そのタイミングでめちゃめちゃハマったりする気がする。
このときがまさにそれで、このタイミングで「6/6」を聴いて、まんまと「グルーミー」にやられた、というわけです。

そのグルーミーのOfficial Live Clip

いつでも、どんなときでも、グルーミーは最高なのですが、もっと言えば、ぜひ、今の夢際のグルーミーを、まだ知らないすべての人に聴いてほしい気持ちです。


夢際をちゃんと好きになってからも、コロナ禍(ちょうど第5波の時期でした)でライブには行けず、もどかしい思いをしていたのですが、ようやく10月頃から徐々に落ち着きはじめ、初めてライブに行くことができたのが、2021年11月6日の、「yumegiwa last girl 1ST ANNIVERSARY ONE MAN LIVE 夢現-ゆめうつつ-」でした。

とても、とても感動して、行けて本当によかったと思ったし、夢際のことがさらに大好きになったライブでした。
初めて特典会でご挨拶できたこともうれしかったな…

ファンの方々もとてもあたたかくて、こんなあたたかい現場は体験したことがなかったので、感激して感想をtogetterでまとめたら、編集部イチオシにとりあげてもらえたのもよい思い出です。


そのときと、あと12月に事務所主催のライブで、夢際を観ることができたんだけど、そのあとはまた第6波が来て、春頃に一旦落ち着いたけどすぐにまた第7波…と、なかなかライブに行けない状況が続き(配信では可能な限り観ていましたが)、結局、1年弱ぶりに行けたのが、今回の2周年記念ワンマン、というわけです。
ほぼ1年ぶりになってしまってとても心苦しいですし、こんな自分が夢際のヲタクを名乗ってよいものなのか…名乗りますけど…



メンバーのみなさんがそれぞれnoteなどで思いを吐露されているし、ほぼ在宅ヲタクの自分なんかが言えることは何もないのですが、この1年は、リサさんやりんさんの活動休止期間があったり、現状や未来に対してのもどかしさや焦りがあったりと、メンバーそれぞれにとって、本当に大変な1年だったんだなと改めて思います。

チケットの売れ行きの話、メンバーの配信などでも出てきていたので、きっと直前まで様々なプレッシャーと戦っていたのでしょう…

そして、ライブ中のメンバーの言葉。

メンバーみんなが、どんな思いで、yumegiwa last girlとしての活動を続けてきたか。
自分は、少しくらいはわかっているようなつもりになっていたけど、実際のところ、何もわかっていなかったんだなって思い知らされた気がしました。

「人生をかけて、アイドルをやっている」。
その意味を、もっとちゃんと考えていたら、活動休止する、ということが、いかに重いことであるのか、わかったはずなのに。
しっかり休んで、きっと元気になって帰ってきてくれるはず、無責任にそんなふうに考えていた自分に説教したい。

「夢際でなかったら、きっと戻ってこられなかった」。
それだけギリギリの精神状態だったこと、それだけ命をかけて活動していたこと、それを改めて考えさせられたと同時に、メンバー、および最南端トラックスの社長を含めたスタッフという、yumegiwa last girlというチームの素晴らしさを再認識した思いでした。

メンバーが6人もいれば、いくら同じ目標に向かってがんばっている仲間とは言え、性格やペースも違えば感情も違うし、いつも同じ歩幅で歩けるわけではないのは当然だと思います。メンバーのblogで、それぞれが、自分自身の課題やグループとしての目標について、難しさを感じて苦しい期間だったと話してくれています。

恋人も夫婦も、友だちも、グループも、みんなそうだと思うんだけど、最初のうちはすごくうまくいってて、理想の相手みたいに感じるんだけど、やっぱりお互い違う人間だしどうしても折り合わなかったり衝突したり、比べてしまったりする部分が出てきて、仲良くなって関係が近くなればなるほど、うまくいかなくなる時期が必ず来るんだと思うんです。
その時期を乗り越えられず、うまくいかなくなって壊れてしまう関係も少なくないんだけど、お互いを理解して、尊重して、相手とも自分の感情とも、うまく折り合いをつけることができたとき、最初よりももっと強くて深い絆が生まれるのだと思います。

自分には想像もできない深いところで戦っていたメンバーを心の底から尊敬しています。
そして、こうしてyumegiwa last girlを続けてくれて、リキッドの舞台に立ってくれて、そして、この先の未来を見せてくれることを約束してくれたメンバーみなさんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
それは決して当たり前ではなかった、メンバーみんなで勝ちとった未来だから。
「ここはゴールではなくスタート」、まあるさんのその言葉が本当に本当にうれしかったです。


yumegiwa last girlの新しいアルバム「universe」は、間違いなく自分の中で今年のベスト3に入る名盤なのですが、その最後の曲、「いつか、また。」の歌詞を引用させてください。

掛け違えたボタンを見つめて 張り詰めた時間がそこにあって
君のいない色彩のなかで もういちど輝こうとして

何度も扉を叩く 震える肩を抱きしめて
失うものがあることに気づいて 怖くなって

またいつか 生まれては君と出会って
6つの音、響かせて渡りゆく
同じようでバラバラなバランスは
染み付いているはずだよ、きっと
ずっと、ずっと鳴らしていこうよ

命がけで生きてきた日々を 束ねてひとつの心に落とす
私の逃避行に付き合って あなたもいつか黄昏れるのね

またいつか会うまで あなたと出会って
ひとつずつ、指さして数えてゆく
違うようで似ているひとつのかたまり
信じていいはずだよ、きっと
ずっと、ずっと

まっさらなまま そのまま生きれるように
魔法かけてあげるから 受け止めてね
明日へ続いてゆく 幸せの鐘は今も聞こえている

またいつか生まれては君と出会って
6つの音、響かせて渡りゆく
バラバラなままのバランスは 信じていいはずだよ

またいつか会うまであなたと出会って
ひとつずつ、指さして数えてゆく
違うようで似ているひとつのかたまり
信じていいはずだよ、きっと
ずっと、ずっと
ずっと、ずっと鳴らしていこうよ

yumegiwa last girl 「いつか、また。」歌詞

ワンマンを観て、メンバーの想いを読んだら、いっそう、涙なしには聴けない曲になりました…

yumegiwa last girlのメンバーみんなのことが本当に大好き。
この6人じゃなきゃ嫌だよ。
先のことはわからないけど、今は強く、強くそう思っています。


アンコールでのラストの曲が、大好きなグルーミー。
落ちサビの、りんさん→リサさんのところ、音源でもいつも感動して涙ぐんだりしながら聴いているんですけど、その部分で、とても充実した表情で肩を組んで歌っているふたりの姿を観て、もうこれだけですべてのことが報われたような気持ちに(勝手に)なってしまって、めちゃめちゃ泣いてしまいました…
いま思い出しただけでも涙が出てくる…ありがとう…ごちそうさまです…


りんさんの書いた「グルーミー」の歌詞が、もう死ぬほど好きなんですけど、
最後に、そのいちばん大好きな部分を引用させてください。

この先のどこかできっと いっしょに笑っていられますように

yumegiwa last girl「グルーミー」歌詞

…この歌詞、すごくないですか?
あくまで自分の解釈なんで全然間違ってるかもしれませんが、
「この先も必ずずっといっしょに笑っていようね」とかだと、なんか急にありがち感が出るというか、薄っぺらく感じるような気がするんですよね。

「この先のどこか」で「きっと」、いっしょに笑っていられ「ますように」。
未来は見えなくて、現実はぜんぜん甘くなくて、つらいこともたくさんあって叶わないこともあるかもしれない、でも、決して諦めず、前を向いて進もう、そんな想いを、この歌詞から感じたんです。
前述のにどねさんも同じようなことを書かれていましたが、ただのポジティブだけの曲ではなくて、ネガティブなところから、それでも前に進むっていう意思を感じるからこそ、この曲は名曲なんだって思います。


yumegiwa last girlの2周年ライブが終わって、3年目がスタートしました。
まあるさんの言うとおり、ここはあくまでスタートなのでしょう。
yumegiwa last girlの物語はまだ終わっていないし、結末はわかりません。
でも、自分は、そしておそらく夢際のヲタクほとんどは、この物語をいっしょに追いかけることができて、すでにとても幸せです。
これからも、メンバーみんなといっしょに、同じ夢を追いかけさせてもらえたら…って強く思います。

活動を続けてくれて本当にありがとう。メンバーみんなが大好きです。
これからも応援させてください!

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