堂宮ツキ乃
【小説】noteに投稿した小説をまとめました
【創作大賞2024応募】 堂宮ツキノ作「気まぐれ悪魔と魔女の孫」イッキ読みマガジン 都会での仕事に疲れたOLの|翼《つばさ》は、田舎の実家で心穏やかに過ごそうと計画する。しかし、実家には悪魔が住み着いていた。彼は”アヤト”と名乗り、かつて魔女と呼ばれた翼の祖母の知り合いだと話した。二人はとある理由によって、共に人助けをしていたらしい。都会を出てスローライフ……が、悪魔との奇妙な共同生活が始まった。
いごしょ関連のレポ。 囲碁将棋好きにならんヤツいねえって!
【創作大賞2024応募】 堂宮ツキノ作「推しのおじさんにガチ恋しない」(推しおじ)イッキ読みマガジン ※この作品はカクヨム、エブリスタ、小説家になろう、アルファポリスでも公開しています
ツッキーの吉本新喜劇・関連イベントのレポや感想
佳乃が通う高校の制服はセーラー服と学ラン。 翼の隣に立つアヤトは学ランの前を開けている。中に着た白いシャツのまぶしさに翼は目を細めた。戒めるように。 そしてセーラー服のリボンを指でトントン、と叩いた。 「アヤト」 「はいはーい……。君は家でもそうだよな」 アヤトは苦い顔でボタンを留めた。下校途中の女子生徒の視線を感じると、彼女たちをウインクで射抜いた。 「今回はどうするの? 俺も佳乃ちゃんには特にアドバイスをしなかったんだけど」 詰襟のホックをいじるア
睦月のクラスでは最近、例の魔女と手下の話題で度々盛り上がる。 彼が何の話をしに行ったかは言えなかったが、実際に会ってみた感想を話すとクラスメイトが食いついた。 「いい人だったぜ。お茶もうまかったしお菓子も出してくれたし」 朝のホームルーム前の教室。 生徒のほとんどが睦月の席を囲んでいる。皆一様に魔女のことに興味津々だ。 「そのお茶って庭で採れたハーブティーとか? お菓子は魔女の手作り?」 「ううん、普通のお茶だった。あとどら焼きはもらったモンだってさ」
この日も夕方に相談者が現れた。 今日も雨が降ったが、時間が経つにつれて雨が止み雲がちぎれ、今は綺麗な夕暮れの空が広がっている。家の中にオレンジの光が射しこんできた。 この日の相談者はいつものような高校生ではなく、翼より年上のOLだった。 黒髪を後ろでぴっちりとまとめ、黒いジャケットにパンツ、ブラウスを合わせている。随分真面目そうな人だ。 彼女は丸椅子の上で一礼した。 「妹から不思議な相談屋さんがいると聞きまして。突然お邪魔してすみません」 「いえ、いつも
翼は秋の雨が嫌いではない。 色づき始めた木々をしっとり濡らし、物憂げな秋の匂いを濃くする。その切ない香りでノスタルジーになるのが好きだ。 今日も秋雨の中で散歩をしようと家を出た。しかし、帰ってきたアヤトによって押し戻されてしまった。 彼はおもむろにジャケットとネクタイをとると、二階へ上がった。 なんだかいつもと様子が違う。翼は上着を脱ぐと彼の後を追った。 自室で寝たかと思いきや、彼は翼の部屋のカーペットで寝ていた。 彼を無理やり起こすのは忍びないが、
ある日の夕方。翼が晩御飯を考えていたら、チャイムの鳴る音がした。 玄関のドアを開けると女子高生が立っていた。ストレートの長い髪が綺麗だ。 「こんにちは」 翼から声をかけると、彼女は深く頭を下げた。 ずいぶん大人びた見た目だ。身長もそこそこある。翼は160センチあるが、彼女はもう少しありそうだ。 「相談者さんかしら?」 問いかけると彼女はうなずき、表情が崩れた。目からは大粒の涙がこぼれ出す。 「助けて下さい……。もうどうしたらいいか分からなくて……っ」
アヤトと初めて食べた晩御飯はハンバーグだった。しかも彼の手作り。ハンバーグソースもちゃちゃっと作っていた。ケチャップとウスターソースを合わせ、独自にスパイスを加えていた。 手作りのポテトサラダにコンソメスープ。ホカホカのごはんもある。 (わ~……おいしそ……) 翼は久しぶりの上げ膳に激しい空腹を感じた。こんなに手の込んだ料理はここ何年も作っていない。 仕事のストレスが心に来て、毎日ギリギリの精神状態だった。 そのせいで気力が湧かず、連日スーパーのお惣菜に頼
仕事の昼休憩。 今年で27になった翼は公園のベンチに座っていた。 秋の訪れを告げる爽やかな風が吹いている。翼はこの季節が一番好きだ。暑くもなく寒くもない季節。年がら年中この気温だったらいいのに、と毎朝願ってしまう。 お腹も空いたことだし、と翼は膝に視線を落とした。 膝の上に広げたのはコンビニで買ってきたサンドイッチ。ここはオフィス街で、昼間になるとコンビニや定食屋はあっという間に行列ができる。 天気もいいしたまには外で買って食べよう────というのは建前
【あらすじ】 君はどうしてつまらなさそうな顔をしているの──── 仕事をするだけの毎日。都会での仕事に疲れた翼は、田舎の実家で心穏やかに過ごそうと計画する。 しかし、実家には悪魔が住み着いていた。 金髪碧眼の彼は”アヤト”と名乗り、かつて魔女と呼ばれていた翼の祖母の知り合いだと話した。二人はとある理由によって、共に人助けをしていたらしい。 都会を出てスローライフ……が、悪魔との奇妙な共同生活が始まった。 自然豊かな田舎。大きなエコバッグを肩にかけた彼女は、土がむ
どうも、ツッキーです。 先日は念願の大宮遠征に行って参りました! ということで今回は大宮ツアーの記録です。 大宮遠征のきっかけ 7月10日は大宮の劇場で、囲碁将棋とダイタクのイベントが行われる日。 残念ながらチケット戦争に敗れ、一般でも買えず。泣く泣くお留守番を決めたところに公式からこんなポストが。 アクスタ手売り!? チケットなしでもOK!? これは行くしかない、たぶん行かなかったら後悔する。ということで急遽大宮遠征決定! いざ大宮へ 実は埼玉へは初上
祇園花月へゲームコーナーを観に行ってきました。 新喜劇関連以外での来館は初めてでした。 ほとんど囲碁将棋目当てでしたが、出演者の皆さんが繰り出す「おるおる!!」「おる……か?」というネタをたくさん楽しみました! 「おるおるカードバトルORU」とは? 記憶が曖昧ですが簡単にルール説明を。 二種類のカード(赤と黒。上の句と下の句。上の句は人物、下の句はシチュエーションと一言 or 表情)を数枚配る。自分のターンが来た時、赤と黒のどちらか一枚を山から取る。 手札
※放送前につき、ネタバレ注意 どうも、堂宮ツキノです。 久しぶりに祇園花月へ行ってまいりました! すちの丞の春休み特別公演以来です。 夜のゲームコーナーも観に行ったので、初めての一日2ステを経験しました。 今回は泊まりがけの旅。あえて大津の方へ泊まってみました。 ホテルから祇園花月を京阪で往復しました。大津の街中から山の中、そして地下へ……とおもしろい車窓の旅になりました。 今回の旅は個人的に『ツッキーのお仕事お疲れ小旅行』と題しておりました。 本当のお疲
どうも、堂宮ツキノです。 新喜劇好きが転じてお笑いにもふれるようになったこの一年。とうとう推しの漫才師ができました! 2023年のザセカンドファイナリストである囲碁将棋さんです。 テンダラーやジェラードン、他にも有吉の壁に出てらっしゃる芸人さんも好きですが急にきた。 ハマりすぎてYouTubeやTiktok、インスタのリール動画を見るのが止まらない……! Xでもちょこちょこつぶやいてるのですが、それ以上に語りたいので今日はnoteで! よかったらお付き合いく
どうも、ツッキーです。 先日は千葉さんの単独公演を観て参りました。 内容もアドリブ(?)も繰り広げられるギャグもどれもおもしろくて、濃密な二時間でした! 実際は三時間やってたんじゃないかと思ってます。 生で新喜劇を観るのが何度目かになりますが、今までで最高の新喜劇でした! 自分の中では珠代さんの特別公演が史上最高でしたが、それをゆうに超えました。 今回はそんな千葉ちゃんと新喜劇ver.2について書いていきます! 記憶違いや個人の感情もりもりでお送りしたらすみませ
(ネタバレ注意) どうも、堂宮ツキノです。 私には中学生の時からずっと頭に描いている人物がいます。 それは時の女神、運命(さだめ)。どちらの設定も学校の音楽の授業で知った曲から取ったものです。 彼女の物語を書きたいと思い立ったのが高校生の時。その時は戯人族と絡めなかったのですが、彼らのことを書く内に「関係ないわけない」と思い立ちました。 そして書き直したのが今回の作品、「時の女神の宿命」です。 おとぎ話のような昔話のような雰囲気がお気に入りです。 各サイトで
どうも、堂宮ツキノです。 最近は新喜劇を観に行ったり、関連イベントに参加しておりました。 なんと嬉しいことに、初めて新喜劇関連の友人ができました! 新喜劇好きの皆さんと呑むお酒最高においしかったー! というわけでここ最近の新喜劇関連のレポ&感想です! 3/18 NGK 「すち子の、嘘つきはヘッドスパの始まり?」 この日は千葉さんが一日支配人……!! いつも仕事で行けず、今回やっと行くことができました。 一緒にお写真を撮らせて頂いたのですが、スーツ姿の千葉
どうも、ツッキーです。 エブリスタにてリメイク版を公開しました、『レイヤーさんの社内恋愛』。今回はこちらの設定や裏話を語っていきます! こちらはツッキーがコスプレを始めてから一年経った頃に書いた作品です。 休止期間もありましたが、コスプレイヤーになってから”ピー”年が経ちました。 コスプレ関係の出会いや別れを経験した今だからこそ書けるものがある! と思い立ち、リメイクすることにしました。 当時の仕事のことも絡めていたので、懐かしくて楽しかったです。 それでは