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沼の色と…

自分の懐にしまい込んでしまいたくない
かといって  見たくもない  目から頭から足の先へと…うっすらと淡い  けれども、たしかに  おどろおどろしい色が貼り付いているんだ…  それはまるで
あたまから足を引く糸のようで… 
足を取られてはいないのに
とらわれて 張り付いて 身動きができない

その色を描いてみようとした…
草と灰を潰したような深緑と 泥に白灰をすこし加えたような灰色だった…
キャンバスに描こうにも…
ただ、沼のような色を 塗りたくっただけだ
ただそれだけなのに すこし ほんの少しだけ 
胸のなかから沼が抜けていくように 
貼りついた色が すこしだけれど薄まった… 、 色の
張り付いた糸は細く脆くなり
張りつめた引力を僅かに緩めたようだ … やっとこさ寝入っては目覚める準備ができたくらいに  ……

目覚めて…実際には何もできていないのだけど
追い詰められていくのだけど …    たとえば、
今更、やっと筆を見つけ出したように
ひっしに追いつめて…詰めて、詰めて、詰めて… 
文字を。 ひっしに 紡いでは繋ぎ留めるんだ…

いつか  もうちょっと 住み心地の良い部屋に
                                                        整えてあげたいな ……
 
そうすれば、 宝箱にできるだろうか __ 


2024-07-18  −  2024-07-19

#詩
#気持ち
#自由時
#ショートエッセイ
#エッセイ
#創作大賞2024
#オールジャンル部門

せっかくなので…
挑戦してみる、体験してみる経験こそが…
1つ、1つ…が、 宝箱へと。

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