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ジャパニーズ・クラフトマンシップを伝承者たちと共に世界へ!”TisTa”事業に込める辻の思い③/4

今回は、代表・辻に事業への想いを突撃インタビュー!!企画後半戦。

事業を進めるうえで課題は次から次へと生まれてくるもの。
変化にどう対応してきたのか、どう対応していくのか
語っていただきました。

以下の項目のうち、今回は1、2のインタビュー内容についてご紹介していきます(続きは次回!)。

1.仲間集めの現状
2.インターンのコース体制変化

3.「実践第一」のコンサルティングで大企業と共創
4.いろいろあるけど大切にしたいもの

1.仲間集めの現状

年内に100人体制になることを目標に掲げるTSUKURUグループ。
コツコツ仲間を集めて参りました。

yuri) TSUKURU、ないしTisTaの現状をお聞かせください。

辻)ご縁いただくお客様の数が想定よりは少ないなあ、というのが現状ですね。

SDGs事業開発を実践することについては、各企業で経済合理性の視点から、何もできずに時間が経ってしまっており苦労をされているので、我々が少しづつお役立ちできる機会が増えていくと嬉しいなぁと思っています。

一方、創業事業でダメージを抱えている財政再建の面では、少しづつですが、改善しつつあります。来年には、回復している兆しが見えてきました。

年内100人体制を掲げてましたが、50人が精一杯という現状で、そこのところは今も無理せず、どうしていくといいか画策中ですね。

でも、関わってる企業・団体の関係者すべて含めて、とすると100人以上はいってますね。。その点では達成と言ってもいいのかな(-_-;)

瀬戸内は今うちがプロジェクトを進めている地域の一つですが、最近は某事業者様との連携を進めています。

瀬戸内って、地中海と似たような環境で観光名所になれる素地があるのですが、産業廃棄物を押し付けられてきた歴史がある地域に見えているんです。
800の島々にある独自の生き方の積み重ねできた場所なんですけど。

今は”アートの島”として有名な豊島も、実は産廃不法投棄事件が起こった過去があり、”ゴミの島”のレッテルで誰も寄り付かない時期もあったそうですよ。

業者様の”徹底的にゴミを細かく分け、新しい価値あるものに変身させること”にこだわったリサイクルのノウハウを活かし、一緒にマイナスの歴史をプラスにしていけたら、と思っています。

2.インターンのコース体制の変化

yuri) 最近、TSUKURUインターン生のコース体制に変化が出てきているそうですね?

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TSUKURUメンバー飲み会の1シーン

辻)はい。
所属して、1年以上経つ子が数人、しっかりと成長してくれています。
みんな院に進むのですが、彼らの成長が日々楽しみで、ワクワクさせてもらっています。

そうした、所属している方々の成長パターンに合わせて、現在は、「実践コース」「サポートコース」「ボランティアコース」「塾コース」の4コースで参画される方にあったコースで入り口を設定させて頂いております。

東大理系100人を集め、起業家を育成する「実践コース」

TSUKURUがインターン生を受け入れ始めた当初は、東大理系100人を集め、起業家を育成する「実践コース」のみでした。

しかし、実際には思うよう学生が集まらないんですね。
当然、これらの理由が挙げられます。

・TSUKURUの知名度がない、低い(学生はブランドを重視する)
・環境問題に興味がある学生が少ない、見つからない

特に最初に来てくれた東大生2人がイケメンだったので、”スターをつくると人が自然と集まる”という仮説が成り立つことを期待しましたが、そうでもなく(笑)

初期メンバーには、身近な人に地道に声をかけていくということをやってもらってました。
声かけした人をリスト化していて、50人くらいはいったのですが、実際に入る学生は、ちらほら。自分たちの方針の計画通りにはいかなく。

学生が長期インターンに期待するのは、

「社会経験」
「第一志望就職への道づくり」

が主な行動変容理由なので、就職先がすでに決まっている人や、大学院に行く人は入ってくれない傾向にありましたね。

そんな中、SNS発信をスタートしました。

SNSでインターン募集を始めてからは、見て応募して来てくれる人が出てきました。特にしっかり見て参画してくれる人は、やはり目的意識が高く、自分でTSUKURUで得た経験を持ち帰って、日々変わって頂いています。

コースを細分化させることになったのは、

「起業には興味ないけど、環境問題に貢献したい」

という学生が少なからずいることが続いて。
でも、そうした人のニーズに応えるコースがなかったんですね。

なければつくればいい。ということで、「サポートコース」ができました。
TSUKURUのSDGs事業をサポートしてもらいながら、SDGsやビジネススキルを学ぶ機会を提供しています。

「ボランティアコース」も「サポートコース」に近いですが、より緩やかななコミットながらも、TSUKURUという集団に帰属することで、学びと情報を得て自己成長に活用してもらえたら、という主旨でつくりました。

こうした”学びの機会”の提供のノウハウもたまってきたので、新たに「塾コース」も導入してみることに。こちらは学生をインターンとして雇うのではなく、起業に必要な力を養っていく起業塾です。

基本的には、ありがちな起業塾で提供している内容のカバー(概論とケーススタディ)と実践(OJT)になります。塾代が気になるかもしれませんが、頑張りたい子に機会をつくりたいだけなので、機会がその方にとってミスマッチの場合は全額返金保証をしています。

ここで報酬が欲しい訳でないのと、学生も本を買うくらいの学ぶ気持ちを持ってきてほしいというファイヤーウォールとしてお金をコミュニケーションの手段の一つで使っています。

どのコースにも共通していえますが、こうした機会を作っているのは、「学生がつかむ機会の均衡を大事にしたい」と思っているからです。

その方に合うか合わないかで、人生って大きく変わると思います。

「環境問題に貢献したい」と思っている学生はいっぱいいるはずだ!

そうした学生が未来をひっぱっていく人に成長できる機会を少しでも提供できれば、充分なのかなと。

ゆくゆくはメンバーが成長して自立し、私がいなくても会社が回っていく仕組みをつくりたいですね。
若い人を育てていくことで、早期に100人体制を目指していきます。

TSUKURUには、インターンだけでなく、副業として頑張ってくれている方もいます。本業は政府系コンサル、某自動車メーカー、その他メーカーなど。みんな経済活動の在り方や、いまの資本主義に違和感を抱えながらも、TSUKURU事業にコミット頂き、ガッツがあり、心強い仲間に支えられています。

成長したインターン生が見習いインターンをコーチャーとしてサポートし、副業組がコーチャーをサポートする、、そうした”レイヤーを活かした体制”も確立し始めているところです。


ニーズや変化と共に変わるTSUKURUの体制、いかがでしたでしょうか。

次回最終回では、逆に、

変化するなかでも変わらない、大事にしていることについてお聞きしていきます!

どうぞお楽しみに。

本シリーズの他記事はこちら↓


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この記事を書いた人は
yuri

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