「自己決定のスイッチはモチベーションを爆上がりさせる！」 〜合格発表の苦い思い出とともに〜
世界中の子どもたちをワクワクさせる！
メンタルプロコーチの津村柾広（つむちゃん）です👍
「合格おめでとう！」最近、このフレーズが飛びかっていますね〜
先日の新聞に、青森県の公立高校の合格発表の記事が掲載されていました。
合格発表。受験生にとっては運命を左右する出来事ですよね。
実は私には、合格発表の日に苦い思い出があります。
今から15年ほど前、息子は中3で、２学期が始まった頃のことでした。
「高校受験どうするの？」
私はビールを片手にしながら、息子に尋ねました。
「◯◯高校に行きたい。先生にも相談してみた」
息子が希望したのは、実業系の高校でした。
「その高校なら、今の成績でも狙えると、先生が言ってたよ」
私はビールをテーブルに戻して、腕組みをして唸りました。
「う〜〜〜ん、それは受験勉強から逃げるってことか？」
「えっ？」息子はちょっと驚いた表情をしていました。
それから私は懇々と自説を語りました。（＊いわゆる説教です）
少し難しいくらいの学校を目指して、チャレンジすることに意味がある。
簡単に合格できそうな学校を選ぶのは、せっかくの受験を活かしていない。
やるからには、高めの目標を掲げて挑戦した方がいい。
それが、キミの成長につながるのだから！！！（＊典型的なYOUメッセージ）
コーチングを学ぶ前の私は、THE昭和の親父でした。
「息子よ、父はいつも正しいのだ」と信じて疑っていませんでした。
結果、息子は渋々、少しレベルの高い進学校を受験することにしました。
賢明なみなさんは、ここで致命的なミスを起こしていることにお気づきですね。
私は大切なスイッチを入れ忘れていました。
それは「自己決定」というスイッチ。
そのスイッチは、モチベーションの中心にあります。
進学校を受験すると決めたのは私です。息子はその決定に従っただけでした。
そもそも行きたいと思っていない学校のために、本気で勉強するでしょうか？
息子の受験勉強は「だいたいこれぐらいでいいや」のレベルで終始しました。
高校入試の自己採点では、合格ラインのギリギリでした。
私は合格発表の日まで、毎日、近くの神社に通い神頼みをしました。
合格発表の日は、みぞれ雪が降り大渋滞になりました。
なかなか進まない車内で、私たち家族3人はイラついていました。
ようやく学校に到着して掲示板へ急ぎました。
「受験票は持ったか？」息子に声をかけながら、小走りで向かいました。
掲示板の番号を確認して・・・、「あれ？ないぞ」
もう一度確認してみましたが、息子の番号はありませんでした。
帰りの車内、私は猛省しました。
失敗を恐れるな、とは言え、失敗すると空気は凍りつきます。
息子は二次募集で、元々希望していた学校を受験し合格しました。
とても喜んで、その日は家族で祝杯をあげました。
息子には将来やりたいことがあったのです。
子どもの頃から、自動車が好きで、エンジンルームをずっと見ている子でした。
彼は、高校では友達にも恵まれ、とても充実した日々を過ごしました。
そして、なんと！猛勉強をして、
校内で一人だけ選ばれる代表推薦を勝ち取りました。
今は、一番行きたかった会社に入り、一番やりたかったことをやっています。
「自己決定のスイッチは、モチベーションを爆上がりさせる！」
合格発表の季節になると、私はこの言葉を噛み締めています。
苦い思い出とともに、一生ものの教訓をいただきました。
息子よ、ごめんな。そして、ありがとう。
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