ツキノヒト

犬と猫と夫とこどもと。 好きなところで好きな人と好きなように暮らしたくて、一目惚れした…

ツキノヒト

犬と猫と夫とこどもと。 好きなところで好きな人と好きなように暮らしたくて、一目惚れした海辺に家を建てました。

最近の記事

あの選択をしたから

あの時あの道を選んでいたら あの時あぁしていたら あの時断っていれば あの時ちゃんと伝えていたら あの時あの人の言うことを聞いていたら 誰しもが一度は頭の中で考えたことがあるんじゃないだろうか。 「あの時あぁしていたら、今と違ったんだろうな。」 今まで何度考えただろう。 特に何かに失敗した時や、物事が思うように進まない状況になった時によく考えたりした。 何かを決めないといけない時にその選択をすることによって未来がどうなるか、ドラえもんが教えてくれたらとても助かる。 必要

    • ざらつく床

      我が家にはジャックラッセルテリアのアルという犬がいる。 彼は1歳半の男の子。 遊ぶことが大好きで、家のドッグランで毎日走り回っている。 彼はひとしきり遊ぶと家の中に戻ってくる。 その時一緒に砂も戻ってくる。 これがなんとも厄介だ。 私たちの足の裏はセンサーとなり ざらつく床を見つけると掃除機の登場だ。 私はある程度ざらつきが溜まったら掃除するが、 夫はこまめに掃除する。 ありがたい。 犬が運んでくる砂はいただけないが、 結果的に我が家はそのお陰で家中きれい。 「掃除が

      • 君と私の15年

        15年前、3日間に及ぶ壮絶な出産という大冒険を経て、この世界に産声をあげた。 出産に立ち会ったのは親戚の叔母だった。 「まるで白雪姫のように白いわね!」とうっとりした目で娘を見つめる叔母。 体力を使い果たし意識が朦朧とする中でそっと横を見ると、保育器に寝かせられた娘は本当に綺麗だった。 その時に心に誓った。 この世界に生まれてきて良かったと思ってもらえるように、この子を幸せにしようと。 自分の心に刻み込むように誓ったんだ 何があっても絶対に守っていくと。 あれから1

        • 新天地での暮らし

          『旅するように暮らしたい』 そんな変わったスローガンを掲げて始まった2022年。 その名の通り、縁もゆかりも無い場所へ足しげく出向き、 その地の空気感とサーフィンできる海が近いかどうかだけで移住先を決めた。 そして辿り着いたこの場所。 玄界灘に面したこの地に、私たち一家は移住した。 2023年に突入し、移住してもうすぐ一月が経とうとしている。 家も片付き、すっかり落ち着いた新居での暮らし。 夫と一緒にちょこちょこ買い集めたヴィンテージの家具や照明で統一された家は みんな

        あの選択をしたから

          母の日

          私と母の思い出は 片手で数えられる程しかない。 ①中学生の時に初めて母と2人で行った九重の小さな動物公園 ②小学生の頃、洗濯物の干し方が上手いと褒められたこと ③私のことを「太陽のようだ」と言ってくれたこと 片手どころか3つしかないじゃん。 いや、他にももっとたくさんあるんだけど、記憶にあるのがこれだけ。 母とは昔からあまり気が合わなくて 仲のいい時もあるけれど 基本的には衝突ばかりだった。 それは私が母の思い通りに生きなかったから。 母が安心するような道を選ばなかっ

          白と黒、ときどきグレー

          心理学に『曖昧さへの耐性』という言葉がある。 要するに、「曖昧なことを無理にはっきりさせるのではなくて、そのままにしておいても良いんじゃない?」というもの。 世の中、白黒つけられるものばかりではなくて 時にははっきりしない状況や、 どう頑張ってもはっきりさせられない状況がある。 それを納得せざる負えない時や その曖昧を受け入れるしか選択肢がない時がある。 私はせっかちだからいつも白黒つけたがる。 というよりも、 どちらかわからない状況や 先の見えない状況が苦手。 具体的

          白と黒、ときどきグレー

          故郷

          久留米市田主丸町 約10年この地にお世話になった 昔、まだここに住む前 田主丸という地名も知らない頃 ドライブでこの辺りを通るたびに 雄大な自然に惹かれていた 長く連なった山 広く広大な田畑 穏やかな気候 ここを通るたびに 車の窓を全開にして 思い切り深呼吸していた 植樹の町だからか どの家にも立派な木がたくさんある 今では庭のない家が多くなってきたけど ここは古くからの家も多いせいか どの家も立派な庭がある 町の至る所に植樹を待つ樹木たちがたくさんあって 民家より

          出会いこそ全て。

          大きなホールの中 希望に満ち溢れた瑞々しい高校生たちが席を埋め尽くす 私の口から出た第一声。 それはやはり 「あなたは今燃えていますか?」 今から7年ぐらい前の話。 私が通った高校では面白い取り組みをしていた。 30歳になったら「30歳のレポート」というのを提出するというもの。 高校3年で卒業して終わりではなく その後の人生も含めて 30歳のレポートを提出して初めて卒業になるというもの。 そんなことをすっかり忘れていた20代後半 高校から手紙が届いた 「あ、そうだっ

          出会いこそ全て。

          不確実な世界の中で

          ADHD、自閉スペクトラム、思春期うつ病、不登校… 難しい肩書きの多いうちの子供たち 散々悩んだ なんでうちの子が?と嘆き 一進一退の日々にもがき 正解のない中 変わらない毎日に焦り 引きこもる子供たちを急かし なんでなんだと問い詰める日々 会ったこともないどこかの子育て評論家の言葉や 有名大学の名誉教授という人のアドバイス、 あらゆる本を読んでは それを実行するもなんの変化もない日々 周りを見渡せば 「学校で喧嘩ばかりなのよ〜」 「全然授業聞いてないのよ〜うちの子

          不確実な世界の中で

          山から海へ

          旅するように暮らしたい 美しい場所や楽しい場所に行くように 一目惚れした場所で その時の心のままに 子供と暮らしていきたい そんな私の考えを そんな私から生まれた娘たちは 楽しそうに「いいんじゃない?」と言ってくれた そんな私の発想から始まった 2022年一発目の挑戦は ただ海の美しさに惹かれたという理由の 移住から始まる。 青い空 青い海 どこまでも続く砂浜 新しい人生の始まり。 頭に浮かぶのは不安よりも そこで繰り広げられるであろう楽しいこと 別に楽しい事が起こ

          山から海へ