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校正者向けおすすめ

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校正者の方向けに書いた記事をまとめています。
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記事一覧

白黒ハッキリつけないと気が済まなくて完璧主義だから校正の仕事が向いていると思っていた話

私は完璧主義だ。白黒ハッキリつけないと気が済まない。 加えて「100にできないならそもそもやらない」という性格をあわせ持つ。 なかなか生きづらい性格をしているという自覚があり、実際苦労していたのだが、「校正」という仕事を知ったとき自分にピッタリだと思った。 「校正って、ことばや文章の誤りを見つけ出して修正して、誤りのない完璧な原稿に仕上げることでしょ?楽しそう!」 なんて思っていたのである。 「ことばや文章に○×をつけていく仕事」とさえ思っていた。 そう、私はもの

「敷居が高い」という意味が変化している言葉から考えてみた

「敷居が高い」 意味が変化している言葉として、あまりにも有名である。年代によって意味の捉え方が異なるのも興味深い。 これは、平成20年度の調査結果なので、参考程度にしていただけたら。とはいえ、本来の意味とは異なる意味が広まっている、代表的な例である。 心理的負担を表す表現上記のグラフにあるように「敷居が高い」には、 相手に不義理などをしてしまい、行きにくい 高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい という意味で使われている。 この2つの意味から、「敷居が高い」

Web校正ってどういう仕事?

「Web記事を校正する人」がいます。けれども、あまり知られていません。 そもそも「そんな仕事があるの?」「校正って何?」という人も少なくないように感じています。 そこで、今回はWeb・紙媒体を問わず校正し、Web校正者向けコミュニティ「校正部」を運営する私が、「Web校正とはどういう仕事なのか」「紙媒体の校正との違いは何か」について書いてみようと思います。 校正とは校正とは、文章の誤りを見つけ、それを正すことです。 何を校正するかで作業内容は大きく変わってきますが、メ

校正の“根っこ”を考えてみた

Web校正と紙媒体の校正。違いはあるものの、根っこは同じだと思っています。 今回はその点について、大西寿男さんのインタビュー記事や著書『校正のこころ 増補改訂第二版 積極的受け身のすすめ』をもとに書いていきます。 ▼Web校正と紙媒体の校正の違いについて書いた記事はこちら たんなる“間違い探し”ではない校正「校正って間違い探しみたい」 私が校正の勉強を本格的に始める前は、そう思っていました。 でも、今は違います。 校正者は、スキルや経験を必要とする技術職だと思って

校正者が心に刻んでおきたい言葉たち~講談社の校閲部に伝わる「校閲十訓」

以前見かけた言葉をふと思い出したので、「残しておきたい」という気持ちもこめて紹介します。 Twitterで紹介されていた、講談社の校閲部に古くから伝わる「校閲十訓」です。 この校閲十訓の内容は、校正者にとって常に意識しておきたいことばかりです。そして、どんな仕事であっても心に留めておきたいと思えるような言葉が並んでいるのではないでしょうか。 今回は、この中から私が気になった3つをピックアップして紹介します。 ーーー ※私は「校正」と「校閲」は同義のものだととらえていま

「校正」という仕事を「校正」という仕事を選んだ人の観点で書いてみた

校正という仕事を選ぶ人は、物静かなように見えて、内に情熱を秘めている人が多いような気がする。 校正者や校正を仕事にしたい人と話していて、ふっとそれが見えるととてもうれしい。「わぁ、この人のこと好きだわ」となる。 校正という仕事を選んだ人たちと話した機会はあまり多くないけれど、共通して何か“芯”を持っているように思う。 校正という仕事を選ぶ人の傾向から、校正という仕事を見てみることにする。 少し不思議な仕事校正者はものすごく悩む。言葉や文章に対して、あーでもないこーでも

【弁護士監修】フリーランス校正者専用の業務委託契約書ひな形(テンプレ)をつくりました

「納品後、クライアントと連絡が取れなくなった」 「報酬は変わらないのに、当初はなかった仕事を追加された」 そのような話を聞いたことはないでしょうか。 校正者なら「自分の見落としが原因でトラブルに発展したら、責任を負わなくてはいけないのかな」と不安に思っている方がいるかもしれません。 そのような不安を解消してくれるのが、契約書です。 そこで、契約の締結に役立つ校正者専用の業務委託契約書ひな形(テンプレート)を、弁護士とともに作成しました。 「契約書ってクライアント側か