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3泊4日韓国ひとり旅|美容とアートを満喫するリフレッシュ旅行記(3)

はじめに

二日目の韓国ひとり旅は、江原道の原州にある美術館「ミュージアムSAN」を訪れました。美術館での芸術鑑賞を楽しむだけでなく、途中で立ち寄った清凉里駅(청량리역)でのグルメ体験もあり、非常に充実した一日となりました。この記事では、その詳細なスケジュールを振り返ります。

ミュージアムSANへの移動

ホテルから清凉里駅(청량리역)までの移動
朝、東横イン東大門Ⅰで朝食を済ませた後、ホテルの裏手にあるバス停から清凉里駅(청량리역)までバスで向かいました。移動中は、美術館でどの作品を鑑賞するか情報収集しながら、どんな出会いが待っているのかワクワクしていました。

KTXで原州駅(원주역)へ
清凉里駅(청량리역)を9:55に発車したKTXに乗り、11:00に原州駅(원주역)に到着しました。ミュージアムSANは、ソウルから少し離れた静かな場所にあります。KTXの車内は快適で、景色を楽しみながらの移動はリラックスできました。途中、清凉里駅(청량리역)で購入したホミルホドゥ(호밀호두)のくるみ饅頭をおやつとして楽しみ、優しい甘さが心地よかったです。

一時間ほどの旅。約620円で地方に行ける韓国の交通費の安さよ

ホミルホドゥ(호밀호두)のくるみ饅頭

ホミルホドゥ(호밀호두)の概要と人気の理由
清凉里駅(청량리역)で購入したホミルホドゥ(호밀호두)のくるみ饅頭は、イ・ミョンバク大統領が太鼓判を押し、アシアナ航空の機内食としても採用された国が認めるスイーツです。以前は仁寺洞にも店舗があったそうですが、現在は清凉里駅(청량리역)でその美味しさを楽しむことができます。韓国の餡子は甘さ控えめで、私の好みにぴったりでした。美術館での鑑賞中に一息つきたい時、ホミルホドゥ(호밀호두)のくるみ饅頭のほんのりとした甘さが疲れた体に優しく、リフレッシュできました。

美味しかったくるみ饅頭。ピントがどこにも合っていない

ミュージアムSANの概要とアクセス

ミュージアムSANの基本情報
ミュージアムSANは、日本を代表する建築家、安藤忠雄によって設計された美術館で、自然と調和した独特の建築スタイルが特徴です。標高275メートルの山頂に位置し、その名は「山(SAN)」を意味するだけでなく、空間(Space)、芸術(Art)、自然(Nature)の3つの要素を組み合わせた造語でもあります。韓国ドラマ『mine』をはじめ、財閥の家として多くの作品のロケ地にもなっているため、ドラマファンにも馴染み深い場所です。

美術館へのアクセス方法とルート
原州駅(원주역)からミュージアムSANへは、バスやタクシーでアクセスできます。オークバレーが提供する無料バスや、5000ウォンで利用できる循環バスがあり、観光地を効率的に回れますが、バスの本数は限られているため事前に調べることをお勧めします。観光案内所では日本語での説明も受けられるので、初めての方でも安心です。

私は時間をあまり考えずに出発したため、タクシーを利用しました。タクシーに乗る際には、念のためナンバープレートの写真を撮っておきました。女一人旅では用心するに越したことはありません。KIAの車に乗ると、ウインカーを出すと曲がる側のカメラ映像がモニターに映し出されるというハイテク装備に驚きました。おかげで快適かつリーズナブルに美術館まで辿り着くことができ、運転手のイキサンニムに感謝です。

美術館の展示内容と見どころ

瞑想券、ジェームズ・タレル券を含めたチケットは大人40,000ウォン。

瞑想館での体験
2023年7月にオープンした瞑想館も、ミュージアムSANの特別なスポットの一つです。瞑想館は、日常の喧騒から離れ、自分自身と向き合うための空間として設計されています。私が訪れた際には、日本人は私一人で、説明もすべて韓国語でしたが、その穏やかでメロディアスな話し方が心地よく、まるで詩の朗読を聞いているかのような気分になりました。瞑想中にいつの間にか眠ってしまい、目覚めたときのスッキリ感は今でも忘れられません。

ジェームズ・タレル館とその魅力
ミュージアムSANのもう一つの見どころは、ジェームズ・タレル館です。光のアーティストであるジェームズ・タレルの作品は、光と空間を巧みに使った錯覚を生み出すことで知られています。この特別な空間では、空と光を眺めながら瞑想と思索の時間を楽しむことができます。

ジェームズ・タレル館では、チームごとに学芸員が付き、韓国語での説明をしてくれました。私が外国人だと気づくと、英語でも補足してくれました。途中で私が日本人だとわかると、「この作家の作品は直島にもあります」と教えてくれ、「見たことがあります!金沢の21世紀美術館でも見ました」と答えると、学芸員の方も喜んでくれました。海外で自分の経験を話す機会があるとは思わなかったので、ここまで来て本当に良かったと感じました。

作品は撮影禁止なので、お手洗いに貼ってあった作品の写真。。。

その他の展示内容とおすすめの見どころ
ミュージアムSANでは、現代アートを中心に展示が行われており、自然光をふんだんに取り入れた展示スペースが作品を一層引き立てます。特に印象的だったのは、彫刻庭園に展示された大型彫刻作品。自然に溶け込むように配置され、鑑賞者に静かな感動を与えます。

撮影OKな作品が多いにもうれしい
美術館そのものが素晴らしい。
打ちっぱなしのコンクリートと積まれた石の対比よ
古墳を模した9つの石山が連なるストーンガーデン。
ヘンリー・ムーアの作品は箱根の彫刻の森美術館にもある

帰りの移動

帰りは循環バスで駅まで移動しました。NAVERマップで調べたところ、西原州駅(서원주역)へ向かう方が電車の時間にちょうど良かったので、そちらを選びました。バスに乗る際、運転手さんに降りる停留所を尋ねられ、周りの乗客も「もうすぐ着くよ!」と教えてくれました。観光客が多いエリアなので親切に対応してくれるのだと感動しました。17:33発の電車で西原州駅(서원주역)を出発し、18:18に清凉里駅(청량리역)に到着しました。バスでホテルへ戻る途中、清凉里伝統市場が見えました。この市場は、最終日に訪れる予定なので、お楽しみに!日が沈む頃の風景を眺めながら、旅の終わりを感じつつも、充実した一日に満足感を抱きました。

循環バスのバス停は赤い看板が目印

夕食:コンドゥレの混ぜご飯 at 清凉里駅(청량리역)ロッテ百貨店フードコート

コンドゥレの概要と原州の名物
清凉里駅(청량리역)に戻り、ロッテ百貨店のフードコートで夕食をとりました。そこで偶然見つけたのが「コンドゥレ」という山菜の混ぜご飯です。これは原州の名物ですが、美術館からは離れていたため食べ損ねていた一品でした。

フードコートでの食事体験と喜びの瞬間
フードコートでコンドゥレを見つけたときは、本当に嬉しかったです。山菜の風味がご飯と絶妙にマッチし、シンプルながらも味わい深い一品でした。釜で出てくるご飯を器に移し、空になった釜にお湯を注いで作るヌルンジ(おこげスープ)は、味は控えめですがホッとできる味わいです。原州で諦めたコンドゥレを偶然にも食べられた喜びを噛みしめながら、ゆっくりと食事を楽しみました(大袈裟なんだけど本当の話)。

食べかけみたいな味噌汁は韓国ではよく見る
ヌルンジの味は別にない。香ばしさだけがある

一日の締めくくりと三日目の予告

二日目は、美術館での芸術鑑賞や、地元の名物グルメを堪能できたこともあり、非常に充実した一日となりました。特にミュージアムSANでの体験は、心に深く刻まれるものでした。静かな瞑想館でのリラックスした時間や、ジェームズ・タレル館での学芸員との交流は、旅のハイライトとなりました。

いかがでしたでしょうか?二日目の旅の様子を通じて、韓国のスイーツや、アートと自然が調和するミュージアムSANの素晴らしさを感じていただけたら嬉しいです。

三日目は、美容クリニックでのケアやショッピングを楽しむ予定です。さらに韓国ならではのグルメも堪能する予定なので、お楽しみに!

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