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姫路リベンジ

夕飯時など時間を見つけては、YouTubeで能楽関連の動画を観ながら、色々な情報や知識を習得しております。
宝生流に関連する方でしょうか、秘蔵物っぽい内容を公開してくださったりして、ま、時に、あ、これやっぱ見せちゃいかんわって感じでしょうか、削除されていたりとか、SNS上での様々な動きを静観しております。
装束着替えの裏側というのを観ましたが、暑いですね~、重いですね~、時間がかかるんだな〜。

狂言もよく見始めました、
演目「呼び声」とか観てみ、
面白いぞ!!!!!!!

謡曲史跡保存会なるものを知りました。
行けば当たり前のようにあるものだという軽い認識で見てきた駒札、
見方が変わりました。

職場の方と初めて二人で飲みに行きました、少し遅れて到着した自分、連れの方はテーブルで先にビールを片手に本を読んでいましたが、落語に関するものでした。へぇ~~って感じで、落語好きなんだと聞いて、実は自分は能楽が好きなんですよと開示しました、へぇ~~って返されました・・・。

能楽・・・わからない・・ほぼほぼ大概そう言われます。

心理相談をしていた頃、相手をわかってあげようとするという姿勢を学び実践してきたところがありました。わかってあげるというのは言葉にするのがむずいですが、イーブン「=」なところっていいますか、あなたはあなたわたしはわたしの場所をきちんと保つという感じ、例えば知らない単語だったり後でわからなかったところを調べたりして補足・補完したりして、仮説を立てて理解を行うみたいな。

そんな中こうして、いつしか能を追う生活をし出して気付くことは、余計なものを削ぎ落すことや、言葉の間を大切にしたりとか、日々の生活の中でのそういった何というか物理的にも逆説的なことを改めて意識することによる内側からのリニューアル作業、何というか「直し」てるとでもいうのか…、

書いていてさらによくわからんくなってきたのでやめときます。

まだまだ知らないことばかりということです。

私事などうでもいい前置きから話を変え、

壮観

来ちゃった姫路、
リベンジ姫路です。
以前、ひねポンが拗ねポンと化して以来です。

演目は「経政」と狂言「太刀奪」と「三輪」です。

前回の薪能(雨天屋内)の演目が「羽衣」と「小鍛冶」でした、思うに小鍛冶は内容をよく探ると、また動画などで観てもですが、展開が弾んでる分、面白みがあり、鉄輪に次いで「いかなる状態であれ観れる」演目と化したように思う。何も知らないところからここに至る、こうやって沼に入っていくんだね。

見映え最強

協賛席を購入し、あぁ遠慮せんとズケズケと前列行っとけばな~と思いましたが、ただどこに座ったとて何とも夕刻の美しいこと、ただ時間が経つことに感動するなんて久方ぶり。

経政では客席も落ち着かず、カメラ爺さんが張り切ってシャッター押す姿に気紛れしたが、狂言で仕切りなおし、火入れが行われて、きちんと場内禁止事項のルールインフォメーションしてくださったおかげで、三輪では写真撮ったり横着するお客さんもなく、しっかり能時間に溶け込んでいった…夜が更けるほどに肌寒くなってきますが、何でしょうこの感じ、何かがあたたかい、そのあたたかさでこの寒さが気にならない、不思議である。

シテさんの声がいい、すごくハマってるように聞こえる、薪の火のゆらゆら感、集中力がマシマシで、あっ、もしやこれ、ゾーンに入ったか、この感じが幽玄?そしてなま大倉源次郎さん(本読んだり映像見て勉強させてもらっとります)の鼓の音を聴き、全体として大人な演奏感がしました(勝手にそう思いました)。

終盤はさすがに寒いと感じるくらいの夜の温度でした、が、薪の炎が見えてるからでしょうか、心身に暖かいものが伝わってきます、動くと寒いですが動かなければ寒くない、何かの境地でしょうか。

夜も壮観

演者さん達が幕裏に戻られる、拍手が所々から鳴り出す、
お〜っと!!!
名残惜しい、名残惜しいと地謡が始まる、そして終演。

超絶壮観 この写真超自己満

こういうの身近で観られる環境いいなぁ~~。

今回は読みどころもない感想文ということで、
また次回。


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