つっきー (箱山康子)| 校正者

校正者 / Web編集者 松本城とホタルイカ、国語辞典が好き。 韓国語と英語と中国語を…

つっきー (箱山康子)| 校正者

校正者 / Web編集者 松本城とホタルイカ、国語辞典が好き。 韓国語と英語と中国語を勉強中。 Works▶https://www.kotobatsumugi-labo.com/works/

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記事一覧

韓国語と英語と中国語を6ヶ月間勉強して思ったこと

4月から9月まで、NHKの教材を利用して韓国語と英語と中国語を勉強しました。 「やりきった!」という達成感だけで終わらないよう、継続して勉強するとともに、この6ヶ月間…

私の「とある1日のスケジュール」を公開します

「在宅でフリーランスとして働くイメージがつかない」「子育ての両立に悩んでいる」といった声をいただいたので、私の「とある1日のスケジュール」を公開します。 お子さ…

視点を「自分」ではなく「相手」に向けて考える〜フリーランスが意識したい選ばれるための工夫

フリーランスは「選ばれる」と仕事ができます。 「あなたにお願いしたいです」と選んでもらう必要がある。ですので、仕事を獲得するために必要なことの一つに「選ばれるた…

白黒ハッキリつけないと気が済まなくて完璧主義だから校正の仕事が向いていると思っていた話

私は完璧主義だ。白黒ハッキリつけないと気が済まない。 加えて「100にできないならそもそもやらない」という性格をあわせ持つ。 なかなか生きづらい性格をしているとい…

大阪市内で本屋巡りをした話

いろいろなタイミングが重なったこともあり、先日大阪へ行ってきました。 せっかく大阪に行くのだからどこに行こうかな……と考えたのですが、やはり本屋さんには行きたい…

「議論」に重要なのは「前提」だという話

時折、SNS上で熱いやり取りをしている人たちを見かけます。とある投稿に対して、持論を熱く語る人もいますね。 私自身「反論したい」「何か言ってやりたい」と感じたこと…

校正・校閲に関する情報をまとめて配信するメルマガ「校正だより」について考えたこと

校正だよりがいよいよスタート。無事に第1号が配信できました。校正だよりが皆さんのお役に立てたらいいなと思います。 このnoteでは、メルマガ配信をしていくにあたって…

校正・校閲に関する情報をまとめたメルマガを配信しています!

毎週金曜日、校正や校閲、日本語に関するものなど、校正者向けの情報を集めたメルマガ「校正だより」を配信しています。 校正や校閲、日本語に関する記事等の紹介 セミナ…

2024年は「広げる」

2024年になりました。家族旅行からスタートした今年、徐々に仕事モードになりつつあります。 本格始動の前に、2023年を振り返りつつ2024年について考えていることを書いて…

初めて神保町に行った話

東京滞在中、予定の合間に寄る場所を探していたとき、ふと思い出しました。「古書の街」「本の街」といわれる神保町のことを。 少し検索してみると、なるほど本屋がたくさ…

Web記事校正が学べて仕事につなげられる環境づくりに取り組んで思うこと

「育成コンテンツを作りたい」 そう思ってから、約1年半。10/27にWeb記事に特化したオンライン校正講座「Web校正塾」をリリースしました。 最初に引いたスケジュールから…

ゴールキーパーと校正者が似ているって本当?実際対談して聞いてみた

校正を仕事にしている人や校正に興味がある人なら、「ゴールキーパーと校正者は似ている」という話を聞いたことがあるかもしれません。 さまざまな記事や本でもそのように…

「敷居が高い」という意味が変化している言葉から考えてみた

「敷居が高い」 意味が変化している言葉として、あまりにも有名である。年代によって意味の捉え方が異なるのも興味深い。 これは、平成20年度の調査結果なので、参考程度…

校正ラボのロゴ作成ウラ話

お蔵入りにしたロゴがある。 開業届を出したタイミングで、名刺に屋号のロゴを入れようと思い立ち、依頼した。しかし、出された案の中に気に入るものはなかった。とはいえ…

海から届けられるもの〜aruの選書

自分が本屋に行って数ある本の中から、この本に出会う可能性があるかというと、限りなく0に近かったと思う。 岡山県にある海が見える小さな本屋「aru」をX(旧Twitter)で…

校正部をクローズする理由とこれからの話

本日8月31日(木)、約2年続けてきたWeb校正者育成コミュニティ「校正部」をクローズします。 その理由と、これからの話を書きますね。 校正部をクローズする理由校正部…

韓国語と英語と中国語を6ヶ月間勉強して思ったこと

4月から9月まで、NHKの教材を利用して韓国語と英語と中国語を勉強しました。 「やりきった!」という達成感だけで終わらないよう、継続して勉強するとともに、この6ヶ月間を振り返ることも必要だと思ったので書いてみます。 使用した教材と選んだ理由まず、使用した教材と選んだ理由です。 私にはこれまでテキストや動画、アプリなどで勉強してみたものの、続かなかった過去があります。 言語学習に大切なのは「継続」だと思ったので、「いまの自分に続けられそうなもの」という観点から選びました

私の「とある1日のスケジュール」を公開します

「在宅でフリーランスとして働くイメージがつかない」「子育ての両立に悩んでいる」といった声をいただいたので、私の「とある1日のスケジュール」を公開します。 お子さんがいる方だと、お子さんの年齢や人数、性格などでかなり違いが出てくると思いますが、なにかヒントになったらうれしいです。 私は現在中学生と小学生(高学年)の子がおり、子どものことは夫と協力しながらやっています(ちなみに祖父母のサポートはナシ)。 6:00 起床起きたら、洗濯機を回し、子どもたちの朝ご飯や自分の仕事中

視点を「自分」ではなく「相手」に向けて考える〜フリーランスが意識したい選ばれるための工夫

フリーランスは「選ばれる」と仕事ができます。 「あなたにお願いしたいです」と選んでもらう必要がある。ですので、仕事を獲得するために必要なことの一つに「選ばれるための工夫」があると思っています。 もちろん実績やスキルも重要です。では、もし応募者の実績やスキルが似たような感じだったら……?  直接仕事の打診をする場合は、複数人に声をかけていることが少なくありません。では、すでにしぼられている状況で、自分を選んでもらうには……? これまでの受発注の経験から、そのようなときに

白黒ハッキリつけないと気が済まなくて完璧主義だから校正の仕事が向いていると思っていた話

私は完璧主義だ。白黒ハッキリつけないと気が済まない。 加えて「100にできないならそもそもやらない」という性格をあわせ持つ。 なかなか生きづらい性格をしているという自覚があり、実際苦労していたのだが、「校正」という仕事を知ったとき自分にピッタリだと思った。 「校正って、ことばや文章の誤りを見つけ出して修正して、誤りのない完璧な原稿に仕上げることでしょ?楽しそう!」 なんて思っていたのである。 「ことばや文章に○×をつけていく仕事」とさえ思っていた。 そう、私はもの

大阪市内で本屋巡りをした話

いろいろなタイミングが重なったこともあり、先日大阪へ行ってきました。 せっかく大阪に行くのだからどこに行こうかな……と考えたのですが、やはり本屋さんには行きたい。大阪にはきっとたくさんあることでしょう。 というわけで以前、神保町を訪れたときのようにXで呼びかけてみました。 このとき教えていただいたところと、探していて気になったところに寄ってきたのでまとめます。 おすすめしてもらった大型書店ジュンク堂書店 大阪本店 本のさなぎさんとつるこさんから教えていただいたジュン

「議論」に重要なのは「前提」だという話

時折、SNS上で熱いやり取りをしている人たちを見かけます。とある投稿に対して、持論を熱く語る人もいますね。 私自身「反論したい」「何か言ってやりたい」と感じたことが少なからずあるので、気持ちはわかります。 熱いやり取りをしている人たちは「議論」しているつもりかもしれませんが、多くの場合そうは見えません。ほぼ確実に足りていないものがあるからです。 それは「前提を考えること」そして「共有すること」です。 その投稿に対する前提を考えず、何か問題を解決しようという姿勢がないこ

校正・校閲に関する情報をまとめて配信するメルマガ「校正だより」について考えたこと

校正だよりがいよいよスタート。無事に第1号が配信できました。校正だよりが皆さんのお役に立てたらいいなと思います。 このnoteでは、メルマガ配信をしていくにあたって考えたことをまとめておきたいと思います。 課題は拡散されにくいこと「メルマガ配信をしよう」と思った理由は、メルマガ配信のお知らせnoteでも書いたように「自分が情報を探すのが大変だったから」「情報を見逃してしまうことがあったから」です。 「なぜそうなるのか?」と深掘りして考えた結果、Xで拡散されることが少ない

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校正・校閲に関する情報をまとめたメルマガを配信しています!

毎週金曜日、校正や校閲、日本語に関するものなど、校正者向けの情報を集めたメルマガ「校正だより」を配信しています。 校正や校閲、日本語に関する記事等の紹介 セミナーやイベント、新刊の紹介 私つっきーによる本の紹介  メルマガ配信を希望される方は、以下のフォームからご登録をお願いいたします。 メルマガへの情報提供も大歓迎です!メルマガに掲載したい情報がある方は、以下のページから詳細をご確認ください(掲載は無料です)。 バックナンバーは以下のページからご覧いただけます。

2024年は「広げる」

2024年になりました。家族旅行からスタートした今年、徐々に仕事モードになりつつあります。 本格始動の前に、2023年を振り返りつつ2024年について考えていることを書いておこうと思います。 0→1を達成した2023年2023年は少しずつ準備してきたことを実行できた年です。 校正者のためのオンラインコミュニケーション「校正ラボ」の始動。そして、Web記事校正に特化したオンライン講座「Web校正塾」のリリース。 昨年の最後の3ヶ月くらいは「私にできるだろうか」という不安

初めて神保町に行った話

東京滞在中、予定の合間に寄る場所を探していたとき、ふと思い出しました。「古書の街」「本の街」といわれる神保町のことを。 少し検索してみると、なるほど本屋がたくさん。もはやどこに行ったらよいかわからない。と、いうわけでゆるく募集してみました。 「おすすめ」でなくていいので「好きなお店」を知りたい。 おすすめしてもらった本屋はすべて寄ってきたので、防備録も兼ねて書きます。 本当に猫だらけだった猫本専門店「神保町にゃんこ堂」神保町に向かったのは夕方だったので、閉店時間が早い

Web記事校正が学べて仕事につなげられる環境づくりに取り組んで思うこと

「育成コンテンツを作りたい」 そう思ってから、約1年半。10/27にWeb記事に特化したオンライン校正講座「Web校正塾」をリリースしました。 最初に引いたスケジュールから考えると、かなり時間がかかりました笑 しかし、結果的に良いタイミングになったと思っています。私の状況も変わり、新たな体制づくりもできました。 構想からリリースに至る流れを簡単に書き残しておこうと思います。 コミュニティではカバーできない課題解決のために「育成コンテンツを作りたい」と思っていた当時、

ゴールキーパーと校正者が似ているって本当?実際対談して聞いてみた

校正を仕事にしている人や校正に興味がある人なら、「ゴールキーパーと校正者は似ている」という話を聞いたことがあるかもしれません。 さまざまな記事や本でもそのように書かれています。 私もそう実感しているのですが、ふと気づきました。 「似ているという話は聞くけれど、実際ゴールキーパーと校正者がそれぞれの役割について話したことってないんじゃない?」 「やってみたらおもしろいかも?」 ということで、校正ラボで実際ゴールキーパーの方と対談することにしたのです。 そう思い立ち、「

「敷居が高い」という意味が変化している言葉から考えてみた

「敷居が高い」 意味が変化している言葉として、あまりにも有名である。年代によって意味の捉え方が異なるのも興味深い。 これは、平成20年度の調査結果なので、参考程度にしていただけたら。とはいえ、本来の意味とは異なる意味が広まっている、代表的な例である。 心理的負担を表す表現上記のグラフにあるように「敷居が高い」には、 相手に不義理などをしてしまい、行きにくい 高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい という意味で使われている。 この2つの意味から、「敷居が高い」

校正ラボのロゴ作成ウラ話

お蔵入りにしたロゴがある。 開業届を出したタイミングで、名刺に屋号のロゴを入れようと思い立ち、依頼した。しかし、出された案の中に気に入るものはなかった。とはいえ、何をどう変えてほしいのか言語化はできなかった。案から1つ選んで納品としてもらった。 妥協して選んだロゴに愛着が持てず、作成してみたロゴ入りの名刺も使っていない。今後使うこともないだろう。 ……ということを2回くり返した。 こちらのイメージをテキストで共有するだけで作成してもらう流れだったから、仕方がないところ

海から届けられるもの〜aruの選書

自分が本屋に行って数ある本の中から、この本に出会う可能性があるかというと、限りなく0に近かったと思う。 岡山県にある海が見える小さな本屋「aru」をX(旧Twitter)で見かけた。店主のあかしゆかさんが選書した本を送るというサービスがあり、気になったので購入してみた。 「海から本をお届け」 この言葉が新鮮に感じた。 海からお届けできるものは、美しい風景であり癒やしにつながるものが多い。作られるものも「海」や「南の島」を感じられるものがほとんどだ。だから、私にとっては

校正部をクローズする理由とこれからの話

本日8月31日(木)、約2年続けてきたWeb校正者育成コミュニティ「校正部」をクローズします。 その理由と、これからの話を書きますね。 校正部をクローズする理由校正部をクローズする最大の理由は、私の個人的な都合です。 私には、自分の仕事以外に家のことや子どものことなどで役割が複数あります。どれも大事な役割で、自分の時間を必要に応じて割り振ってやってきました。 時には、自分がコントロールできない予定外のことで時間を割かなくてはならないこともあります。私はその頻度が比較的