「本山スープってなんですか？」の話

本当は今日、タイトルは他に決めてたんだ。

「こんないい妻、なかなかいないんじゃないか？」

The・自画自賛。
（いつも通りかな）

第2候補もあった。

「神のイス・悪魔のイス・天使のイス」

コレも……
気になるな？

でも……
でもな？

さっきnoteのコメント書くのに
意味を調べようと

「もて余す」
って音声検索したら

「本山もとやまスープ」

って探してきてくれて……
私のスマホが。

すげぇ見当違いのトコ探しまくってんだよ……
私のスマホが。

何だか……
愛しいな。

思わずスマホにツッコんでしまう。

「いやいや、本山スープって」

うっかり笑ってしまったので……
こんなタイトルになりました。

さて。
いい話をします。
（えっ……ハードル上げてく展開？）

家族でニトリに行った。

かっちゃんが

「リビングでくつろげる椅子が欲しいから明日、ニトリに行ってきます」

と言うので

「そっかー。いってらっしゃーい」

と答えた。
そしたら息子が

「〇〇も部屋にソファが欲しい！ニトリ行く！」

意外な展開にビックリ。
今までニトリなんか興味なかったじゃないの。

（そういや……私も色々見たいモノあったな……）

考える事10秒ほど……

「つくねも行きます！」

そんなこんなでニトリでソファや椅子を見て回った。

入って早々に入口の目の前に展開されるスペースにて展示されているバタフライチェアなるものに座り……

「座り心地がいい！コレがいい！」

とかっちゃんが言うんだ。

「速い……速いんよ……」

この時の飛影さんくらい速いよ

もう少し……
な？
多分かっちゃんの決断は揺るがない。

しかしながら。

もう少し……
な？

息子は息子で……
色んな椅子やソファに座っては

「コレが欲しい！」
「コレも欲しい！」

君は……
私をヒカキンとでも思うておるのか？

そんな彼にも遂にその時が。

息子の目に止まったのは
ヨギボーのパk……
オマージュの様相を呈した
ビーズクッション。

「コレに決めた！」

「そっかー。ま、今日は買わんけど」

秒で答える私。

「えっ……じゃあ今日は何しに来たん？」
「市場調査じゃな」

私は……
息子の言う

「欲しい」

は常に全力で欲しいのだと思っている。

そして。
息子はその場のノリで生きているので
しばらくしたら

「別にいらない」

となるのも知っているので

「一ヶ月後もそのノリで欲しいって言ってりゃ買おう」

と答えた。

そして。
その日の夜。

「お母さん！コレ見て！」

息子の部屋に……

まんまこんな感じ

「えっ……」
「かっちゃんがあれから買って来てくれた！」
「マジで！？」
「コレ……すごいんよ！」

と言って、色んなスタイルでくつろぐ様子を見せてくれた。

「かっちゃん……優しいなぁ」
「イヤ、ほんまになぁ……」

コレは……
お礼をせねばなるまい。

次の日の朝。
かっちゃんが仕事に行った後。
息子に告げる。

「かっちゃんが欲しがってた椅子プレゼントしてあげよう」
「わあ！めっっっちゃ喜ぶよ〜！」

朝イチでニトリに行き、ブツを手に入れた。

かっちゃんが帰ってくるのをワクワクで待つ我々。　

「ただいま〜……あっ！コレはっ……」
「えへへー」
「うわー！ビックリ！嬉しい！」
「座ってみなよ〜」
「どう？」
「めっっっちゃ良い！！」
「やったー！！」

一通り感動を堪能した後、息子が

「かっちゃん、オレンジジュース飲む？」
「飲む飲む〜！」

と最近お気に入りの
氷いっぱいのカップにストローをさす
カフェスタイルで提供。

「かっちゃん、オムライス食べる？」
「食べる食べる〜！」

つくねも最小限の動きで
かっちゃんの最大限の喜びを得られる
ウマウマオムライスで応戦。

「はあぁ……幸せ……」
「良かったなぁ、かっちゃん幸せ者じゃなぁ」
「うん」
「実はな……かっちゃんが幸せだと私らも嬉しいんよ」
「そうなん？」
「前の結婚生活、何かをしてあげるのが幸せって思ってても……してもらう方はあんまりなかったじゃろ？」
「うん」
「私も息子もかっちゃんが喜んでくれると幸せなんよ」
「それは……知らんかった」
「覚えといてくれ」

さて。
そんなつくねの椅子はいかに？

めっっっちゃ可愛い水色のゲーミングチェア。
フツーに使ってて全然ゲームしてなかったのだが……
今回ゴーストオブツシマにドはまりして
ようやくゲーミングチェアとしての職務を全うする段になる。
長時間座っても全然腰が痛くならない。

2万円弱くらいした。
フフフ……
迷わず買ったよ。

自分が幸せでないと
他人を幸せになんて……
出来んからな。