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時の女神の宿命 設定集

(ネタバレ注意)
 どうも、堂宮ツキノです。

 私には中学生の時からずっと頭に描いている人物がいます。
 それは時の女神、運命(さだめ)。どちらの設定も学校の音楽の授業で知った曲から取ったものです。
 彼女の物語を書きたいと思い立ったのが高校生の時。その時は戯人族と絡めなかったのですが、彼らのことを書く内に「関係ないわけない」と思い立ちました。
 そして書き直したのが今回の作品、「時の女神の宿命」です。
 おとぎ話のような昔話のような雰囲気がお気に入りです。

 各サイトで公開しております。ぜひご覧ください!

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設定


〇地名

・千郷(ちさと)たちが暮らしているのは時永(ときなが)村。時永一族と名乗っているので。
・襲撃してきた隣村は蛇血(じゃけつ)村。本編には出していない名前。聖なる力を持つ者の血に不思議な力があると信じているので。蛇には怪しい、という意味をこめた。

〇人物

・千郷→17歳。後の時の女神、運命(さだめ)。黒髪、紫紺の瞳。
・黄玉(おうぎょく)、白玉(はくぎょく)、黒玉(こくぎょく)、紅玉(こうぎょく)、青玉(せいぎょく)→全員、五歳児の見た目。名前の色と同じ髪と瞳。後の戯人族の頭領たちの能力の元になるため、頭領たちのイメージカラーを採用した。
・青一郎(せいいちろう)→19歳。茶髪の癖っ毛。百里(ひゃくり)の弟で青二郎(せいじろう)の兄。
・百里→20歳。茶髪のストレート。青一郎、青二郎の姉。玄吾の妻。
・青二郎→17歳。百里と青一郎の弟。後の青龍。
・玄吾(げんご)→20歳。黒髪を刈り上げている。後の玄武。
・神里(かむり)→40歳。紫の髪と瞳。村の長であり医師。襲名前の名前は若紫(わかむらさき)
・白里(はくり)→18歳。白夜(びゃくや)の姉。短い白髪。後の白虎。
・白夜→16歳。姉より眺めの白髪。白里の弟。次期神里候補。
・朱月→20歳。紅緋色の長い髪と瑠璃色の瞳。朱里(しゅり)の兄。後の朱雀。
・朱里→17歳。珊瑚色の長い髪と瑠璃色の瞳。朱月の妹。後の戯人族の長。
・悪鬼→年齢不明。少年と青年の間のような出で立ち。黒髪と黄金色の瞳。

植物、食べ物の元ネタとか効能

・コマイ→トマト
・センザシ→染料になる葉
・ミカム、メキガ→熱冷まし
・ホグ→唐辛子
・ソミ→ミソ
・ダル→大豆
・二コリ→にがり
・タウカ→とうふ
・フラン→果物
・シバミ→白木。かんざしの本体。実は食べられる。殻は装飾に使われる。
・サタ→竹
・スズラ→蔓性の植物
・アザリー→ツツジ
・シャーキ→榊。祖父母が榊の葉っぱのことを「しゃーしゃき」と呼んでいたことから。
・メコン→米。反対に読んでンをつけてみた。
・ユガ→砂糖。シュガーから。


お話ごとの裏話など

〇序章

・神里(かむり)の「かむ」という呼び方は、アイヌ語の神威(かむい)を意識した。
・高校生の時にこれ(a版)を書いた時、神里は老婆の設定でした。
・a版を書いた時点では戯人族のことはまだ思いついてませんでした。登場人物も今ほどいなかったし、名前も今と違う人が多いです。
・a版での時永村は掟が厳しく、結婚相手は神里が決めていました。千郷は白夜に当たる人物が許嫁で、青一郎にも別に許嫁がいました。しかし、好き同士で結ばれた二人が現れたことにより、千郷と青一郎は自分の想いを告白することに。何かの機会にa版も世に出したいです。

〇一話

・井戸から水を汲みだす装置は、トトロでサツキとメイがおばあちゃんと野菜を冷やしているあれのイメージ。
・時の女神のご神体が巨大な岩なのは、かつて岩をご神体として祀っていた、という話を参考にした。
・涙が岩になった、って伝説が神話ぽくて気に入ってます。
・青一郎が作ったかんざしの布製の花はつまみ細工。百里が染めた布の余りをもらった。
・最後の神里は若紫(十三代目)、初代神里は藤袴。歴代の神里の名前は源氏物語の帖名からとっています。
・朱里は激辛好き。なんでも辛くしないと気がすまないので、唐辛子の粉を常に持ち歩いている。
・女性陣の名前が里や郷で終わるのは、既に名前が決まっていた千郷と朱里、神里の影響。

〇二話

・猪肉食べてみたいです。昔見ていたアニメ「獣の奏者エリン」に出てくる料理がおいしそうすぎて、今回意識して書きました。
・ツッキーは味噌汁は合わせ味噌が好きです。
・機会があれば狩猟免許を取得したいです。
・青二郎が引きこもり設定にしたのは、三兄弟の最後の希望にしたくて。
・おいしいフランの特徴はバナナのスイートスポットを思い出して。

〇三話

・千郷が好きな色を「白」と答えたのは、時の女神が白い服を着ていることが多いから。
・a版の神里の弟子は白夜のみ。朱里は後々大役を務めることになるので、追加で弟子にした。
・シバミの殻の形はピスタチオ。硬さは全然違います。

〇四話

・大きな葉っぱを見ると傘にしたくなります。
・矢羽根に特徴があるのは、ツキノベルス『桜嵐』の矢羽根村での設定を無意識に思い出していたと思われる。
・朱月の手裏剣は忍びの里から持ち出したもの。新たに手に入れることができないので、使ったらその都度回収している。
・千郷のことを「ちーちゃん」と呼ぶのは朱里だけ。

〇五話

・朱里のサボり癖は今はあまりない。
・朱月の身長はめちゃくちゃデカくないと思う。170ちょっとのイメージ。玄吾は190ありそう。
・白里と白夜がいた村も、捨て子やかどかわされそうになった者が多い。女ばかり。二人はその村で生まれ育った珍しいきょうだい。白里の前の名前は「ましろ」

〇六話

・朱里の字はミミズが這ったよう、朱月の字はミミズがのたうち回ったよう。
・女の童たちも死神が作り出し、千郷の世話のために派遣した。永遠に五歳児の姿のままだが、生活能力は大人に負けない。
・朱月と朱里が忍びの里から逃げてきたのは、里が火事に襲われたから。両親の不仲もあり、混乱に乗じて里を出ることにした。二人の家は代々頭領を務めている。朱月は次期頭領の予定だった。これはまた別で書きます。
・黄玉は果実水をもらっているけど、本当は酒も飲める。他の女の童たちも。

〇七話

・時永の集落に外から人間が遊びにくることは滅多にない。
・白里が人の心を失わずにすんだのは、隣に住む夫婦や鍛錬組のおかげ。
・青二郎は基本的に同年代の女子のことは”ちゃん”付けで呼んでいる。
・この時の青二郎の身長は千郷や朱里と同じくらい。同年代の男子より華奢だった。
・白里が振るっている刀はこの村で打ってもらったもの。
・この時、女の童たちは板の間の下に隠れていた。
・岩から上がった炎は千郷もとい、運命の怒りの炎が具現化したもの。
・千郷が新たに着た服は白いワンピース。
・悪鬼の生い立ちやこの後は、また別の話。

〇最終話

・死神がいる場所は「死神の間(ま)」と呼んでいます。彼の自室以外に、客室のような部屋がいくつかあります。
・死神が着ているのは真っ黒な燕尾服とネクタイ。
・千郷が寝ていたのはベッド。
・死神が作り上げた他の人間たちを追うのもありかも……と思っています。
・死神はもうすぐ死ぬ人間と人間ではない者にしか姿を見せない。死が訪れてしまうから。
・千郷が時の女神になってから口調と性格が変わった理由は、また別で書きます。


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