「シチューなのに〇〇がないっ！？」の話
寒くなってきた。
鍋・鍋・シチュー・鍋・シチュー・鍋・カレー
一週間の献立をいっそ、そんな風にしたくなってくる……
そんな季節ですね（そうか？）
今日は美味しそうなサラダチキンのレシピを見つけたから、それを作ってみよう！
後は……
ブロッコリーが息絶えそう！
シチューじゃな！
あ！ほうれん草もヤバっ！
お〜ひ〜た〜し〜！
つくねの完璧な献立が出来上がった。
取り敢えず、シチューを作ろう。
人参と玉ねぎを切って鍋に投入。
煮込み開始。
塩を入れ
コンソメ……
（コンソメがないよ……）
「お母さん！何か手伝おうか？」
「……」
せっかくの息子の声かけも……
つくねの耳には入らない！
「お母さん！」
「ちょっとお母さんは今……めっちゃ分岐点に立っとる！」
「えっ？」
「今後どっちに進むか……このまま突き進むか……路線変更するか……」
「はっ？」
「伸るか反るかの大勝負ってコトよ！」
しかし……
つくねは一人では決められない！
必殺！
「シチュー コンソメ ない時」
で検索！
検証の結果……
（よっしゃ！和風だしで何とかなるじゃろ！）
つくねは、はらをくくった。
「よし！ブロッコリーを切ってくれい！」
「わかった！」
息子の切ってくれたブロッコリーも入れ、ドキドキしながら和風だしを鍋に入れる。
今まで幾度となく作ってきたシチュー。
こんなに緊張感溢れる物だったか……
（フフフ……
香りが……完璧に味噌汁よ！！）
牛乳を入れ、しばらく煮込む。
ホワイト（ベシャメル？）ソースを加えるとトロミもいつも通りになってきた。
問題は……ここからよ！
味見！
（若干薄いな……）
はっ！
（味噌を入れたらどう？）
少し味噌を加える。
（どうかな……）
ここに
息絶える手前のブロッコリー入りシチュー
〜つくねの大勝負！汗と涙の結晶を添えて
が、完成した！
私は心底思った。
（ウチの家族が山岡士郎や海原雄山みたいじゃなくて……良かった……）
イヤー！！
ひでー！！
こんなん言われたらさあ！
こうなるもんな……
あんまり味にこだわりのない人達で良かった……
え？
サラダチキンはどうだったって？
それ、聞いちゃう？
お察しの通り……
微妙！
結論
味にうるさくなけりゃ、大体は他の物で代用がきく。
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