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ジャパニーズ・クラフトマンシップを伝承者たちと共に世界へ!”TisTa”事業に込める辻の思い(①/4)

1.やはり、日本から世界に挑戦したい

こんにちは!
TSUKURU株式会社でインターンを行っている大学4年生のtetsu(以下:t)と申します。

TSUKURUでは、ブランド開発部に所属し、広報・採用を担当させていただいているのですが、そもそも僕がTSUKURUにジョインしたきっかけは「大学生活暇だし起業でもしたいな〜」というとっても軽い考えからでした。

その思いは入社から半年たった今も変わらず、暇を見つけてはexitを経験した学生社長さんや、地域創生を掲げて故郷を盛り上げようとしている大先輩の起業家さんたちにお会いして毎月お話を聞かせていただいています。

今回はそんな、僕の人生のテーマである”起業”をメイントピックにした連続インタビューシリーズです。

最初にインタビューさせていただくお相手は、日ごろお世話になっているTSUKURU代表の辻吉彦さんです。

辻さんは、TSUKURU代表をする傍ら!?、2020年に地域資源創発を目的とした”TisTa”株式会社を新たに立ち上げられ、現在、地域の文脈に沿うオリジナルウイスキーの製造・販売に向けて猛進中です。

飲料事業の経験を糧に、「やはり日本の良さで、もう一度世界に挑戦したい」と聞かされてしまって(-_-;)

そんな辻さんに”TisTa”に賭ける想いを伺いました。

2.”個の再興”がキーワード

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t)今日はよろしくお願いいたします。
まず、TisTaを創業しようと思った経緯について教えてください。

辻)3年前から具体化するために温めていたTisTaの事業構想。
そろそろ機が熟してきた気もしたので、このタイミングで立ち上げさせて頂きたいなぁと思ったのが経緯です。

t)結構じっくり進めているんですね。もう少し聞かせてください。

辻)TSUKURUの創業(当時33歳)から振り返りになってしまいますが、
日本の閉塞感を打破したいなぁ。
多くの人が心地よいと思うであろう日本の面白さや考え方を世界中の方に
お披露目してみたい
なぁ。そんな『考え方エンジン』が燻っていたことと、
TisTaはTSUKURUの事業とは全く別の事業になるなぁと思っていたこともあり、このような形になりました。

t)『考え方エンジン』ってなんですか?

辻)造語です笑。
機械のエンジンは、大事に扱うと長持ちする(焼きつかない)のと同じで、
人間のエンジンは、考え方を大事にするとパフォーマンスが持続すると思っています。
『考え方エンジン』は、自ずと自分のやりたいことなので、自然と走り続けられるからいいかなぁと思っています笑。

t)TSUKURUの創業のときとの違いも教えてください。

辻)仲間が増えた状態でチャレンジできることですかね。
例えば、Facebook(今の大学生はもうやっていないかもしれませんが)においては、創業時ゼロから始めました。今は、2,500人以上とご縁があるんです。

あとは「まずやる(退路を断つ)」と決めたのはTSUKURU創業時と一緒ですね笑。

7年前の飲料事業は、今思うと無謀だったのですが、
あまりに無謀だった故か、
誰も知らないような、貴重な経験・ノウハウを蓄積する期間
になって、おかげさまで、今も生かされております。

今は、『そんな時期もあったな』と振り返り、
ご縁頂いている方々と一緒にみんなで思い切り笑えるよう、
頑張りたいなぁと思っています。

自分も心地よいと思う領域で四六時中、得意なことができていたら最高ですよね!池ちゃんどう!?

t)なんかいいですね。TSUKURUはどういう存在なんですか?

辻)TSUKURUは、今SDGs事業開発屋と言っています。
企業の課題解決を新事業開発で解決することを目的にしています。

一方、TisTaは、地域の課題解決を事業共創で解決することを目的にしています。TSUKURUで培ったノウハウをベースに、もう少し具体的に『個の再興』『モノづくりノウハウを活かした新価値創造』を掲げて活動できるようにしたいと思います。

t)『個の再興』と『モノづくりノウハウを活かした新価値創造』って、なんですか?

辻)『個の再興』っていうのは「日本人ひとりひとりが、自分の手でそれぞれのやりたいことを実現できたらいいよね」ってことですね。
先輩経営者とのお話しの中で出てきてた言葉で、意識している言葉です。

これからの日本には、個人の持つ技術や考え方に今以上にスポットが当たって、価値づけされる社会が必要だと思っています。

『モノづくりノウハウを活かした新価値創造』というのは、高度経済成長を支えた日本人が蓄積してきた特技「クラフトマンシップ」によって、これからの日本の産業界を盛り上げていこうってことです。

今までこの2つを軸に様々な事業を立ち上げてきたのですが、TisTaに関しては、「輿水さん」の持つブレンダーとしての技術(個の技術)、感性を盛り込んだクラフトウイスキー(モノづくり)を地域資源に組み込むプログラムをつくることで、地方創生に貢献できるのではないかと思ったのが立ち上げのきっかけです。

t)あ。失礼します。「輿水さん」とは...?

辻さん)サントリー時代の大先輩の一人なのですが、「輿水精一」さんです。サントリーの名誉チーフブレンダーにして日本のウイスキー界の重鎮のお一人と言える方です。

1973年にサントリーに入社された後、ウイスキー部門のブレンダーに関する事業を歴任され、プロフェッショナル~仕事の流儀~に出演されたり、2015年には日本人で史上初、ウイスキーの世界的権威雑誌である「Whisky Magazine」誌の”HALL OF FLAME”に選ばれた実力の持ち主です。

僕は、この輿水さんの培われたテイスティングの感性やブレンディング(ウイスキー 同士の調合、多くの失敗)の考え方は非常に価値のあるものだからこそ、後世に伝承するオリジナルプログラムをつくりたいと思っています。

3.優秀な仲間が集まってきた

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t)”起業”といえば「何をやるか」と同じくらい「誰とやるか」が重要だと仰られてますよね。ちなみに一緒に事業を創るお仲間は見つけられたのですか?

辻)はい。現在自分の他にファイナンスを担当する皆川とアライアンス戦略を担当する馬場と事業を行っています。馬場は、弁護士の資格も持っています。

t)どんなきっかけでお二人と一緒に事業をしようと..?

辻)皆川、馬場とも同年代であることがあります。また、ご縁ができてから、そこそこ時間が経ってきたこともありました。

最初は、皆川が九州に拠点を移す。という話を受けた際に、お!地域資源創発の新事業考えているよ。と本目論見の話をしました。

彼にインタビューしてもらったら出るかもしれませんが、話をした際に、しっくりした感がありました。『もしよければ一緒にやる!?』みたいな形です。

皆川の話では、
ファイナンスの仕事歴を重ねながらも、
「市場があって、ニーズがあって…とムリをして、お金稼ぎのためだけに考える感じが増えてきた自分の時間に飽きた」とか、
「そもそも考えてもしっくりこないことも多い」とか、
聞いていて共感する部分が多かったです。

なので彼とは、お金は大事なんだけど、お金という市場をみて仕事が生まれている面をどう考えるか、どう解釈するかで、ネタが尽きず盛り上がりますね。いつも同じ話感もありますが笑。

余談ですが、彼は金融市場への懺悔があるらしいですよ。悪いことやってきたんでしょうね笑

t)そうですか。そろそろ馬場さんの話も聞かせてください。

辻)馬場ですが、まだまだこれから深い付き合いになるのかなぁ。

初対面においては、同級生で弁護士。独特な人だなぁ。と思っていました。いまはTSUKURUの顧問弁護士としても、私の仕事において色々意をくんで文章にしてくれるので助かってます。

きっかけは、私も尊敬している共通の『食領域』の知人から、
「辻は、馬場と組むべきだ。」
と恵比寿から渋谷に向けて歩いているときに言われて、
それを鵜呑みに次の日に早速声をかけ、今に至りました笑。

あと皆川と馬場も元々ご縁があったらしく、皆川に馬場のことを伝えたら、「それ、めちゃくちゃいいじゃん!」と言ってくれました。

LINEの新事業のアライアンスなど担当していた期間が長かったようなので、そのひと段落がつく時期ということで、タイミングも良かったのかもしれません。

双方、ご縁とタイミングですね(^^;
今後もそうした形で、ご縁が広がるのを楽しみにしています。

あ、あと追ってのご紹介になると思いますが、
新たに、CMOにもご縁いただくことができました。

t)そうなんですね。長くなってきたので、次回にまた続きを聞かせてください。本日はありがとうございました!

※皆川、馬場は2021年3月を以って取締役を退任、現在顧問等で協力して頂いています。新たに2021年7月に毛利を執行役員に選任し、新体制で事業推進を加速しております。

4.次回以降の記事

辻さんの地域資源創発、ジャパニーズウイスキー、クラフトマンシップを伝承する新しい仕組みに賭ける思い、伝わったでしょうか。

次回の記事はこちらからご覧ください↓

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この記事を書いた人は
tetsu

人生当たって砕けて21年目。
旅とお酒と音楽が好きです。


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