見出し画像

ざらつく床


我が家にはジャックラッセルテリアのアルという犬がいる。

彼は1歳半の男の子。
遊ぶことが大好きで、家のドッグランで毎日走り回っている。

彼はひとしきり遊ぶと家の中に戻ってくる。
その時一緒に砂も戻ってくる。
これがなんとも厄介だ。

私たちの足の裏はセンサーとなり
ざらつく床を見つけると掃除機の登場だ。
私はある程度ざらつきが溜まったら掃除するが、
夫はこまめに掃除する。
ありがたい。

犬が運んでくる砂はいただけないが、
結果的に我が家はそのお陰で家中きれい。
「掃除が大変だ。」と文句を言いながらも、
その顔は笑顔で嬉しそうだ。
目元は緩み、アルへの愛情がにじみ出ている。
ざらつく床を足裏でスリスリしながら、
アルが私たちに与えてくれる大きな愛を感じずにはいられない。

今朝も我が家の床はざらついている。
もうすぐサーフィンから帰ってくる夫は、
きっと笑顔で掃除してくれるに違いない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?