「ぷち!つけらっとゲームス展in五戸」報告会
今回は2024年8月31日(土)ごのへユースセンターで開催した「ゲーム開発ウラオモテ ぷち!つけらっとゲームス展 in 五戸」について書きたいと思います。
参考までに開催前の記事は以下にあります!
会場は「ごのへユースセンター」
まずは会場となった「ごのへユースセンター」についてお話しましょう。
簡単に説明しますと、青森県五戸町の街中にあり、10代の子どもたちが学校でもなく、家でもない、もうひとつ居場所として活用を期待されている施設となります。
五戸町にあった五戸高校は2021年度から閉校となりました。五戸町で生まれ五戸町で育った若者が五戸町を盛り上げていく、というのが理想ではありますが、高校生という青春時代に町外で過ごす人ばかりになるのも少々寂しいものです。
そういった若者たちに故郷での思い出を持ってもらうのも大事でしょう。
家でひとりで勉強したり遊ぶより、仲間がいた方が思い出になるでしょう。
個人では難しいこともそれなりに人がいれば、やりたいことにも挑戦できます。そういった場が今回の会場となりました。
※弊サークルの展示会計画が持ち上がった後で、旧五戸高校の跡地に野辺地西高校を移転し令和9年4月に開校するという報道もあったので町から若者が出ていくだけでは無いと思います。今後どうなるか気になりますね!
一方で、ユースセンターにも課題がありまして、2021年度つまり2022年3月に五戸高校が閉校したことで高校生の利用が少ないこともあり、2024年度で事業費の支援が終わるという報道もあります。
これには大きな影響を受けることが予想されますよね…
では、弊サークル「つけらっとゲームス」ではどんな想いで活動をしているのかというと、前回の展示会でもそうだったのですが、
ゲーム制作の過程を公開することで、将来ゲーム開発者やクリエーターを目指す子どもたちの刺激になれば嬉しいですね。まぁ、ゲームを作ろうと思わなくてもいいんです。何かの刺激になって貰えれば!
青森でクリエイティブなことしてる人たちがいるよ~というのが子どもたちに伝わるだけでも意味はあると思っていますし、展示会がきっかけで何かやりたいと思っている子たちの背中を押すお手伝いをしたいと思っているのです。欲を言えば既に創作活動している人と交流できる場にもしたいかも!
ごのへユースセンターと、考えていることの親和性はあるなっ!
というわけで「ぷち!つけらっとゲームス展 in 五戸」が8月頭から動き始めたのです。
ちなみに前回の展示会の記事はこちらです!
大急ぎで準備
前回の展示会もバタバタ準備だった記憶があるんですけど、今回は規模を縮小したものの、それでも一ヶ月も無い準備期間だったので大忙しでした。
たまたま作りかけの「つけらっと防衛軍」があったので、これを展示会の目玉にしようと考えたものの、メンバーそれぞれ別の仕事や用事がありまして、みんなで話し合う機会もあまりなく、個々がやれそうなことを進めるという状況でした。
世間的には夏休み(お盆休み)となる8月ですが色々ありました。どこにも出掛けてないし、まともにオリンピックも観戦していません。忙しい時って何故か次々と避けられないような新しい用事がねじ込まれてくるんですよね。この現象に名前をつけたいところです…
また、前回の会場は弊サークルが拠点としている弘前市内だったのもあり、事前に時間を頂いてお客様のいない会場内で展示計画を練り、前日から設営できるのも安心ポイントでした。
今回は、事前に1度、会場の広さを確認したものの、
自動車で3時間半かけて移動し当日の午前中に設営。イベント終了後に撤収作業、当日中に弘前帰還という過密スケジュールでして、メンバー全員と展示物を載せての移動に終始緊張していたのを思い出します。
当日の様子!
では、当日の設営後の会場をお見せしますね!
ユースセンター外観はこんな感じになりました。
めごろ(ネコ)たわら(ネズミ)が誘客を頑張ってくれました!
プロジェクターを利用して試遊台の「つけらっと防衛軍」を壁に映しています。プレイヤーと会場が一体化。ハイスコアを競い合いました!
こちらが試遊スペースとなります。
「つけらっと防衛軍」「しちならべ」「スライドパズル」が遊べます。
「つけらっと防衛軍」はキーボードでもゲームパッドでもプレイ可能!
写真の左手には物販スペースです。
缶バッジ、ポストカード、シールが並んでいます。
PCの隣に立っているA6サイズのアクリルスタンドには、それぞれのゲームの「あそびかた」を入れておきました。こんな感じです!
ゲームが動き出すとこんな感じです。
お借りしたPCの画面アスペクト比を事前に調べていなかったため、フルスクリーンだと多少表示が崩れるトラブルがあったり…わたしのミスです。
ごめんなさい!
今回は縮小する予定でしたがアビスアンドダークも展示。
街での背景、モンスターの一覧ですね。
前回はダンジョンを描画するデータと実際の画面を見比べて貰う展示もしていたのですが、今回は貼りだすスペースの関係で設計書と同様にA4サイズの印刷物となってしまいました。
こちらが各ゲームの企画書、仕様書、設計書、開発時のメモです。
手前には各メンバーの作品集が並んでいます。
以前の展示会ではパネル化したものもファイルにまとめています。
開発時のメモの中身の一部を公開しますとこんな感じ!
以下は「つけらっと防衛軍」のクリアファイルに収録したものの一部です。
苦労した点、反省点は?
前回より規模を縮小したこと、天候が悪かったこともあり来場者数は16人と少なくなったものの、怪我人、病人もなく、大きなトラブルもなく無事に展示会を終えたので良かったと思います。
第一の感想は「よく当日までに間に合わせたな~!」です。
前回の展示会で使用したものを流用しながらではありましたが、当日にあわせ「つけらっと防衛軍」を公開できた点は非常に良かったと思います。
そのほかの試遊可能なゲーム「しちならべ」「スライドパズル」も、元々は教材用でWindowsスタンドアロン版だったものをWebGL版にしています。
マルチプラットフォームに強いUnityではありますが、やはりプラットフォーム別に問題点がでるのは当然、どちらのゲームにも調整を施しています。
ゲームの技術的な部分以外でもチラシの発注、プレスリリースの作成、展示品の調整といった作業もあり、時間のない状況下で、よく間に合わせたと思います。
また、活動している本拠地である弘前から離れた場所での開催だったこともあり、メンバーの移動で精いっぱい。普段使っている開発機材の輸送が困難だったためPCをお借りできたのも助かりました。
この場をお借りして関係者の皆様にはお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
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