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死の予行演習

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死とか死生観とか生きる意味とかそういう感じの考察
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記事一覧

幸せについて

月にひとつくらいは記事を書こうと思っているのに気づけばもう月末。転職の準備はそれなりに大…

tsuna
2か月前
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死ぬよりも怖いことがぼくらにはあるのさ

5月にもうひとつ記事を書きたいと思っているうちに6月になってしまった。冬のあいだ氷の張った…

tsuna
11か月前
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歳を重ねるということ

過去に出会った音楽はずっと好きだし、昔に読んだ小説やマンガも場面やセリフなどをずっと覚え…

tsuna
1年前
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下弦の月と今夜も行こう

年が明けてもう2週間経っている。まだ2週間なのに正月がけっこう前に感じる。 大晦日から元旦…

tsuna
1年前
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正解より納得を

勉学はいいよね、わかりやすい正解があるから。 世の中のほとんどのことは正解なんかない。無…

tsuna
1年前
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死んでもいいけど死なないで

資格をとって、最初大学で研修したんだけど、そのときのPHSの内線番号が477で、「死なない」だ…

tsuna
1年前
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Memento mori.

自死に対する自分の考えはこのエントリーにだいたい書いた。 そこでも記載した、「どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?」という本の一部を引用したい。 死が不幸であるのは残された人たちにとってだけで、当人がそうであるかどうかは当人にしかわからない。 そして、生きていることがどのくらいつらいことであるかも、人それぞれ違うのであって、自分の物差しで測ることはできない。 生き方を選択する自由が認められるなら、その生き方の終わり方を選択する自由だってそれに含まれるは

「生きていること」より大切なもののために、ぼくらは生きている

内容的にはこのエントリーの続き。 誰もが違う価値観をもって生きているんだから、無理にわか…

tsuna
2年前
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キルミーベイベー

こんな年の瀬に書くような話ではない話。 ちなみにアニメは見たことがなくて、タイトルはsunn…

tsuna
2年前
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「生と死は等価値なんだ、ぼくにとってはね。」

「自殺はなぜいけないのか」を考察したくて探していたら見つけた本。 こういう本は、ただ読む…

tsuna
3年前
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早川アキは幸せだったんじゃないかな

ネタバレなチェンソーマンの話。 連載でも悲しかったけど単行本で読んで改めて悲しくて、アキ…

tsuna
3年前
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民話「姥捨て山」は「ひどい話」なのか

再び東京を中心に新型コロナウイルスの感染者が増加しているなかで、やはり再出すると思った、…

tsuna
3年前
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人生の価値は終わり方だろうから

ヨルシカをよく聴いている。 曲も、ボーカルもとてもいいのだけれど、何より歌詞がいい。 若い…

tsuna
3年前
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「幸福への道」の哲学

以前のエントリーでも書いたが、ソクラテスはその弟子プラトンとの対話のなかで、哲学を「幸福への道」と説き、その幸福への道の哲学とは何かとの問いに、「死の予行演習」と答えた、という。 ソクラテスの考えのすべてはソクラテスにしかわからないだろう。 自分は哲学を専攻しているわけではないけど、この言葉から、自分が思う「幸福への道」について、いろいろ考えている。 彼の言う通り、ただ生きることは人間の生ではない。考えることが大切だ、と思っている。 言うまでもなく、人生は有限だ。あらゆる